2016年一発目の模型は
お手抜きモデリングシリーズ(笑)
の、バンダイ 1/72 タイファイターです

ところで、厳密に測ったわけじゃないんですけど、このシリーズ、1/72って言う割に、フィギュアがでかいような気がするんですけど、気のせいかもしれませんw

X-WINGを作ったときに、
流れるデススターのトレンチ簡易ベース
を作ったのですが、タイファイターとベイダー様用タイファイターの3機を入れる前提で横長に作ってしまったので、いつまでもスカスカでは寂しい、ということで、作ってみました。

あ、ちなみに「スターウォーズ フォースの覚醒」はまだ見てません、DVD出たら見ますw

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▲コレがX-WINGのときに作ったベース。

前回のX-WINGの記事はこちらです。

さて、このシリーズは、あまり一生懸命作らないで、フルには塗装しないで簡単に
ガンプラ素組みモデリング的に仕上げる
という前提で、気楽に作ってますので、今回も
お気楽極楽モデリングです。

▼まずは完成品▼

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▲せっかくなので、PhotoShopで支持棒を消して、背景を延長合成、フィルム風に若干画質調整してみました。私、コレでも、PC雑誌で飽きるほど画像処理講座を連載してたことがありますから、これが実力ってわけじゃないですよ(笑) お手抜き合成なので、面倒くさいレタッチや細部処理はしてないだけです、適当です。


このタイファイター、なんつーか、他のキットに比べて、パーツ構成が実にシンプルなキットですね
パネル以外、基本的にプロップ自体がほとんど全部グレーなので、塗り分けすべき場所も少ないです
ありがたいことにパイロットまでご丁寧に黒づくめですから(笑)、塗り分けなくてもいいので、非常に短時間で簡単に作れますので、ブログで何回も引っ張るのはやめます。
まあ、暇がなかったんで、結構、ちまちま作って、製作時間というか、「期間」が、かかってるんですけどね(笑)

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▲正直、このキットのパイロットのデキはX-WINGに比べるとあんまり良くないと思います。X-WINGを既に組み上げてしまったので定かではないのですが、X-WINGのパイロットはスライド金型なんじゃないかと思うのですが、コレは単純な前後金型ですので、手なんかただの棒です。でも、組み上げるとほとんど見えなくなるので、気にしなければ問題なしです。


ただ、全体がグレーなぶん、そのままだとのっぺりしすぎて
いかにも素組みっプラのままっ!!
って印象になりますね。
ディテールびっしりで凹凸が多いんで、スミ入れするだけでも、かなりメリハリが出て良くなるとは思いますが、要所要所のポイントだけちょっと塗装してやると、俄然メリハリが効いて、雰囲気が良くなると思います。

ところで、このキット、モールドをじーっと眺めていると、まあ
あるわあるわ、どこかで見覚えのあるパーツが目白押しで面白いですねぇw
プロップが、日本のプラモデルで作られてるのがよく分かります
所々、いかにも作ったディテールっぽいんですが、よく見ると単にぞんざいにプラモのパーツを貼付ただけってところがあって、笑えますね
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▲すんごい細かいモールドがびっしり。実に完成度の高いキットですね。この部分だけで、昔子供の頃タミヤのキットを作ってたプラモ少年なら、パーツ当てクイズができるレベルです(笑) 
タイ・アドバンスドの黒いパネルとグレーのフレームの一体整形は「やりすぎ」だと思ったのですが、このキットは別パーツになってますので、組みやすいです。


さて、前回、X-WINGのときには、はじめてのSWシリーズで、しかも、素組みしてガンダムマーカーで仕上げる、みたいなモデリングが初めてだったものですから、ガンダムマーカーがラッカー塗料を溶かすとか知らなかったり、色々と大きな失敗をしました。

今回は、その教訓を生かしていきましょう。

まず、このシリーズを作ってみて分かったのは、入り組んでいる場所が多いので、後から汚しを入れるのは難しい、ということで、手間はかかりますが組み立てながら逐一汚しを入れていきます。

今回は、これまでの悲しい教訓で、MGガンダム同様、SWシリーズも、エナメル塗料で割れるプラだと分かったので、ラッカー塗料をしょぼしょぼに溶いて、スミ入れしてやりました。
基本、今回は、スミ入れしてから、タミヤのウエザリングパステルなどで黒いスス汚しを入れ、明るいグレーのドライブラシで凹凸のメリハリをつけて、つや消しスプレーを吹くようにしました。

X-WINGのときは、本当に「手探り」状態だったので、かなり失敗しましたが、今回はアレに比べると、さすがに教訓が生きて、割といい感じに仕上がったと思います。
完成写真だけパッと見ると
全体を塗装しました
と言っても分からないレベルじゃないでしょうか。

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▲太陽電池パネル?は、そのままだとすごく単調なので、どう汚しを入れたものか、色々悩みました。
上はキットのまま、下は汚しを入れてみたところ。
こんな風に、一度茶系で汚しを入れてみましたが、イマイチなので、全部洗い落としました。

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▲たぶん、最終の完成品では、写真を見ても分からないと思うんですが、結局、シルバー系の塗料をパネルの溝にスミ入れしてます。普通のシルバー系の塗料は粒子が荒いので、薄く溶いて流すと、キラキラ粒子が残ったようになります。これにより、キットの黒いまんまの、いかにもプラっぽい板から、金属的に光って見えて、一見金属っぽい感じの板になりました。

しかし、このパネル、困ったことがひとつ。
それは「モールドがきっちり細かすぎること」ですw
なにもここまでせんでもいいんではないかと思うぐらいに精細です。

まず、あまりにきっちりした細い溝がびっしり入っているもので、ちょっと硬い物をぶつけるとすぐに跡がつくのも欠点なのですw
実際、凹み作るのをやらかしましたが、それがベースに取り付けたとき、目立つ手前側のパネルだったんですよね
パネル取り付け部はほぞの形が違って左右取り替えられないようになっているので、ほぞを切り落として、左右入れ替えて接着しました。
そして、更なる問題は、
写真のように、やたらと溝に埃をくわえ込むんですよね(笑)

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▲本体に関しては、ほとんど、合わせ目が出ないように設計されていますが、胴体の前後は貼り合わせになりますので、思いっ切りアーム?の真ん中に合わせ目が出ます。
ここは、丁寧にペーパーで磨いて消してやります。

ボディのパネルの色が違うところや、窓枠などにもデカールがついてますが、正直、このシリーズ
スゴイというか、親切というか、そういう「ウリの部分」をアピールするためだけに、無理にデカールをつけている
という面が一部にある印象は否めません。

どう考えても、こんな凹凸だらけの場所にデカールなんか綺麗に貼れるわけないじゃん!
、というような部分も、全部デカールになっています

おそらく、コレがまともに貼れる人は千人に一人
だと思います(笑)ので、ぶっちゃけ
そんな絶対に貼れっこない場所のデカールは無駄なだけなのでいらないと思いますw

なので、そういう面倒な場所は、諦めて塗装してやりました

窓に関しては、X-wingはガラスをつけましたが、今回はフレームだけのパーツを選択しました。
ただでさえ窓が狭くて中が見えにくいので、透明パーツをはめると、ほとんど中が見えなくなって悲しいからです。
というのがタテマエの理由で、実際は、上部の窓が窓枠まで透明パーツになっており、窓枠を塗らないといけないのですが、その窓枠がボディと同一色なので、色調をあわせるのが困難…というか、面倒臭かったからですw

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▲コクピットに鎮座しているパイロットは、ほとんど見えなくなります。分かりにくいですが、パイロットにもデカールが貼ってあるし、壁にも貼ってあります。
一部壁のディテールもシルバーなどで塗り分けてますが、まあ、見えなくなりますね(T.T)



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▲組みながら、スミ入れしていきます。スミ入れするとぐっとディテールが引き立つので、素組みでもスミ入れだけはやったほうがいいです。ドライブラシを加えると更に良し。

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▲ご覧のようにコクピットはほとんど見えなくなります。窓枠やレーザー口、機体の凸モールドなどは筆塗りで塗装してあります。自画自賛ですがウエザリングの入り具合がいい感じになりました。

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▲全体に、スミ入れをしたあとで、ウエザリングパステルでシャドウを入れて、ドライブラシでハイライトを入れてます。ウエザリングパステルを塗りつけるのは、どうしても汚れがおおざっぱになるので、一度入れたあとで、製図用の細い消しゴムや綿棒で落として整えてます。

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▲前回作ったベースの後ろのほうに配置してやりました。

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▲X-WINGさんと合わせてみると、こんな感じです。中間に将来的にダースベイダーのタイファイターが来る予定です。かなり狭っ苦しい感じのベースなんで、本当はもっと大きくしたいんですけど、住宅事情があるので、そうもいきませんw

さて、というわけで、一応タイファイターは終わりです。
いったい、ベイター専用機は、いつになったら完成するのでしょうか(笑)