銀河ぐらますガイド 造型分室

元プロモデラー・もこもこフジタの、やっつけ模型ブログ

2017年03月

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▲毎度お馴染み合成写真から。屋外で空バックに撮影したんだけどね、うちのベランダから撮影すると、どこ向いても電線とか入ってしまうんだよね。最初は電線だけレタッチで消そうかと思ったんだけど、いっそ空ごと合成したほうが楽だったので、結局背景だけ抜いて、空の画像と合成してみた。かっけ~ぜ!スパイディ(スパイダーマンの愛称)


メビウスモデルから発売されている、1/8スケールのスパイダーマンです。

ずいぶん前から手をつけていて、ちょくちょく磨いてはいたんですが、ようやく完成しました。


発売時期は比較的新しいのですが、映画の模型化ではなく、コミック、それも昔のコミックを模型化したものです。
というか、スパイダーマン自身はほとんどスタイルが変化してないので、いつのコミックでも同じようなもんですが、同時に発売されている「グリーン・ゴブリン」が昔の三角帽子かぶった悪魔みたいなアレなデザインですんで、それと同じ時代のコミックがベースということになります。

キットに「スパイダーセンス」という名前がついているように、これはスパイダーセンスのキットです。
スパイダーセンスは、映画では、はっきりと登場しませんが、スパイダーマンが蜘蛛の能力で危機を察知する超能力のようなものです。
映画でも出てきたように、基本、スパイダーマンが待機?してるときはこのポーズなので、一種のスパイダーマンのキメポーズですね。

アチラには、ビルの屋上によくある彫像の台座が付属してます。

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▲キットのメーカー作例はこんなん。ポーズがキマってる。シンプルでいい感じ。

余談ですが、この台座はグリーン・ゴブリンと共通で、右向き、左向きどちらにでも組めるようになっており、双方を左右に向けて組み合わせて配置できるようになっています。

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▲組み合わせるとこうなる。なんつーか、ゴブリン、まさに「小鬼」だよねコレ。妖精さんかと思っちゃうよ、サム・ライミ版の映画のイメージがあると、笑っちゃうギャップだね。


メビウスさんはこういうの好きですね、クラシックテレビシリーズのバットマンのキットでも、各キャラクターの台座が組み合わさるようになっています。
バットマンも欲しいんですが、手を出すとキリがなくなりそうなので(バットマン、ロビン、ペンギン、キャットウーマン、リドラーがある)、保留してます。
メビウスさん、好きっつーか、一個買ったら、他も欲しくなるような仕掛けなんだろうね、この商売上手め(笑)


私は、それほどスパイダーマンに思い入れはないです。
アメコミヒーロの中では、それほど好きなキャラではないんですけど、このシリーズは「模型として、なにか面白い」ので買いました。
グリーン・ゴブリンも作りがいがありそうだったので買ってあるから、そのうち作りたいと思います。

以前から「こんな出来のいいフィギュアがごろごろしてる時代に、わざわざ苦労してプラモを組み立てるのは、なんでなんだ」というような話をちょくちょく書いてますが、この
模型として面白い
という理由で買ってしまうというのは、フィギュアには無い、プラモならでわの楽しみなんじゃないかと思います。 

我々の子供の時代は、こういう「大きなフィギュアのプラモ」ってのは、オーロラのキットだけではなく、1/6の兵士のキットとかもあって、結構アコガレの対象だったので、 こういうのを見ると、今でも欲しくなっちゃうんですよね。

すごくシンプルなんだけど、情景模型として、すごくうまくまとまってると思います。

こういう素晴らしいセンスは、国産の模型には無いセンスのなので、作るのがすごく苦労するのが分かっていても、ついつい毎度毎度海外製キットを買ってしまう要因になってます。


さて、キットの内容は、すんごいシンプルです。
胴体、腕、手、脚それぞれ二分割+顔で、パーツはそれだけです(笑)
巨大なビルの彫像のベースが付属しており、はっきり言って、どっちが主役か分からないぐらいの存在感ですな(笑)
このベースをあわせても、パーツ数21個です。

海外キットなので、結構なお値段がしますから、箱をあけた瞬間、ちょっと絶望的な感じになりますよ、でっかいパーツがゴロゴロ入ってるだけ、これでン千円かよ! と(笑)


さて、キットの出来ですが、プロポーションやポーズのキマり具合は実に素晴らしい!
なかなか、かっけーです!!
ですが、おそらく原型を分割して型どりしていて、パーツの分割部分がかなりぞんざいです。
一応、黒いラインに沿って分割されてるという気遣いは見られますが、なんていうのかな
刃の分厚いノコで切って、ノコの厚み分、修正せずに、そのまんまパーツにした
みたいなカンジです(笑)

パーツ間のスキマがあきまくるので、結局、一度全部スキマを埋めてしまい、後からラインを掘り直すハメになります。
編目の黒いラインの溝も結構ガタガタですよ、キャストキットでいまいちミゾ彫りがシリコン型に気泡入っててうまく抜けてないような状態を想像してもらうと正解です。
表面も処理がいいかげんでデコボコしてるところが多いので、ま、ほぼ、キャストキットを作っているような感覚で、全面に磨きを入れないといけません。

ベースがね、またでっかいんで、スキマ埋めるだけで大変なんですよ。

冒頭で「ちょくちょく磨いていた」と書いたのは、そういうわけで、スキマを埋めて、表面処理を綺麗にするだけで結構な時間がかかったんですね、ほとんどの作業時間は、そこに費やされてます。

毎度書いてますが、バンダイのSWキットを作ったりしていると、こういう海外のキットが作ってる途中で嫌んなっちゃいますね(笑)
前回のタイインターセプターで「苦労するキットばっかり作ってるとストレス溜まるので、たまに楽なキット作りたくなる」みたいなことを書きましたが、実はその要因のひとつになってたのがコレでした(笑)


あと、スパイダーマンのコスチューム、継ぎ目がないものですから、塗装後にパーツを接着するわけにいきません。
先にパーツを全部貼り合わせてから、スキマを消すことになります。

つまり、モデラーなら一目でおわかりのように、ポーズはいいんですが
めっちゃマスキングしにくい塗装しにくいポーズ!!!
なんですよねコレ(笑)
 

塗装は、本来は昔のコミックなので明るくケバいのが正解でしょうが、最近のサム・ライミ版の映画や「アメージング・シリーズ」の暗めのイメージで、割と渋めにしてみました。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」や単独映画の「ホームカミング」では、結構、明るめの色に戻ってますけどね。
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▲すんごいマスキングしにくいポーズ(笑) まずシャドウ吹きをしてから、赤と青を吹いた。

でもさ、これ、昔のスパイダーマンだから網目模様が溝なんだけどさ(ライミ版映画などでは凸)、結構豪快にミゾ入ってるけど、溝が0.3mmの深さだとしても、1/8だったら、実物だと2.4センチじゃん(笑)
2.4センチの溝があるコスチュームって、ものすごい分厚いよね、ってかもう肌にミゾ掘ってあるよね(笑)

 
本体以上に存在感のあるベースは、せっかくなので気合いを入れてみました。 
塗装には、実験的にアサヒペンのストーン調スプレーというヤツを使ってみました。
この塗料は、要するに塗料の中に砂のような粒子が入っているのですね。
吹くと表面がザラザラになり、石のような感じになります、まあ本来、こういう彫像は石の削り出しですから、ザラザラなわけないんですがイメージです。

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▲アサヒペンのストーン調スプレーをネットで見かけたので、試しに購入してみた。ただ吹いただけだとこの状態。表面がザラついたカンジになる。

塗料そのままでは、単色ですんごいのっぺりしてますので、めいっぱい、ブラウンで ウォッシングを施してやり、汚れを描き加え、ドライブラシで仕上げ、メリハリをつけてやりました。
割といい感じに仕上がったと思います。
あ、そうそう、ベースの黒い部分は黒サフェーサーそのまんまです。

ぶっちゃけ
本体より、ベース塗ってるほうが楽しかったです(笑)

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▲ウォッシングしてメリハリをつけ、ドライブラシで凹凸を浮きたたせて、雨汚れを描き加えてやった。


まあグリーンゴブリンも同じベースなので、この作業をもう一度やると思うと、さすがに嫌になってきますけども。
2つ並べるとなると、同じように仕上げないと、統一が取れないよね。
あとで、「ベースだけ2つ同時に作っておけばよかった」と後悔しました(笑)


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▲本当は、以前作った「キャプテン・アメリカ」と共通カラーにしようかと思ったんだけど、キャプテン・アメリカのときに作った塗料が少ししか残ってなかったので断念。

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▲びーるの~、たにまのくらや~みに~♪ どうしてもこの歌が脳裏に浮かんでとまらなくなる人はジジイです(笑)





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▲まずはいつもの「やっつけ合成画像」からどうぞ(笑)


ちゃらちゃっちゃっちゃ~♪


(キューピー3分間クッキングの音楽を脳裏に浮かべてください)

はい、今週もやってきました、お気楽3分間、もとい、三日間モデリングのコーナーですw

今週は、バンダイから発売されている「スターウォーズ」シリーズの「タイインターセプター」を、ちゃちゃっ、とやっつけ仕上げしたいと思います。


というわけで、このところ、AMTのスキマだらけでデカール割れまくるキットとか、MPCのムーンベースとか、他にも作りかけの海外キットを何個も平行していじっていて
素組みするだけでも一苦労!
というキットばかりをいじり続けた結果、脳みそが

ちっとは楽な模型作りてぇよこんちくしょう!!

みたいなカンジになってしまったので、息抜きでタイインターセプターを3日モデリングで作ってみました。 

ま、暇なときに作ってるから3日かかりましたけど、みっちり作れば1日だと思います。

確かタイファイターを作ったときに「ベイダー専用機はいつ出来るのでしょうか」と書いた気がしますが、なぜかベイダー専用機をほっぽらかして、インターセプターに浮気ですw
いやまあ、ベイダーも作ってんですけどね、ちょっと面倒なところがあって、ちまちま進めてます、何が面倒かはいずれ分かります。


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▲毎度お馴染みやっつけモデリング。タイシリーズは基本がほぼグレー一色なので、素組みして汚しを入れるだけで、かなりそれっぽくなるのがありがたい。上のハッチは・・・説明書見ないでうろ覚えで塗ったら、塗り分けが間違ってました(笑)

さて、いつもの談話ですw

私は、中学生のときに劇場で「スターウォーズ」を見ました。
以前から私のブログを見ている人はご存じのとおり、私は、実はあまり「スターウォーズ」には感激しなかった人間で、当時「なんかビンボウ臭いな」という感想だったのですが、メカだけは割と好きでした。
でも、そのときも、タイファイターは格好悪いなぁ、という感想を持っていて、当時MPCから出ていたプラモデルも買わなかったんですよね(この前、当時のMPCのX-WINGを掲載しましたので、アレを見ればタイファイターも出来が想像つくと思います、つるんつるんですw)。

高校生になって3作目にタイインターセプターが出てきたときは、はじめて「ああ、これはかっけーな」と思いましたね。
というわけで、タイファイターシリーズでは、一番好きな機体、というか、これだけが好きです。
もっとも、この機体、単なるバリエーション以上のものではなく、さしてこれといった特徴もなく、映画ではほとんど目立って活躍してませんので、ザコキャラ以外の何物でもないですけどね。

まあ、我々の世代としましては、タイファイターのベーダー専用機はMPCから大きなキットが出てましたけど、タイインターセプターは出来の悪いスナップキットしか出てなかったんで、そういう意味で
待望のキット化
ではあります。

この調子で早くB-WINGをキット化してくれんかなぁw

できれば巨大キットで<無理(笑)

何度か書いてますが、私はB-WINGが一番好きな機体なので。

ところで、書いてる最中に初めて気づいたんですけど、バンダイさん、ここまでキット化しているのにタイ・ボマーをキット化してないよな、よく考えたら。



バンダイの「タイ」シリーズは、コクピット周りが各機体共通のランナーのようで余るパーツとかがあるんですが、どうも組んでみた感想では、タイファイターよりも微妙に合わせ目あたりのエッジなんかがシャープになってる気がしました、組む前に比較したわけじゃないんで、あくまでも感じただけなんですが、気のせいかなぁ?
たぶんコンピューターのデータは同じなんだろうけど、金型はそれぞれに作られてるんじゃないかと思うので、そのへんで違いが出ているのかも??


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▲いかにも戦闘機っぽいフォルムが格好いい。

基本、プロップも共通モールドから複製されてるんだと思いますが、インターセプターが出るのは3作目ですので、低予算の1作目と、金のかかってる3作目では、おそらく造形も新規にいじられた部分が多く、ビミョウに変わっているでしょうし、そのへんの変化もちゃんと取り入れられてるようです。

映画の劇中を見ても感じますが、1作目よりも、3作目のタイファイターは色がブルーがかっているように見え、明らかに塗装が違うように見えます。
最も、映画3作目は、当時の水準としては限界までフィルムを重ねている(合成を多重に繰り返している)ので、どこまでがフィルムの質感や合成による変化なのかは分からないんですが、調べた限りでは、プロップもブルーっぽい塗装のように見えますね。
実際、プロップを参考にしている最近のMPCの塗装済みキットは、すんごい青みがかってますね。

なので、少し、成形色とは違うイメージなんですが、塗装するとお気軽モデリングコンセプトに反しますので、そのまま素組みします。

さて、肝心のプラモですが、なんせ組めばそのまま完璧な形になるバンダイさん、お気軽モデリングで、そのままパカパカと組みます。
一応、ボディは前後で合わせ目が出ますので、そこだけヤスリがけして、つるつるにしてやります。
なんかホームセンターで磨き仕上げ用のビニール板みたいなものを見つけたので、それを使ってみました。

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▲この機体は、こーいうアングルが似合う気がする。他のタイはボディにレーザーがついているが、こいつは、太陽光パネル?の先端にレーザー砲がついている。

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▲ちなみに、この先端についているレーザー砲は、タミヤのキットを作ったことがある人ならお馴染みの見慣れたパーツそのまんまである(笑) まあタイは本体にシャーマンのサスペンションとかタミヤのパーツの塊ですしw

あと、一部の濃いグレーのパーツなどだけ、筆塗りで塗装してあります。
なーんも考えずにコクピットの窓フレームのとこを塗装して、あとでよく見たら、インターセプターは黒い窓枠だったんですね、別にパーツが付属していて、塗装したのは不要部品でした(笑)

 以前にタイファイターを作っているので、並べたときに違和感がないように統一する意味で、同じ作り方をしました。
基本的にラッカー塗料の黒でスミ入れし、パステルやウエザリングパウダーで汚しを入れていく、最後にクリアスプレーでコートする、というやり方です。
タイファイターのとき、単色すぎてメリハリに欠けたので、 ブラウンでも汚しを入れてみました。

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▲タイファイターと違い、コクピットのフレームが黒い。メインレーザー砲が翼?側になっているため、ボディについている砲の部分も形も違う。

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 ▲今回のキットで良かったのが、台座に、このように背後から支持できるパーツが付属するようになったこと。むろん従来のように機体下に差し込むこともできる。しかし、これを見た後だと、他のキットもこうして欲しいと思ってしまう。

相変わらず、組みやすくて簡単なキットですね。
もっとも、あまりに完成度が高すぎて、誰が作っても同じようになってしまう、という意味では 
あんまり面白く無いプラモデルである
ということは言えると思います。 贅沢な言い分ですが。


 

最近、模型に復帰したとはいえ、あんまり暇もないので模型情報を見ている余裕もなく、雑誌も買ってないので、情報にうといんですけど、そのせいか、たまーに情報を見ると

えー! こんなものが! ほ、欲しい!!

っていうのが、結構まとめて同時期に出ていたりして困りますな。

何が困るって、
プラモ高いんだよこんちくしょう(笑)

最近は、マックスファクトリーから、とうとう「パシフィック・リム」のプラモが出てしまいましたね。
レビューを読む限り、内部構造的なところが、あまり評判が良くないのと、国産でスケールが小さい割に7千円以上するので、ちょっと買うのを躊躇してます。

その躊躇の理由が、他にも物入りだから、ですが、なんとまぁ、とうとう
メビウスモデルから、ビッグスケールのプロテウス号が出た!!!
からです。
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えっと知らない人にはアレです、映画「ミクロの決死圏」に登場する潜水艇です。

いやもう、私、映画自体は普通に好きなぐらいで特に熱狂的なファンではないんですが、このプロテウス号はメチャクチャ好きで。
30年ぐらい、プロテウスの模型はどこかから出ないかなぁ、出てないなら、デキのいいトイでもいいや、などと、ずーっと待ち望んでいたんで、待望のキット化
・・・なんすが、よりにもよってメビウス、よりにもよって1/32

・・・・でけえよ!!!

プロテウスのサイズからしたら、全長40センチオーバーのキットですよ。

もちろん、お値段も凄いですよ、最低でも1万3千円以上はします、貧乏人にはえらい出費です。

いやね、海外のキット、最近こういうの多いんですけどね、スタジオプロップスケール的なヤツ。
それは嬉しいのは分かるんですけども、あくまでもアメリカさんの家庭事情向けですからね、日本の家屋にあってないですからね。

1メートルぐらいあるシービュー号とか、90センチぐらいあるエンターブライズ A型とか、70センチぐらいあるNX-01 エンタープライズとか、40センチぐらいあるフライングサブとか、また40センチぐらいあるマーティアンズ・ウォーマシンとか、50センチぐらいあるイーグルトランスポーターとか、キット状態で持ってますけど
こんなもん全部作ったら完璧に置くとこねえやん!!!

と、アメちゃん特有の家庭事情を憎んでいたら
日本のほうが、もっと、とち狂ってた!!(笑)

フジミから、ようやくウルトラホーク2号のプラモが発売になりました!
リアルタイプのプラモは初(バンダイのミニサイズを除く)の快挙ですよ、やたー!

スケールが1/72・・・・

ん? (つд⊂)ゴシゴシ

見間違い??

1/72・・・

Σ(゜Д゜;エーッ!

1/72って・・・90センチオーバーじゃん!!

いや、百歩譲って、これがホーク1号なら、まだ分かりますよ。

なんで2号がこんなでかい!!

それほど人気ないだろう?

2号にこんなビッグスケールが必要か???
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私はあんまり特撮メカを熱狂的に好きなほうではないんですが、「成田亨氏のデザインしたもの」だけは
芸術品で彫刻として素晴らしいので別格
だと敬愛しているんで、2号も欲しいですけど、正直
こんなでかいのは要りません、サイズ半分でいいです(T.T)

まあ、買っちゃうんだけども。

このチョイスは全然意図が分かりません。

しかも形状がシンプルだから、でっかいパーツがごろごろ入っているだけ。
これで最低実売価格8千円台・・・たけえ・・・

せめて、このスケールだったら「コクピット完全再現」とかすべきでしょう、モナカキットはひどすぎます。
展示ベースすら付属してないんですよ、ひどいでしょ。


これまで、こーいうプロップサイズの模型とは無縁だったメーカーでしょう、いったいどうしちゃったんすか、フジミさん!
ご乱心ですか
悪い意味でアオシマ化してきたんですか!!!

いったい、こんなばかでっかくて、高くてパーツ数の少ないキット、誰が好き好んで買うんだよ
・・・ああ、俺か

世の中には、私みたいなアホなやつがたくさんいるってことかw


プロップ的な意味合なら、確かラージプロップが1.2メートルぐらいだったと記憶してますので、そのサイズにしないと意味がないし、もうこれは単に
ずっと前に発売されているホーク3号が1/72だから
という理由以外は思い当たらないんですけど、別にそれって設定上のスケールだし、あわせる必要あるのかね?

ハセガワのホーク1号(※1)スケールでいいです(笑)

劇中では、スケールの違うプロップが仲良く並んで飛んでたりしたし、スケール感バラバラなんだから、無理にあわせる必要ないだろう、と思うんだけど。

せめてこのスケールなら、着陸ギミック(※2)ぐらい再現できるようにしてくれてもいいと思うんだけど、それもナシみたい。
どっかのトイには、ギミックついてたのにな
(追記:実物のキットを見てみたところ、着陸ギミックの選択は一切書かれてませんが、その部分でパーツが分割されており、支柱部分のほぞ穴も円柱形になってることから、キットのままで暗に着陸スタイルにできる配慮があるようです)

あっ、コレまさかアレかね、もしかして、今後、1/72のホーク1号、出すつもりかね????
(追記:さっきHP確認したら、ホーク1号も企画開発中って書いてありました)

てなわけで、2個買うだけで2万円以上・・・・えらいこってす。
今年は車検で金かかるのになぁ。

これ以上、高くて欲しいキットが出ないことを祈ります(笑)


(※1)余談だが、ハセガワがホーク1号を出したときは、「オリジナルスジボリ」が賛否両論だったけれど、最近、HDリマスターになって、ようやくアレの意味が理解されるようになったかと思う。ホーク1号の大型プロップには、実はパネルラインが入っているのだ。だが、鉛筆で書かれていて薄くて細いので昔の画質の悪い放送ではよく見えず、つるつるに見えた(合体シーンとかのアップではかろうじて見えました)。ハセガワのスジボリは、基本はそのプロップのラインに準じていて、実は勝手なオリジナルではないのである。

(※2)結局劇中では一度も使われていないが、2号のエンジンは黒いストライプのある中央部で2つに折れ、90度回って着陸脚になる初期設定があった。一部のプロップにもその機能がついている。通常、特撮番組のプロップで、この種の「作ったけど使わなかったギミック」は途中で潰されたり溶接されたりすることが多いが(ホーク1号の分離合体機能も途中で溶接されたらしい)、ホーク2号は最後まで残っていたようである。最近のHDリマスターだと一目瞭然だが、最終話「史上最大の侵略(前編)」の冒頭でダンが乗るホーク2号のエンジンは中央部でかなりズレていて、いびつな角度になっている上に可動部の棒も見える。
あと、余談なんだけど、リマスターで気づいたのは「ホーク1号の格納庫に材木が見える」こと(笑)

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