銀河ぐらますガイド 造型分室

元プロモデラー・もこもこフジタの、やっつけ模型ブログ

すごくどうでもいい話なんですけど、すごくずっと気になっていることがありまして

最近、情景模型のことを
ジオラマ
って呼ぶのが普通になっていますよね

俺ら子供の頃は、情景模型は
ジオラマ
って呼んでたんですよ

ところが、どうも、これがニュアンス的にというか、語感的に「だせえじゃん?」「英語わかんねえ日本人みてぇじゃん?」みたいな風潮が出来てきて、いつしか
ディオラマ
って呼ぶのが、ポピュラーになってたんですよね
俺らが現役でライターやってた頃は、たぶん、みんなディオラマって書いてたと思います。

ここで、俺の脳みその時間は止まっているんですよね
だから、最近、いつのまにか、また
ジオラマ
のほうがポピュラーになっている、というのが、結構不思議な感じがします。

ダイオラマだろう?!
ってこだわる人もいますが、さすがにコレは一度も普及しなかった気がします。

もうひとつ気になるのは、昔は、鉄道模型の情景は
レイアウト
と呼んで、決して
ジオラマ
とは呼びませんでした、あえて呼ばないことで、区別していたところがあります
それが、いつのまにか、鉄道模型も最近は
ジオラマ
と呼ぶようですね?

俺は全然鉄ちゃんじゃないので、電車の実物のことは、ほとんど分かってなかったんですが、まあC62とD51の区別ぐらいはつく、程度のレベルですが、鉄道模型のメカニックというのが好きで、中学生の頃までは、畳一畳ぶんのレイアウト作ってたりしたぐらいです。


まあ、ホントにどうでもいい話なんですけど、なんかすごく気に掛かるんですよね。
インターネット時代は、要するに単語というのは
検索ワード
になりますから、言葉というものはとても重要である
それで気になる、ひっかかる部分が大きいんだと思いますけども。

いったい、いつ頃から、またジオラマって呼ぶようになったのか、気になります。

我々、生粋のモデラーは、元々、模型を改造したり、きちんと作って、塗装をしたり、というプロセスを楽しんでいたことから、プロになっちゃったわけですから、模型というのは、ちゃんとユーザーが作るもの、という思いというか
一種、意固地な考えがあります
頭硬いです

なので、バンダイのガンプラ、特にMGシリーズが、どんどん進化していって、ハメ込んでいくだけで、ほとんど出来ちゃう、みたいなノリには、あまり、好感を持たないことが多いわけです
あれは組み立てるオモチャであって、プラモデルではない
という悪口は、よく聞きますが、それが、思いを集約した言葉でしょう。

プラモというのは、本来は作る人の作品であると思うのですが、ガンプラは、もはや、どう作っても、バンダイの作品でしかないんですよね
完成されすぎていて、ユーザー本来の余地が限られる。
バンダイの作品を作らされている
という意味では、あれは、我々が子供の頃に楽しんだ、プラモデル本来の楽しみではないと思いますし、プラモデルではない、という指摘も正しいと思います

俺自身が、そういう感覚を持っていたので、これまで、あまりMGシリーズは好きではなかったんですが、近年、だんだんと、その思いが変わってきました。

子供が幼くて、日々の生活があると、どうしても、模型を作る時間というのは、ないんですよね
ある程度子供が大きくなったり、妻とふれ合う時間が少なければ、そのぶん、模型も作れる時間が捻出できるんでしょうが、なかなか、現段階ではそれもままならない

でも、作りたいという欲求だけはあるとなると、簡単に、それらしく形になるもの、というのが、結構ありがたくなってくるんですね
MGのコンセプトは、元々は、模型が上手でなくてもそれらしくなる、ってことだと思うんですが、上手下手関係なく、
時間がないけど欲求だけある
っていう人には、結構、うってつけだと思うようになってきました

我が家に、1/100MGガンダムのVer2が眠っているんですが、このキットも、なかなか複雑なキットで、ちゃんと作ると終わりそうにないなぁ、コレ、と、なんとなくそれをいじりまわしているうちに、そんな風に思うようになってきたんですが
よし、つや消しだけ吹いて素組みでウエザリングだけ入れて、塗らずに仕上げてやろう、と思ったら、既に一部パテ埋めされてて部分がグレーグレーしてたので、無理でした(笑)

まあ、とにかく、そんなわけで、最近は、MGの存在意義をすごく感じます
以前触れた、バンダイのスターウォーズシリーズも、同じ意味で良いと思いますが、タイファイターのパネル一体成形はやりすぎです(笑)

ただまあ、やっぱり、世間で数少ないお店にいくと
プラモ・イコール・ガンプラ
みたいな傾向になっちゃってるのは、あまり嬉しくは思えませんけどね。

余談ですが
「ガンダムビルド・ファイターズ」で、パーツを組み合わせて改造する、という自由な発想の楽しみ方を提示しているのは、良いことだとは思うんですが、あれは、現実に照らして考えると、まず宣伝番組色が強すぎてアレだし、提示されてることは、ガンプラの『レゴ』ですよね
パズル、積み木、なんでもいいと思うんですが、組み合わせであって、自作、改造ではない。
ガンプラは、プラが普通のプラじゃないですから、実際にMGなんかを劇中のように改造するのは不可能に近いため、結局、パーツ組み合わせレベルの遊びが現実的になっちゃう
そして、劇中で作られたものが、またキットとして発売される
ベアッガイさんなんてのは、本来、アッガイをベースにユーザーが改造して作るからこそ、番組が提示する「みんなで作る楽しみを」という発想の意味があるわけですけれど、結局、キットとして出ちゃうから、別に自分で作らなくても済むことになっちゃう
あれじゃ、なんだか、しょうがないと思うんですけどね。
余談でした。


ま、とはいえ、完全プライベートモードだと、俺は基本的には『映画と特撮の人』なので、アニメ物は、めったに作らないから、そういう風に思っても、ガンプラは買わないんですけどね(笑)
MGもそんな風に作ってみたいなぁ、とは思うんですけど、購入優先度からいくと、まだまだ欲しいものがたくさんあるので、MGシリーズはずっと下のほうで、なかなか、買うまでに行き着きませんなぁ。


▼これは大失敗作なので、あえて単独の記事にしませんが、この記事のついでに載せときます
2006-03-22-029
▲十数年の模型ブランク後に、はじめて触ったMGシリーズで作ったガンキャノン。
別にガンキャノンというアイテムがどうこう、という趣味はなく、単にブランク後のリハビリに、改造し甲斐のありそうな素材だったから選択しただけです。
格好悪いのが気に入らず、徹底的なまでに、プロポーションを改修した。
が、ブランクがあるので、MGの特性というものをまるっきり知らずに、普通のプラモのつもりでスミ 入れやウォッシングしたら、表面が見事にバキバキに割れてしまったという、とても痛い過去を持つのです。
表面塗装がボロっぽいのは、バキバキに割れたところを必死で修復したためです。

2006-03-22-008
2006-03-22-007
2006-03-22-006
2006-03-22-005
2006-03-22-004
▲腕や足、ふくらはぎやももは、安彦作画特有の柔らかい曲線を出すべく、全てパテ盛りや削り込みで改造
こういうところが、前述の限界の部分をよく表してもいると思いますが、要するに、MGというのは、インナーフレームに外装をはめていく形式になっているから、いくら外装を改造しても、形状がインナーフレームの制約から逃れられない。極論すれば、インナーより細い脚とか腕とかは出来ないわけです。
もし、本当に改造しようとすれば、インナー自体を改造するしかありませんが、そうなると、ものすごく大変だし、そもそも、インナーはABSみたいな樹脂なので、簡単にいじれないようになっているんですよね~

2006-03-22-00
▲足の形状、すね、ふくらはぎ、腕、指、顔、全てプロポーションを改造した(塗装までは)入魂の作・・・だったが、塗装で全部バキバキ割れて台無しに(笑) かなりヘコんだ(笑)

本家ブログのほうに一度掲載しているのですが、模型専門でブログを作り直したので、ぼちぼちと、昔の写真を再収録していきます

第一弾は
フジミ 1/700 海底軍艦 轟天号
です

2006-02-10-001

なんでコレが一発目かというと、モデラー復帰一発目に作った作品だからです

話が分からないと思いますので、説明すると、俺は、若い頃から、ずーっと模型雑誌『ホビージャパン』のライターや、商品模型の原型を作ってきたのですが、あるとき、PC関係の仕事に転職を決意した
そのとき、ハンパにやると、たぶん失敗する、と思ったので
とにかくばっさりと模型と縁を切ったのです

家にある道具から材料から何から、全部捨てて、何も無くなった状態にして、模型業界も一切見ないようにしました
まあ、プロモデラー野本憲一氏とは交友がありましたので、それなりに業界の話は聞くこともありましたが、その状態で10数年いて、本当に、全く模型のモの字もなかったんですね

で、まあ、プライベートで色々あって、模型に復帰しようかなぁ、と思って、全ての道具を買い直して、最初に作ったのがコレなんです
そんな状態ですから
たぶん、色とかまともに塗れないぐらい、ひどいだろうなぁ
と思って
きっと、ぐちゃくちゃのげとげとのでろ~んになるに違いない
と思っていたのですが、ってどうにも表現力がありませんが、とにかく要するに
えらい惨状になるだろう
と想像してたんですが
案外、体が覚えていることは、抜けないものですね
十数年一度も作ってなかった割には、案外、普通にできまして、ちょっと感動しました
久しぶりなので、ちょっとアレなデキですが、十数年ぶりに作った割には、案外、まともだと思います

2006-02-10-004
2006-02-10-003
これが出るまで、プラモデルの海底軍艦は、オオタキの似ても似つかないアレしかなかったんで、東宝特撮好きにとっては、涙が出たキットです、素晴らしい
発売当時は、アルミ削り出しのドリルがついてるバージョンもありましたね確か。

それにしても、このキットは名作だと思います。
フジミは、他にも特撮や映画のキットをたくさん出してくれているありがたい会社ですが、ぶっちゃけ、製品のデキにバラつきが目立つと思いますね
「エアーウルフ」なんかは、すごい良かったんですが、「ポリススピナー」や「マッドマックス」は、結構やっつけっぽい感じで、すごいあっさり感が強いですねぇ、ウルトラシリーズの「ポインター」や「ハイドランジャー」「マグマライザー」もそんな感じです
全体に、悪くはないのですが、キットを買う層を考えれば、もうちょっと凝ってもいいんじゃないか、と思わせるものが多いと思います
なんていうか、マニアが見たときに
うひょ~!
ってなるような、マニアックさが欠けてるんですよね


最近発売された、バンダイのスターウォーズシリーズが、どうせバンダイのキットだから、オモチャみたいなんだろう、と思ったら、びっくりするほどマニアックで緻密で、良い意味で、
期待を裏切ってくれたデキ
だったので、アレを見たあとでは、余計そう思います

まあでも、考えようによっちゃあ、バンダイのSWキットは千円台後半から2千円台と、そう高くはないですが、すごいパーツ数で小さい、ということを考えると、同じぐらいの値段で、1/24の車とか、かなり大きなキットを出してくれているフジミは、ある意味では、ユーザーに優しいとも言えます。
いくら大人でも、毎度マニアックな6千円1万円ってキットばっかりだと、買うのしんどいですからね


この轟天も、凝っているわけではないですが、しかし、すんごい緻密です
1/700とスケールが小さいですから、全長は20センチぐらいです
砲なんか、ホントに折れそうなぐらい細い線だけど、ちゃんと緻密に出来てるし、透明パーツまで使われている(プロップだと一部が透明なのです)

このキットには、ドックのディオラマキットもありまして、アレがまた良いですね。
ディテールは結構省略されてますのでアレですが、手を入れ甲斐があります
この完成品は、だんだんボロボロになってきたので、改造してディオラマにしようとしましたが、失敗したので、捨てまして、また、新しいキットを買いました
轟天が個人的に大好きだというのもあるし、あんまり雰囲気が良いもので、このキットは3つ買ってますね
いずれ、ドックを作るつもりです

そんなわけで、記念すべき第一回記事です。

模型というか、造型関係のブログだけ、別にしてみることにしました。

別に造型物が多いわけではない、というか、むしろ少ないんですがね(笑)

元々、「銀河ぐらますガイド」というブログをやってまして(本家と称する)、映画評と、日々のどーでもいい話を書くために作ったものなので、そこに、ちらちらと、模型の話が挟まるのが、どうにも分かりにくいというか、散漫な感じがして、嫌だったんですね

あまりに支離滅裂というか、統一感がないので、あまり、そういうのが好きじゃない、模型なら模型だけ、という風にしたいタチなんですね、性格が。
なので、あえて分けてみました。

模型だけにすると、密度が薄すぎるというか、要するに、記事の数が少なくなりすぎることになるのが目に見えてるんで、そこは、果たして、本家から分離していいのかどうか、悩んだところなんですが。

模型買うだけは買っているので、そーいうのを、こまめに写真撮って載せれば、それなりにページが埋まるとは思うんですが、そこまでマメなタチじゃないので、面倒くさくて、なかなか、そういうこともやらない。
正直、写真撮ってブログにのっけるのって、すごい面倒臭いと思うんですよ、俺は。
みなさん、よくやってられると思いますね、素直に感心します。

日々のいろんなことに追われて、なかなか、模型なんか作ってる暇もないので、全然、更新されないと思うんですけども、まあ、長い目で見れば、そこそこ記録として残ればいいかと。

2014年に家を建てまして、それまでは、部屋が狭かったので、模型を作る机と、日々の他の作業をする机が同じで、模型を作っていても、毎日、片付けないといけなかったんですね
それが面倒で、作る気が起きなかったというのもあるんです
なので、新居では、まず「模型の製作ができる環境」という前提を置いて、自分で部屋を設計しましたので、それなりに、環境も整いました
そんなわけなので、ぼちぼち、本格的に作りたいとは思うのですが、果たしてどうなることやら。

しばらくは、本家のブログの記事を再収録したものが続くと思いますが、まあ、生ぬるい目で見守って頂ければと思います。

このページのトップヘ