銀河ぐらますガイド 造型分室

元プロモデラー・もこもこフジタの、やっつけ模型ブログ

カテゴリ:特撮・SF系 > Pegasus Hobbies 1/144 War of the worlds


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▲まずは完成品のお披露目です。いいですね、このアングルで見ると燃えますね~、ウォーマシンの最高のアングルです。あの「きゅいんきゅいん」いう甲高い効果音が聞こえてくるようです。


前回の続き、ベースの仕上げです。
というか、いきなり出来ちゃってますけどね(笑)
例によって、面倒くさいので、途中経過を撮り損ないました。

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▲いきなり途中経過をすっとばしで完成、申し訳ない。ポリパテの延長部と元々のベースパーツがうまく一体化していると思います。スミ入れ、ドライブラシ、パウダースポンジなど、オーソドックスな仕上げです。

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参考用追加画像。元のベースはこんな感じ。

ベースなのですが、基本的に中央部はキットのまま、周囲の延長部をポリパテで仕上げ、上にリキテックスのモデリングペーストを筆で叩くように塗って、地面感を出してます。
このぐらいの小スケールだと、一般的なパウダーを撒いて地面を作ると粒子が粗すぎるので、筆で荒らすぐらいがちょうどいいです
・・・というか最近は細かいパウダーやら便利な物も色々あるのかもしれませんが、私の頭は10年前で止まっているので(笑)、地面部分はパウダーなどは使わずに、直接筆塗りしています、プラのベース部分の表面とも馴染みがいいです。
なお、地面は全部筆塗りです。
地面と岩場部分を塗り分け、それぞれ、ドライブラシとスミ入れで仕上げていますが、多少パステルでくすみを入れました。

草などは、Nゲージ用のパウダーとスポンジ素材です。
昔、住宅模型の仕事をしていたときに、発注先がオリジナルのパウダーを作っていて、それがNゲージのものよりも質感が良かったので、それも若干混ぜてます。
私の場合は、スポンジ素材を使うときは、スポンジだけだと「イマイチ」に感じるので、一度スポンジを接着してから、水溶きした木工用ボンドをスポンジにたっぷり含ませ、その上からパウダーをかけるようにしてます。
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ベースに一体化した映画のタイトルがいい味出してます。こういう味は海外キットならでわですよね、こういうのはあまり国産では見かけません。


ウォーマシンを地面に固定する支柱は、パイプで中にコードを通してます。
計算間違いで、用意してたパイプではコードが通らなかったので、急遽、塗装後にウォーマシンの穴を拡げて差し込みました、なんせ穴からコード出てますから、切断しないかドキドキしながら、ぐりぐり穴をひろげました、大ボケです。
ああ、あと、色なんですけど、ウォーマシンのミニチュアは銅で作られていたそうで、あの色はまんま塗装ではなく銅だそうです。テレビ版はグラスファイバーだそうです。

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▲いくら見ても飽きない、シンプルなのに素晴らしいフォルムです。ステキですねー。鎌首をもたげたレーザー発射触手がたまんないです(俗にコブラヘッドと呼ばれています)。

あ、それとコブラヘッドの溝は劇中では細い溝ですが、このキットだと蛇腹状の溝になってます。
また、コブラヘッドの基部は円盤状で回りますが、作例だと一段飛び出していまして、これはキットのパーツの合が悪かったせいで、こうなっちゃいました。
元々は、きっちり胴体とツライチなんですけど、塗装したらだいぶ塗膜が厚くて入らなくなったようで、削って収めることも考えたんですけど、あえて円状がよく分かるように、そのままにしました。


戦車のほうも、着弾しているほうは地面に穴をあけてコードを通します。
それらを電池ボックスに接続して完成です。

ああ、そうそう、レーザーのエフェクトパーツは、クリアイエローとオレンジの重ね塗りでメリハリをつけてます。
最後にクリアーを厚く吹いてます。

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▲戦車はごく普通の戦車塗りです。オリーブドラブで塗装し、スミ入れとドライブラシで仕上げです。前に書きましたが、この戦車はパーツ段階で見るとモールドも甘くダルっぽく、キャタピラと転輪一体成形で玩具っぽいんですけど、きちんと塗装すると掘りが深いので、ご覧のようにとても良い感じに仕上がります。レーザーエフェクトの根元のほうにパーツの分割面があるのがお分かりでしょうか。ここからパーツが分かれてます。ベースには戦車のキャタピラ跡までモールドされています。


完成してから気づいたんですが、戦車って赤く熱されて溶けたような気がするんで、着弾してるほうは赤く塗れば良かったですね。

ああ、そういえば写真だけだと大きさが分からないと思いますね、前々回の指の写っている写真を見れば分かるんですが1/144と言われるように(公式にパッケージにはスケール書いてませんが世間では1/144と言われています)、かなり小さいサイズです、そのへん考慮して見て頂くといいかと。


このキット、ウォーマシンの差し込み穴はありますが、戦車を配置する場所にピンなどはありませんので、まず、ウォーマシンとレーザー光線がくっついたパーツを固定して、それにあわせて戦車の位置を決めてやる必要があります。
このレーザーのパーツが重いので、作業中へたに手を放すとぶらんぶらんして、レーザー発射口の触手部分が折れそうになり、苦労しました。 

完成してみると、結構いい感じになったと思います。
光らせてみるとレーザーも割と良い感じです。


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▲暗がりで光らせてみると気持ちいいですが、明るいところでも、光量が強いので結構光って見えます。


本体のライティングは結構いいかげんですが、大型のキットを持っているので、そちらで凝ろう、と思っていて、こちらはだいたいで妥協しています。

しかし、こうやっていろんなアングルから見ると、やっぱりウォーマシンはいいですねぇ。

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さあ、次は大型キットだ!!・・・・いつになることやら(笑) 

さてさて、第二弾です。

前回書きましたけど、私はそんなにまめなタチじゃないんで、いちいちブログのために緻密に写真を撮る、なんてことはしませんが、毎回模型を作るときは、一応、最低限の写真は撮ってるんです。
でも、製作期間が長いと、いつの間にか、写真が消えてたりするんですよね、全く消した覚えてないのに、いつも残ってないんです、不思議だなぁ、と思います(笑)
たぶん、整理ミスで、どっかのフォルダに間違って紛れてるんじゃないかと思うんですがw

前回、スチレンボードでベースを継ぎ足した、と書きましたが、スタイロフォームですねw 間違えたw
何度かポリパテを塗って、それらしくしていきます。
とにかく、既存のベースを延長するわけですから、既存のベースとの違和感を無くすように、それっぽく盛っていくのがポイントです。
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▲色々とリューターで削りを入れたり、馴染ませていった感じが、こんなです。

ウォーマシンのレーザーですが、困ったことに透明パーツ2パーツで構成されていて、接合部がモロに分かってしまうんですが、消しようがない。
これがまた軟質樹脂みたいな透明パーツなので、なかなか削りも大変なんです。
思案したあげく、透明のGボンドで接着することにしました。
最終的な完成品を見れば、案外うまくいっていると思えるんじゃないかと。

で、戦車の着弾部を光らせることにして、シャーマンの砲塔に穴をあけ、LEDを仕込みました。
むろん、LEDの頭ぶん、レーザーパーツの裏側にもリューターで穴をあけます。
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▲こんな感じでLEDを砲塔に仕込みます。コードはボディに穴をあけて通し、ベースにも穴をあけて裏側に逃がします。

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▲組み立てるとこんな感じです。どうです、ディテールが良い感じでしょう? 前の写真を見て貰えば、指との対比で小ささが分かると思いますので(ちなみに私は小柄なので指も人一倍小さいです)、その割にディテールの良さが分かるかと。

ああ、そうそう、前回書いたように、このキット、結構「ぞんざい」なキットに見えるんですけど、たとえばそのレーザーのパーツ、エッジがなくてすごいダルンダルンっぽく見えて、いかにも「いいかげん」に見えるんですけど、実際に仮組みしてみると、シャーマンの砲塔に形状がピッタリ合うんですよ!
ほぞとかピンとか何もなくて、レーザーの裏側は波打ったみたいに凹みが幾通りも入ってますので、どこをどう組み合わせていいのか分からないんですけど、いざ組んでみると「この部分以外、はまりようが無い。ああココか」っていう風に、ちゃーんと砲塔とレーザーのパーツがぴしっと合うんですね。
そのへん見ると、案外きっちり設計されているのが分かるんですよ。


さて、ウォーマシンの方は、あまり電飾に凝っても仕方ないので、一機あたり、中央に2個のLEDを仕込みました。
翼?というか、端の翼端?のほうは、肉厚がなさすぎて、チップLEDでもない限り仕込めないのですが、手元に無かったし、あえて買うほどもでもないし。
単純に機体内の光の漏れを使うだけでは、LEDの場所が翼端に遠すぎてほとんど光が見えません。
そこで、LEDの側面から透明エンビ版を翼端まで仕込みました。
こうすると、エンビ版を伝わって、端に光が伝達されます。
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▲中央部にステーの棒を差し込む穴があるので、そこからコードを出し、左右に二個、LEDを配置。在庫のあった端切れのエンビ板を使い、光を伝達する役割をさせます。

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▲ボディを組んで、光らせるとこんな感じ。左側の光が翼端です。うまく光が伝達していることが分かります。

電飾の苦労さえ済めば、元々パーツ数の少ないキットですから、あとは組むだけです。
あー、あと、大きな平面パーツなのでヒケが目立つところがありますので、そのへんの修正も必要です。

塗装ですが、ウォーマシンは金色なので、黒サフェーサーで塗ってやり、磨きたおします。

ウォーマシンの表面色は、結局、いくつか金色の塗料を試してみて、アサヒペンのプラ用スプレーの金で塗装しましたが、塗装後、タミヤのコンパウンドで軽く磨いてます(コンパウンドをかけたほうが金粉が落ちて、ツヤが落ちるんです)。
その上から、クリアーを吹いてます。

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▲黒サフで表面処理をしたあと、金色で塗装。最終仕上げにクリアーでコートします。

映画のウォーマシンはそれほどキンキラキンではありませんので、コンパウンド処理をしています。
プロップにあまり反射がないのは、おそらく、ミニチュアの撮影時にカメラなど周囲の物が映り込むと、当時の技術では消す術がありませんので、それを防ぐ狙いがあったと思われます。

なお、ウォーマシンは「ブラス的な色?」のイメージが強くて、そのイメージばかりが一人歩きして、「極端すぎるほどブラス色をしている」ものがよく見られます(前回載せたリリース写真もそうです)。
これはあくまで個人的な意見なんですが、私は、あれは撮影された映像の場面設定における照明の具合や(ほぼ夜)、炎や土などの反射やフィルムの質感などでそう見えるだけで、実際は、金に近い色だったと思っています。
プロップは現存しますが、その写真を見ても、やはりそう思えます。

まあこの作例はちょっと金色すぎるとは思いますけどね、趣味の世界だから、そんなにこだわらないでいいんですよね、本人が納得さえしてればw

というわけで、まだ続きますw



ペガサスホビーから発売されている、「 War of the Worlds」の簡易ジオラマキットです。

日本では「宇宙戦争」の邦題で有名ですね。

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▲まずはどんなキットかという顔見せを。これはメーカーのリリース画像?で、私が作ったものではありません。このような簡易ディオラマになってます。レーザーは透明パーツです。



原作は言わずと知れた古典SFの大家、H・G・ウエルズの小説。
メジャー作品、B級作品あわせて何度も映画化されており、近年ではスピルバーグ監督のリメイクで有名ですが、このキットは、むろんSF映画史に金字塔として残る、1956年版映画のキットです。
監督は名匠ジョージ・パルです。

いやさぁ、よく考えて見ると、60年前の映画だからねぇ、「おぎゃあ」って生まれた赤ん坊が、「最近腰が痛くてなぁ」とか言ってる年齢になる時間だからね、それなのに、今見てもステキって凄いことだよね。

ちなみに、「宇宙戦争」をリメイクすると聞けば、誰もが「あのガチの軍隊との戦闘シーンと破壊シーンが現代のCGで大規模に蘇る」ことを期待するのに、そこを見事にスルーしてくれたリメイク版は、どうしようもないほどガッカリでしたね。
その少し前に作られたイギリス(だったかな?)製のB級映画のほうが、まだ面白かったです。

一方、原点の「 War of the Worlds」は、卓越したSFXにより徹底した戦闘、破壊シーンを描き、そのセンス・オブ・ワンダー溢れるデザインセンスと相まって、古典侵略SF映画の大名作となりました。
宇宙人侵略SF映画の本格的大人化は、ここから始まったと言っても過言ではありません。

円谷英二の特撮にも、この映画の影響をモロに受けたと思われる表現が散見されます。
隕石を見守るあたりのくだりは、まんま「三大怪獣 地球最大の決戦」のキングギドラの隕石シーンに流用されていますし、ギドラの光線攻撃も、おそらくコレにインスパイアされたものだと思います。
私も、子供の頃にテレビ放映を見て以来、大ファンになった映画です。
ここに登場する火星人の侵略兵器、マーシャンズ・ウォーマシン(もしくはトライポッド)はSFメカのベストワンと言っても過言ではないほど定番中の定番で、やはり私の大好きなメカでもあります。

SFファンなら周知のことですが、元々、原作のウォーマシンは三本脚で歩くのですが、当時の技術でリアルに表現するのが不可能だったので、映画では浮くスタイルに変更された経緯があります(技術面よりバジェット面の問題と言われますが、時代を考えるともし実現していたらモデルアニメーションだったでしょうし、それだとこれほど不朽の名作になったかは疑問です)。
その苦肉の策の結果が、あの独特の浮遊感を持つ異様さを作り上げたのですから、怪我の功名とはこのことです。
ウォーマシンの下部に3つの円盤状の光点があるのは、脚の基部のなごりなんですね。
「技術上などの都合で苦肉の策で改変したら、結果オーライで凄く良いものが生まれた」ということは、昔の映画ではよくあったことで、これが映画の面白さのひとつだと思うんですが、ほとんどなんでもCGで出来る今の時代には、なんでも予定調和になってしまい、こういうことが無くなったのが映画を面白くなくしているひとつの要因と思います。

ちなみに不朽の名作デイザインであるウォーマシンをデザインしたのは、日系人のアール・ノザキさんです。
同じくパル監督の「地球最後の日」でもシンプルながら素晴らしいフォルムを持つロケットをデザインしていた方ですね。

あと、テレビドラマで後日談を描いた同名の作品がありまして(邦題は『エイリアン・ウォーズ』)、まあ内容はかなりグダグダですぐ終わってしまいましたが、「保管されていたウォーマシンが動き出す」という設定で、あえてあの時代(80年代)に、そのままの音と形、エフェクトもいっしょ!なままで登場させたのは当時感動したものです(ビデオ合成でショボいんですけどね)。

▲ドラマのそのシーンはコレです。ショボいっしょ(笑) でもあのウォーマシンが80年代に登場する、っていうだけで、当時は感動したものです。

ちなみに、宇宙戦争は、オーソン・ウェルズのラジオドラマがパニックを引き起こした、という話が有名で、今では鵜呑みにした人がWebにも山のように嘘を書いてますが、あの話は都市伝説で、そういう事実があったという記録はありません(新聞の捏造記事であり、有名教授がそれを著書に書いたために都市伝説化したのが真相です)。


さて、このキットは、ウォーマシンが戦車を攻撃するシーンの簡易ジオラマになっており、シャーマン戦車とウォーマシンが二台づつ付属、光線エフェクトの透明パーツと、あとは簡易ベースのみです。
日本での販売価格が4,5千円する割には、パーツ数は実に少なくてあっさりしておりまして、モールドなんかも、結構ぞんざいでダルいです。
ぶっちゃけ国産キットだったら高くても1200円がいいところでしょう。

まあこのことはペガサスの製品全般に言えることで、価格比でパッケージを開けたときのガッカリ感は否めないですけど、値段の問題はメーカーの問題というより、輸入キット全般に言えることで、早い話が「問屋と代理店がボリすぎ」なんですね。
ただ、同社の「ノーチラス号」のプラモは、恐ろしく緻密で膨大なパーツ数の割に8千円ぐらいで、絶対に買うべき傑作中の傑作キットなので、そのへんのデキのバラつきが、このメーカーの不思議なところではあります。
余談ですが、一部の某ショップなど、自社で海外仕入れをしてきているあのショップなどは、輸入キットの価格は平均市販価格の50~70%ぐらいだったりします。
アレを見ると、いかにボラれてるか、よく分かるんですけど、そっちのショップも知ってる人は知ってるので、入荷するとすぐに売り切れちゃって、結局、市販平均の価格で買うハメになったりするんですよね。

これとは別に、ウォーマシンのみの巨大キットも出てますが、そっちも5千円ぐらいはする割に、パーツ数は十数個ぐらいで、はっきり言って価格と内容が釣り合わないんでかなり購入に勇気が要るキットなんで、私も最近まで買ってませんでした、この前やっと買いました。

ただ、価格を考えなければ、この会社のキットは、どれも、組み上げると、雰囲気がいい感じに仕上がるという、欧米キットの良いところを体現しているようなキットだと思います。
せっかくジオラマ風味のキットにしても、パーツ数を省略しすぎ、みたいな不満もあるんですけどね、せっかくベースついてんだから、もうちょっと情景パーツも分割して凝ってくれよ、みたいな。
モールドも「全般にダルい」んですが「スケールの割には凹凸が深い」ので、凹凸を生かす塗装をすると、ぐっとメリハリがついて、パーツ段階では考えられなかったほど、見栄えが良くなります。

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▲毎度のことなんですけど、製作期間が長いと、製作過程を一度撮影しているはずなんですけど、間違って消去したりしちゃって、残ってないことが多々あります。今回のもそのパターンだったので、ネットで拾った画像を載せてみます。ウォーマシン二機と戦車二両、一体成形の丸いベース、レーザーエフェクトのセットだけです。実にシンプルなパーツ構成で、数えてないけどパーツ数は30点無いと思います。

まー、色々価格面やら構成面で不満はありますが
こんなシロモノを出してくれたことだけでも、感謝はしなきゃなりますまい。


なお、ウォーマシンのレーザー?発射口の形状などが実際と違うと感じる人もいると思いますが、それは撮影時のミニチュアによって大きく形が異なるものがあるためです。
主に使われているのは、こっちの形状のタイプだと思います(形状が異なるタイプは、家に来るシーンなどで使われてます)。

このキット、どう手を入れようか悩んだのです。
シンプルなウォーマシンは凝りようがないですけど、戦車も転輪とキャタピラが全部一体成形でオモチャっぽいんですよね。
そんなキットですから、手を入れようがない、というか、もし手を入れたらキリがないんですよね。
戦車なんか直すぐらいなら、Nゲージスケールのディテールのいいのを買ってきたほうが早いですし、それじゃキットの意味ないし、ということになるわけで、結局、戦車のモールドは部分的にかなり掘り直したぐらいです。

で、電飾を考えました。
レーザーの着弾?点のシャーマン戦車にLEDを埋め込むのと、ウォーマシン本体に入れるのはそう難しくないんですが、問題はレーザーの発射口です。
一度は、レーザー発射してない方は、レーザー発射口の首?のところに溝を掘って光ファイバーを入れて埋め、本体から発射口まで伸ばそうか、なんて無茶なことも考えましたが、あまりに面倒でパス。
レーザーを発射してるほうも、レーザーのパーツに穴をあけて、着弾点のLEDから発射口まで穴を伸ばしてそこに光ファイバーを埋め込んで、発射口のところで潰して光が拡散するようにして光らせる、なんて無茶なことを考えてみましたが、10センチぐらいの細い長い穴を開ける術がなくパス。

結局、別に大きいウォーマシンのキットを持ってますので、電飾に凝るのはそっちに任せて、こっちは出来るところだけ電飾し、他をいじることにしました。
冒頭の写真を見れば分かるように、元のキットのベースは、本当に最低限、戦車とウォーマシンが乗るだけのサイズの楕円形のベースです。
一体成形の割には実にいいディテールだと思いますが、サイズがキツキツで見た目が淋しいので、このベースを生かしつつ、周囲を拡張してやることにしました。

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▲100円ショップで売られているフォトフレームをベース枠にすることにして、その大きさにあわせて、丸いベースの周りにスチレンボードで四角く追加ベースを作り、ポリパテを塗っていきました。途中写真が紛失したんで、いきなりここまで出来ててすいませんw

てなわけで、ほとんど製作写真がありませんが、今回はここまで(笑)

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