CB750の制作が、なかなかバランスがうまく取れずに、脳が煮詰まってきたところに
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うっかりこの人を放置してしまったら机によじ登られ、パーツを落とされて破壊されて気力が萎えたので、ちょっと気分転換で違う模型です。


といっても、今回のコレは、4ヶ月ぐらい前から作業は止まっていて、写真もずっと前に撮影したものを、単に掲載しただけですけどね。


というわけで、バンダイの1/48 X-WING ムービングエディションです。

昔、プロモデラーだった頃は、自作するときは、ネタ的に動く模型が好きでしたが、今は飾って眺めるだけなので、正直、動く要素には何も魅力を感じないんですけども、まあ、動かないバージョンが存在しないので仕方ないです(笑)
動かないバージョンが安くであれば、そっち買ってたと思いますが。

てわけで、あちこちでレビューされているので紹介は必要ないでしょうが、スイッチで電動でウイングが開閉し、プロトン魚雷の発射音と共に発射口が光る、というキットです、コクピットとエンジンも電飾されています。

例によって、元が完成度の高い簡単キットなので
お手軽手抜きモデリング
で進めていますが、さすがにこのスケールとお値段では、あまりに素組みすぎると、もったいないので、基本はキットのまま、塗装も最低限の部分だけで
最低限必要なところだけは手を入れる方向性
で進めてます。

さて、まずキットの話です。
X-WINGのキットは、商売の戦略上の都合で発売時期が1/72共々、シリーズ初期なので、ボディのパーツが細かいのをパチパチはめていく方式なのに、肝心の分割箇所が塗装の分かれ目ではなかったりと、
イマイチ「こなれていない」カンジがする部分が多々あります。

赤や黄色の部分もデカールが付属していないので「はげちょろけ」をやろうと思うと、塗装で再現するしかないなどの点は、1/72よりも、むしろ明らかに劣りますね
せめて赤と黄色のデカールはつけておいて欲しかったところです。

また、せかっくの大スケールで、緻密なモールドを再現したシリーズなんですから、コクピットのディテールやフィギュアの腕だとか、もっと細かく別パーツに分割して、スケールモデル並の感動的な精度が欲しかったところです。
あまり1/72と大差ないあっさり感なので、ちょっとガッカリです。
どうしても、あっさりしすぎで玩具感が拭えません。
プラモ、模型というよりは
組み立てるトイ
のような感覚です。

あと、組んでいて気になったのは、 たまたま私が買ったものがランナーが曲がってたりしたせいなのかもしれないので、断言は出来ないんですが、少なくとも私が組んだものでは、何カ所か、妙にスキマが空くというか、はめあわせが悪い箇所があり、強引に洗濯ばさみにで力かけてスキマをなくし、そこに接着剤を流し込む、みたいにしないと駄目だったりしました。
このあたりの難点もあり、所感としては1/72のほうが「かちっと組める」という印象です。

1/72もそうなのですが、正直、これが今現在発売になったなら、ノウハウもこなれていて、もうちょっと良いキットになっていただろう、と思えるのが悔やまれます。
MGガンダムシリーズみたいに、Ver2とか出したて欲しいところですね、まあそんなにSWに思い入れがないので、二度も買わないけど(笑)
 
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モールドはさすがに1/48だけあって、細かいです。
メタル系のパーツは、一応メタル風の成形色ですが、金属感が欠けているので、ランナーについた状態で塗装できるものは、そのまま汚し塗装を入れてやり、ガンメタルなどのドライブラシで質感を上げてやりました。

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コクピットのフィギュアは、さすがに色分けされていませんので、そのまま組むと真っ白です。
いくらなんでも、それじゃ
白蝋死体
なので、塗装してやりました。

反乱軍のパイロットは、結構、面倒くさい色分けのパーツを胸につけてたりしますので、案外塗装が面倒です。
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こちらは1/72を作ったときの塗装したパイロットです参考までに。
だいたいこんな塗り分けです。テカっているのはつや消しスプレーを吹く前だから。

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オレンジに光っている計器は、電飾です。

ちょっと写真じゃ分からないかもしれないけど、なんとなくパイロットが「きちゃなく」見えたとしたら、汚し塗装をしてるせいです。
SWでは、パイロットのヘルメットなども徹底して汚れ塗装がされて使い込んだ感じが出されているので、せっかくの大スケールですから、ヘルメットなどにハゲチョロケ塗装などを入れてみました。

シートやコクピット後部も色分けされてないので、塗装して再現してます。
計器パネルなどはデカールもついていますが、せっかく細かい凹凸がついているので、資料見ながら筆塗りで塗り分けでやりました。
黒いパーツは、塗装ではなく、ブラックサフェーサーを吹いてそのまま使ってます。

1/72で特徴なので作り直したパイピングは、なぜかそのままです(笑)
いや単に作っているときに、作り直すのが面倒くさかっただけなんですが。

コクピット、面倒くさい割に、X-WINGは盛大にキャノピーも汚れてますので、たぶんキャノピーつけたらほとんど見えなくなると思いますけどねーw

あとR2などのドロイドユニットが、1/72だとそのまま収納できましたが、本キットは動力部がある都合で、ドロイドの上だけしかありません。
なんか悲しいですね、コレ。

ところで、キットのまま素組みすると、どうしてもパイロットのヘルメットに照準器のステーが当たって真っ直ぐに付かないんです、明らかに設計ミスっぽいけど?


ってわけで、あんまり写真がないですけど、今回はここまで。