銀河ぐらますガイド 造型分室

元プロモデラー・もこもこフジタの、やっつけ模型ブログ

2015年12月

またどうでもいい徒然なんですけど、ちょっと前回の話で思い出したことなんで、おつきあいください。

仕事じゃなく、純粋に趣味で模型を作るっていうのは、つまるところ
自己満足のため
じゃないですか
最初に断りしておきますが、コレは批判的な話とかそういうのじゃ全然ないので、誤解しないようにしてくださいね

模型作ってて、これだけディテールアップしました、とか、これだけ手を入れました、っていうのは、結局、なんでやるかっていうと、自己満足のためですよね
外国人は、チャレンジに対して
自己達成
という言葉をよく言いますが、これは「俺はこれだけ出来るんだ」「俺はここまでできる」っていう達成を証明するためであって、つまるところ自己満足に至るわけですよ

その「自己満足」が悪いとかそういう批判ではなく、逆に肯定的な話です。

模型を作る上で、絶対に必要なのが、その自己満足感なんですよね
あえて、誰も誉めてくれないのに、わざわざ、やたら七面倒くさい改造をする、なんでそんなしんどいことすんねん? といえば、その作業へのインセンティブ、原動力がどこにあるかっていうと、自己満足にあるわけです

今、「誰も誉めてくれない」と書きましたけれど、自己満足、っていうのは、完全に閉じた自分だけの世界なので、やはり自分一人だけの閉じた世界に閉じこもって作っていると、誰も見てくれないし誰も誉めてくれない、そういう世界に次第にしんどさを感じる人もいるわけです
そこで「賞賛」というものや、あるいはその逆の「こきおろし」や「他人の作品への羨望」などが、大きな原動力になってきたりもするわけです。
そうなると「他者に見せたい」「他者の賞賛が欲しい」という欲求が出てくるのは、自然なことですから、たとえばネットの模型サイトに投稿したり、サークルで模型を作って見せ合うとかいうのも、模型を作る上での原動力としてはとても大事なわけです
「こきおろし」や「他人の作品への羨望」というのは、たとえば悪く言われれば凹む人もいますけれど、「なにくそ、次はもっとスゴイものを作ってやる」とか、「アイツはスゴイから、あれを越える作品を作ってやる」「あんな作品が作りたい」なんてファイトを燃やす人もいるわけですから、やはり原動力になりうるわけです。

で、いったい何を言ってるのかというと、昔は、気軽に他人に作品を見せて賞賛してもらうことは出来なかったけれど、インターネット時代になって、素人でも手軽にそれが可能になった。
ネットで模型を公開できるようになったことは、趣味の模型にとっては、とても大きな進歩、とてもありがたいインセンティブをもたらしたということもあるんですけど、別に、この話題では、そこを賞賛したいわけではないのです(笑)、なんだ?w

言いたいことは、元々、私はその種の自己満足傾向が非常に弱い、ということなんですよ
これが、仕事で模型を作っていたときでも、結構悩みの種だったんです。
弱いというか、弱くなったと言い換えてもいいですが、たぶん中学高校ぐらいまでは、結構あったと思うんですが、年々弱まってきたんですよね
仕事であれば、その弱い部分を埋めるのが、仕事という事実そのものなんですよね
「これは仕事だから、ちゃんとやんなきゃいけない、きちんとやんないといけない」、そういう考えが原動力になるわけです。
ところが、それが趣味になると、仕事のようなインセンティブはありませんから、完全に自己満足の世界になってくる
そうなると、自己満足感が薄い性質が、かなり欠点として効いてきます。

もっかのところ、私の模型の悩みは、この部分なんですよね
なんとなく、漠然と「作りたい」という欲求はあるけれど、「そこまでする?」というほどの原動力が生まれない
「作りたい」に行動がついてこない
さりとて、一応は元プロですから、「このぐらいはやっとかないと駄目だろう」的な無駄なプライドというか・・・プライドでもないんですけど、線引きとでもいうか・・・・なまじ一度は仕事として長年経験したもんですから、もう、当たり前に
最低限、このぐらいはやっとかないと駄目だろう
みたいなのが無意識レベルからして根付いているせいで無駄な線引きが生まれてしまって、完全に自由に手抜きもできない感じになってしまう
本当は趣味なんだから、小学生の工作レベルでも誰も糾弾しないわけですから、別にそれでも構わないはずなんですけれど、それができない
けれども、徹底的に作り込むというほどの原動力もない

一度仕事を経験していて、一度、大きなブランクを開けたうえで、趣味の世界に戻ってくると、適当な着地点とでもいうか、落としどころとでもいうか、そのあたりが、自分の中で、いまだにはっきりしないんですよ

まー、純粋に感覚的な話をしてるんで、他の人には何を言ってるのか分からないかもしれませんけど、まあ、ロートルモデラーの愚痴ですかな、今年からスキーも「シニア割」だしね、ふがふが(笑)

最近、いくつか模型を作っていて、ふっと思うことがあるんです。

ずっとちまちまいじってるAMTのムーンベース・アルファなどは、特に思うんですが、こういう古いキットだとか、デキの悪いキットだと、パーツが歪んでたり、ダルかったり、打ち出しピンの跡がものすごい残ってたりすることがあります。
たとえば、1ミリぐらいの幅の棒状の凸モールドの表面に打ち出しピンの穴があると
ここ、削り落としてプラ板貼り直したほうが早いよなぁ
と思うわけですよ

ディテールが甘いとか、間違ってるとか、そういう修正はまた別の話なんですけど、元のパーツの形をそのまま作り直す、という類の修正ですね

そんな風に
修正するなら、作り直した方が綺麗だし、早い
という部分が多々あったりするのですが、あえて、仕上がりが悪くなりそうなややこしい箇所でも、パテで埋めてみたりして、削るのに苦労したりします。

要するに、プラモの部品をなるべくそのまま生かそうとするわけなんです。
ムーンベースでも、基地の建物同士を繋ぐチューブが大量にあるんですが、これがもう、まんま2ミリプラ棒サイズの角棒なんですよ
で、結局は、あまりの面倒さに挫折して、最後は2ミリプラ棒で代用しましたけれど、最初は、付属のパーツを使おうとしてました。
その付属のパーツっていうのが、もう、表面にずらりと打ち出しピンの跡が並んでいて、すごい直すの面倒なんですけど、あえて、パテで全部埋めてましたもの。
最後に挫折したのは、細い棒パーツなんで全部がぐねぐねに歪んでまして、ピン跡はともかく、歪みの修正があまりにしんどかったんで、諦めたという次第ですが、とにかく一度は、すごい修正が面倒なのに、あえて元の部品をまんま使おうと試みてます。

なぜか、そういうことをする。
なんで、よく、そういうことを思うのかっていうのが自分でも疑問で、つらつら考えてみると、結局
プラモを作ることが楽しいから
なんですよ
要するに、趣味だからなんです。

パーツやディテールの自作っていうのも、むろん、趣味は趣味です。
ただ、その手の「手直し」は、ある程度まで行きすぎるとフルスクラッチビルドと変わらなくなることですよね
どこからどこまでフルスクラッチか、セミスクラッチか、というのは境界線はありませんが、とにかく、そうなってくるともう「プラモデルの組み立てを純粋に楽しむ」というのとは、違う意味合いになってきます。
趣味としての、種類が違う、とでも言うか。

うーん、うまく言えないというか、個人的な感覚の問題なので、伝わらないかもしれませんけど、私個人の中での捉え方、感覚的な部分が違うんです。

たとえ、ほんの少しでも、パーツの自作的な部分を増やすと、そうしたニュアンスを感じるので、なるべくパーツを生かそうとしているのだなぁ、と分かったわけなんです

もし、お仕事だったら、スッパリ作り直したほうが綺麗になるし、手間も省けるから絶対にそうするんですよ
だけど、趣味だと、手間かかっても、なるべくはプラモの部品を生かそうと考えます
さすがに修正ではどうしようもない場合は自作しますけどね

なるべく元のキットの味というものを残そうとでもいうか、プラモはプラモとして作ろう、と思っちゃうんですな
要するに、同じプラモデル作りでも、スタンス次第で作り方が変わってくるっていうことで、これは面白いなぁ、とちょっと思います。
まあ、あくまでも、私個人の感覚の話ですけど、こういうのは、一度は仕事で造型をさんざんやった後だからこそ、思うことなのかもしれないなぁ、とは思いますね
仕事でも、プラモを作る仕事と、フルスクラッチの仕事は、感覚が別なんですよね
なんで別かっていうと、プラモはいくら手を入れたとしても、そのプラモをベースに考えるわけで厳然とした元の形がある、そのキット、というのは、要するに「メーカーの作品」なわけで、あくまでも、メーカーの作品ありきで、それを生かして良いものを作ることを考える。
スクラッチはゼロから自分の感覚で形を作り出していくわけですから、ディテールうんぬんなんてことより、まず根本として形状第一、形状命みたいなところで自分だけのセンスで考えるから、全然作るときの感覚が違うんですよ
そういう区分けの感覚みたいなのが深層心理に深く根付いているから、このへんの「スタンス次第で作り方が変わってくる」現象が明確に出てくるのかなぁ、と思います。

だからなんだ、っていうわけでもないんですけど、なんとなく興味深いな、とちょっと思った次第です。

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さて、モナーク社製、怪獣ゴルゴの完結編です

これまで述べてきたように、このキット、相当にぞんざいで、パーツが足りなかったり、プラが流れてなかったところがあるので、修復に苦労しましたが、なんとかかんとか、完成までこぎつけました。

前回、パーツが足りないビルの側面を複製するところまで書きましたが、それらをなんとか組み合わせ、ビルを作ってやります。


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▲ベースの瓦礫は、かなり良い味を出しているのですが、破壊されたビルの内側は、1パーツで積み重なった瓦礫パーツがある以外は、壁面などはフラットなので、少しだけテキトーにプラ棒やカケラで瓦礫や鉄骨、フロアらしきものを加えてみました。

今回は、ベースの雰囲気がとても良いので、なるべくそのまま生かす方向で、最低限適当に手を入れた感じです。

一応、コレ、実物のある建物なのですが、あんまり実物の色は気にせず、好き放題に塗りました。
劇中でも夜景ですから、全然、本物の建物とは違う色に見えますし。
ビルはイエロー系、地面はグレー系です。
今回はなるべく「渋め」を目指して、暗い色でビルや地面を塗り分けで塗装してあります。

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▲ベースの塗装。まずイエロー系で全体を塗装。

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▲地面にグレー、各部にシャドウを吹いてやりました。この後、何度か濃淡の違う色で重ね塗り。

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▲スミ入れして、ドライブラシして仕上げです。時計板は別パーツになってるので、塗装後に貼ってます。地面が一部黄色っぽいのは、ゴルゴの足が乗って隠れる部分なのでちゃんと塗らなくていいからです。

さて、本体の塗装です
ゴルゴの体表ですが、基本緑で、腹部や腕脚の裏などがダークイエローみたいな色なんですが、あまりはっきりしません。
劇中でもずいぶん場面によって色が違って見えます。
ライティングや現存するフィルムの色調のせいもあるんでしょうけど、まず、破壊シーンの粉塵のせいで、やたら着ぐるみが汚れている場面もあるので、そのせいもあるのでしょう。
調べてもはっきりしませんが、着ぐるみが何体あったのかも不明ですので、複数あって色調が違うのかしれませんし、撮影中に補修で塗り直されてるのかもしれません。
あと、子供ゴルゴと大人ゴルゴはそっくりの外観ですが、微妙に形状が違うようで、違う着ぐるみっぽいですので、そこらへんで大人と子供の色も混同してしまいます。
まあ、そんなわけで、あまり気にしても仕方ないんで、イメージで塗りました。
どうもHD版のフィルムを見ても、口の中は赤くないように見えるんですけど、イメージで赤くしました。
本体は暗い緑系の塗料3段階ぐらいで濃淡をつけて、腹部などにダークイエローを吹きました。

こちらも、色は渋めを目指しました。
デジカメでオート撮影だと、うちのデジカメはどうも明るくなりすぎる癖があるんですけど、実物は写真よりも、もっと遙かに暗い感じです。

あとは、表皮にドライブラシをかけて、スミ入れしまくりです。
最近
ウォッシングするとブチ割れるバンダイのキット
ばっかり作ってたので、ちょっと
スミ入れ大好きな俺としてはフラストレーションが溜まっており
ついつい、これでもか!! とばかりに楽しくウォッシングしちゃいました(笑)


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▲単色で全体を塗装した段階

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▲ブラシで陰影をつけ、腹部などにイエロー吹き。口や爪を塗ったところ。

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▲ウォッシング、ドライブラシを加えたところ。爪のつけねや歯の付け根なども、エナメルで汚しを入れています。この後、ツヤを整えるためにつや消しスプレーを吹きました。

基本的にゴルゴの体表は、凹凸モールドが激しいです
かなり潰れているところがあったので、全体に掘り直したこともあり、きっちり凹部にウォッシングして、凸部に明るめの色を載せると、かなりメリハリが効いて、非常に存在感があって良い感じになります。

ゴルゴちゃんの目玉ですが
徹夜3日目のマンガ家の目玉よりも充血してます
てか
真っ赤です
しかも
ご丁寧に光ってます
なんていうか、英語にも同じ表現があるのか知りませんけど
怒りに燃える目を具体的にしてみました!!
って子供みたいな発想が笑えるんですが、とにかくアレです、目玉が真っ赤で光ってるって妙です、どっちかっていうと宇宙生物です、怪獣じゃないです。
なわけで、前に書いたように、目玉は削り込んで穴をあけ、透明ランナーから削り出した目をハメ込みました。
内部にLED仕込んでおきましたが、あとで気づいたのは、LED赤く塗り忘れた、と。
まあ、最初から赤色LED使っとけばよかったんですけど、手元になかったもんで。

土台には、100円ショップで買ってきたフォトフレームを使ってます。
その上にベニヤを貼り付けて、ニスで塗装。
電池ボックスも100円ショップのクリスマスLEDのやつです、組み込んだりするの面倒だったんで、そのままベースに貼付ました(笑)
せっかくだから、これまた100円ショップで買ってきたアルミのミニ懐中電灯を、適当な角度に切断してフレームの左右に接着し、スポットライトみたいにして照明してやりました。
ベースのビルの内側に来る部分は、裏側に赤く塗ったLEDを仕込んであります。
点灯すると、崩れ落ちた瓦礫が火事でくすぶっているようなイメージになります。


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▲ベースの左右にはスポットライトをつけてみた。

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▲かつてのオーロラを彷彿とさせる、素敵なベース。実にいい感じ。ビルの内側だけ、ちょっと手を加えた。

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▲ぶさいくゴルゴ、劇中通り、無意味に手がでかく、胴体の前後の厚みがなく、実にいい感じにぶさいくなのですw ただ、イメージ的にはそっくりなんだけど、実際に着ぐるみと比べて見るとあんまり似てないような気がします、着ぐるみはもっとくびれがなくてずんどうな感じです。だいたい、このプラモの形だったら人間入らないだろう特に足首あたりw

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▲背中だけ見ると、完全に某恐竜ですなコレ。

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▲うまくピントが合わないけど、瓦礫の裏にもLEDを仕込んであります。光ると瓦礫が火災でくすぶってる感じを出したくて。

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▲ライトを点灯して暗闇で見ると、こう。劇中より恐いですよコレw ここは是非とも、伊福部昭のゴジラのテーマを頭に浮かべてくださいw


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▲ちなみにこちら側の耳が、パーツがなくてエポパテから作り出したものです。

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▲せっかくなんでモノクロ化してみました。うーん、さすがイギリス版ゴジラの異名を持つだけのことはあります、ゴジラっぽいです。こう見ると、時計塔は崩れた国会議事堂のてっぺんに見えますね。きっと初代ゴジラのフィルムの市街地とかと合成すると面白いんだろうな、と思ったんですけど、面倒でそこまでやる気が起きませんでした(笑)

てなわけで、修復箇所がメチャ多くて、最初に想像したより、遙かに大変な作業になってしまったキットですが、なんとか完成しました。
キットが
ものすごいぞんざい
な割には、割といい感じになったと思います。

久しぶりに、本当に久しぶりに怪獣を作りました
なにせ、模型誌「ホビージャパン」のライターだった頃以来、作ってませんので、20年ぶりぐらいだと思いますが、久しぶりに作ると、やっぱり怪獣はいいですね
メカより、こっちの方が性に合っているというか、楽しく作れます

こいつを作ったせいで、怪獣プラモ熱が沸いてしまい、昔のバンダイの怪獣キットを色々買いあさってしまったので、そのうちまた製作日記を書くことになるでしょう・・・か?
バンダイのメカゴジラ欲しいなぁ、メカゴジラのキット欲しいなぁ、とか思って気づいたんですが
よく思い出してみてたら俺、ボークスでメカゴジラのキットの原型作ってた(笑)
探せば家にあるはずだw

ところで最近、気になるのが、うちのデジカメはどうも写真が良くないことです
以前はこんなに悪くなかったと思うんですが、オート撮影で撮ると、どうも実物とだいぶん違う色味になったり、明暗がおかしかったり。
いくら作っても完成品の写真が悪いと悲しいですから、なんとかしたいな、と最近よく思います。
撮影技術を上げたいですね
とはいえ、一眼レフも持ってるけど、面倒だから使わないだけの人なので、こんなこと言ってもやらないんでしょうけどね(笑)


追記:まことに残念なお知らせ。
本キットをリリースしていたモナークは、2016年初頭をもって、活動を停止したようです。
こういうマニアックなキットを出すメーカーは貴重なだけに残念ですが、そのマニアックさがアダになったんでしょうかね、個人的には「あまりにぞんざいな検品」も信用をなくす要因だったんじゃないかとは思うんですが(笑)
今後はモナークの製品は「幻のキット」になるのでしょうか、まだ欲しくて入手してないキットもあるし、どこかが金型を引き取って再版してくれると良いのですが。
いくつか他にもモナークのキットを持っていますので、そのうち製作記事を書きたいですね。

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