ものすごい久しぶりの、タミヤ 1/6 CB750FOURの制作記事、更新です。

えっとね、この記事、一度大幅に書き直して、保存する前にPCが落ちて、リカバリが効かなかったので、再び書き直すのが面倒くさくなってます、なので、説明が割とぞんざいかもしれません(笑)


さて、以前のブログで、タミヤのCB750は
自分が子供の頃のキットとは思えないぐらい、今見ても良く出来てる。
みたいなことを書いたんですけど
すんません、割とそうでもなかったです(笑)

いやまあ、充分良く出来てるとは思うんですが、その後、作り進めていくと、さすがに古すぎて辛い部分がたくさん出てきました。

モールドや全体の形状はまあいいんですが、金型のズレ、ゆがみ、スキマなどがひどい感じです。
ひどいところではパーティングラインで0.5ミリぐらい断層のようにズレが出てまして、精密な機械のキットでこのズレ具合は結構修正が辛いです。

タンクの裏側のパーツなんか、ミリ単位でスキマあきます、これじゃガソリンだだ漏れじゃん(笑)

エンジンの空冷フィンは、いくつかのパーツに分かれてるんですが、組み合わせると全然フィンの位置が合わない上に、分厚くて、明らかにフィンの断面が長方形じゃなく台形な感じなんすよ。

金型の都合上、断面が縦向けに台形で厚いのは、ある程度仕方ないと思いますが、合わないのは困るし、どういうわけか板の厚みが横方向にも台形だったりする。
暇を見ては削り込みつつ薄くして位置を合わせていったんですが、あまりに手間がかかるんで、正直
削り落として0.3ミリプラ板とか金属板で作り直したほうが楽だなぁ
と思ったんですけどね。

ここまで、すごく時間かけたので、その労力を無駄にするのがもったいなかったのと、なにやら、
プラモデルなので、最後までプラモのパーツのままで作ってやる!
みたいな、よくわからない妙に意固地な固執意識が働きまして(笑)  最後まで頑張ろうと思ってやってたんですけど、暇な時間を見つけてちまちま作ってると、それだけで一ヶ月かかったりしたのですね。

そのへんの労力で、「この先もこんな面倒なのか」と思ったら、力尽きてしまって放置していたんです(笑)

まあ、この「あえてプラモのパーツのまま作ろうとする意識」ってのは、前に雑談で書いた お仕事と趣味 という話、まさにその話なんですけどね。


とにかく、そんなわけで挫折してたんですが、とある事情があって・・・その事情とは、まず、以下を呼んでください。
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実は、模型誌「ホビージャパン」のライターをやってた頃、編集のIさん(後の編集長)が、やっぱり「ワイルド」のファンで
そのうち、ワイルドのバイク作りたいね、フィギュアも乗せたいね
なんて話を、ことあるごとにしていたんだけど、結局実現せずのままライターをやめてしまい、悔やまれることだったんだけど、今頃、ようやくリベンジマッチ
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これ、初回の記事に書いた話の引用です。

したら、驚いたことに、このブログに書かれている「編集のIさん」が、たまたまブログを見てメールをくれましてね。
最後にお会いしたのが、私が関東を引き上げる前日に、モデラー野本氏の家に遊びに行ったとき、たまたま打ち合わせで来てはったときだったので、かれこれ7年ぐらい前ですかね。
メールで昔話やCBの話題で盛り上がってしまい、再びやる気が出てきて、手をつけはじめた、というわけです。


関係ないけど、Iさんから、今の「ホビージャパン」の編集長って、私が現役の頃にいらっしゃった営業のKさんと聞いてびっくり。
編集は全員入れ替わってしまったけど、他の部門では古参の方がまだ残っていて部署異動で編集になってたりするんですね。
 


さて、このプロジェクト、目的はあくまでも
飛葉ちゃんのCB750を作る
ことで、実車のCB750を作ることではありません。

つまり、漫画のイメージを再現することが目的なわけで、漫画のイメージは必ずしも実車と同じではないわけです。

これは悪口ではないんですけど、実車を改造されて飛葉のバイクを作られている方がいらっっしゃって、ネットで写真が見られますが、Iさんと「あのバイクはなんか似てないよね」という話になって。
もちろん、実際に人が乗って車体を傾けて走るバイクですから、改造には限界があり漫画の通りにできるわけないのは当然なんです。
そこは分かるけど、あれを見たときに「実車のまんまでパーツをつけると、漫画のイメージとなんか違う」ということに気づいたわけです。
そこで、なるべく漫画のイメージに近づける処理をしてやろう、と。

ただまあ、模型に有利な部分もありまして、それは
望月先生、基本的にタミヤのプラモデルを参考に作画していた(アシスタントにもさせていた)ことで有名
です。
今と違って、当時はネットもない、本も少ない、洋書の入手も大変、簡単に資料が手に入らない時代ですので、精密なタミヤのプラモは貴重な資料でしたからね。
つまり、望月先生の漫画のメカ描写は、だいたいプラモのまんまなんです、プラモの間違いなんかもそのままトレースされてたりしますしね(笑)


さて、漫画で一番目立つのは、実車には無い、飛葉カスタム追加パーツは別として、形状の違うシートと、やはり「ガソリンタンク」です。
漫画はタンクが強調されて描かれているし、丸っこいイメージなんですよね。
実車のタンクは、実は丸く見えて、結構エッジが立っていて鋭角的です、明らかに漫画のイメージとは違うんです。

そこで、Iさんのアドバイスもあり、今回は
とても面倒くさい(笑)
タンク改造に着手しました。
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▲さあいじり倒すぞこのパーツ。前部のU字型の部分の奥に注目。めっちゃパーツにスキマ空いてるのが分かるだろう。まあ組み立てるとほとんど見えなくなる部分なので、あまり気にしなくていいが、元からこういうキットなのか、と思って説明書を見たら、ピッタリ合うように絵が書いてあった、うそつけ(笑) 側面と上面のつながりに、意外なほどはっきりしたエッジが立っていることが分かるだろう。この感じは漫画のイメージではないので、削り落として丸めてやる。

側面にはプラ板を貼って膨らませてやり、上面はポリパテで延長します。
久々に、がしがしと削り込み作業をやりました、こういうの、趣味の模型であんまりやってないので久しぶりな感触。

全体に、側面で1ミリほど、上部で3ミリほど大きくなってます。

同時にエッジをなるべく落としてやり、特に側面から見たとき、タンクの前部から後部にかけての丸みを強調するような感じで削り込みました。


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▲手をつける前に側面写真を撮り忘れたので、既に途中でスマン。縁取り部分をプラ板で盛り上げている状態。タンクのラインを改造する。
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▲側面はプラ板で厚くし、上面はポリパテで盛り上げる。だいたい形になったところ。元と比べるとボリュームが増していることが分かる。先端部あたりの上部ラインはイマイチなめらかでないが、あまり気にしなくていい。なぜなら通信機が付く予定だからである。


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▲通信機といえば作りかけのパーツ。なんでしょう? はい、答えは通信機のマイクとスピーカー。毎回、登場場面になると忽然と飛葉のバイクに現れ、使い終わるとまた消えるという謎の自動出現式通信機(笑)、出てくる度に形が全然違いますが、個人的にはエピソード「谷間のユリは鐘に散る」で北海(キャラ名)を邪険にしながら喋り続ける場面が一番印象に残っているので、その絵に準じてみた。同エピソードでは冒頭にも無線が出てくるけど、もう全然形が違う(笑) マイクは割と最初のエピソード「野生の七人」でも似た形。

top
▲どうもカメラが広角気味になってしまい、そのまま撮影しても手前のボリュームが大きく見えてしまうので、いまひとつキットの見本写真とパースが同じじゃないんだけど、並べてみたところ。明らかにタンクのボリューム感が増しているのは分かるだろう。


今回はこんなところで。

あ、それと今回のオマケ写真。
以前一度、本家のブログに載せてますが、私の秘蔵の
ドラマ版「ワイルド7」で草波を演じられた、川津祐介さんの直筆サインです。
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友人の家族が川津家族とお友達だったそうで、お願いして、書いてもらったものです。
頂いたのの20代の頃で、この当時は、ビデオも出てないLDも出てないケーブルテレビや衛星放送なんかポピュラーじゃない時なので、ドラマ版はいわば、ほとんど幻の作品となってましたので、貴重感もひとしおです(直後にLD-BOXが出て買いましたけど)。
さすがに古いドラマ、それも子供向けドラマの役名を書いてもらうのは失礼だと若者(ばかものと読む)心にも思ったので、「川津さんのサインください」とだけお願いしたんですけど、友人のお母さんが私がワイルドのファンだと言ってくれたらしく、わざわざ「ワイルド7 草波」と書いてくださいました。
陶芸で絵も描かれる方ですが、達筆ですよね~。
一時期心臓病で余命三ヶ月と宣告されるも奇跡の生還を果たし、現在81歳、お元気でなによりです。

公式ブログ 川津祐介の神住まう家