銀河ぐらますガイド 造型分室

元プロモデラー・もこもこフジタの、やっつけ模型ブログ

カテゴリ: 模型に絡む徒然

例によって、あんまり更新してませんが、とある裏事情もあり、このところはずっとタミヤ 1/6 CB750を日々作業してます。

ま、ほとんど作業できる時間がないのと、子猫を貰ったら世話が大変な上に感染症の看病も大変で、あまり進んでないので、ちまちま進んでるんですけども、進展が微々たるものなので載せるほどでもないかな、ということで。

で、どうでもいい模型の話ですけどね
いや、私にとってはどうでもよくないんですけどね。
何かっていうと
とうとう

ついについに

やっとようやく

全SFマニア待望のアレ

「2001年宇宙の旅」のディスカバリー号のプラモデルがメビウスモデルから発売!!(予定)

のようではないですか!!!
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もーアレっすよ、三回ぐらい小躍りして喜びの踊りを踊ってしまうレベルですよ

この歓喜をどう表現したらいいのか!!

まあ、現段階ではテストショットの修正をする段階みたいなので、当分先になりそうですが、途中でポシャらないことを祈ります。
写真を見る限り、まだ胴体部分が出来てないようですね。

SF模型マニアにとっては、大げさではなく
史上最大の事件!
と言っても過言ではありますまい。

なにせ、ディスカバリー号といえば、
SF映画史上、最も有名な宇宙船
であるにも関わらず、これまで、プラモデルが出たことがない、という不遇なアイテムであります。

おそらくコレは、権利だのなんだの言う以前に
あの異様に細長い船体を、プラモでどう曲がらないように保持するのか
という大命題が、なかなかクリアしにくかったせいもあるんじゃないでしょうか。
結局、金属棒を入れるしかないと思うんですが、コスト上がりますしね。

金属棒といえば、私たちSFマニアは、スクリーンであの勇姿を見て以来、ずーっと、ディスカバリー号のプラモが欲しい、と思っていたわけです。
それこそ、40数年来
切望していた
と表現しても決して過言ではありません。

でも、あの形状のせいか、ディスカバリーはその知名度に反して、非常にアイテムが少ないのです。
良い物を欲しければ、どうやっても海外のガレージキットという程度しかないので、もうハードルが高いのですが、私は幸い、20歳台の頃に仕事関係でディスカバリーの小さなガレージキットをもらったことがありました。
その立体物を見て「ああ、やっぱディスカバリーは立体だといいなぁ」と思って、あの時以来
できればプラモで欲しい
とずーっと思っていましたので、それこそ
20数年来のプラモ待ち状態
だったんです

あ、そうそう、なんで「金属棒といえば」かというと、ガレージキットには必ず金属棒が入ってるので、金属棒からガレージキットの話題を連想したからです(笑)

初代ギャラクティカやバイパーMk.1、サイロンレイダー、シービュー号やらなんやらまで新金型で出してくれるメビウスさん、これまで、メビウスからは「スペースクリッパー(パンナムの旅客機)」「ムーンバス」の復刻版は出ていたものの、主役とも言えるディスカバリーが出てなかったので「もしかして、メビウスさんならいつかやってくれるかも?!」とか、他にも最近はポーラライツやペガサス、モナーク(つぶれたけど)など、マニアックなキットを出すメーカーが増えてきたので「メビウス無理でも、どこかのメーカーがやってくれるかも?」
淡い期待を抱きつつ10年ぐらいが私の中で経過しましたが
とうとうやってくれました! エライぞメビウス!!

最近は「ミクロの決死圏」のプロテウスといい、マニア喜ばせ路線で飛ばしてるなぁメビウス。

まー、なんかこう、アイテム的に「最終兵器」という感じもありますので、なんとなく「コレを出しちゃったらもう終わり」みたいな感じもあり、出しにくいアイテムではありますけどね(笑)

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▲コレはモックアップの段階みたいです。キットではハッチ開いて、ポッドも付属するようです。

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▲この記事を書いたる時点では、プラのテストショットになってるのはどうもこのエンジン部だけみたいです。他はモックアップっぽい。

どうやら40インチオーバーとアナウンスされてますから、全長1メートルオーバーの巨大模型っぽいですw
相当なお値段になるでしょう、考えるだけで恐ろしい(笑)

普段は高い模型は相当悩む私ですが、コレだけは切望アイテムなので、即買ですから、今からお金貯めておかないといけないなぁ(笑)

もうすぐ、「バットマンVSスーパーマン」のバットプレーンも正式に出ることだし(出た?)、また散財するなぁ(T.T)

ここしばらく、メビウスはなんとなくメーカーとして低調だったイメージがあって「経営くるしいんかなぁ」とか思ってたりしたんですが、新型バットモービルもいい出来だったですし、最近、新作アナウンスがまた増えて、頑張ってる気がします。
今度はついに「スタートレック」に参戦するそうで、例によって巨大モデルでしょうから、こうなると、良作を出しているポーラライツとかぶりそうな気もしますが、そのへん権利関係どうなんでしょうね?

買う物を絞り込んでいかないと、お金が続かないっすねーw

っていうかね、巨サイズのエンタープライズ(NCC-1701AとNX-01)を2個持って居て、巨大サイズのシービュー号と巨大サイズのウルトラホーク2号を持ってる時点で、すでに全部組み上げたら置く場所確実に無いんですけどもね(笑)

この調子で、月連絡船と、スペースポッドも是非出して欲しいものでありますな。

最近、模型に復帰したとはいえ、あんまり暇もないので模型情報を見ている余裕もなく、雑誌も買ってないので、情報にうといんですけど、そのせいか、たまーに情報を見ると

えー! こんなものが! ほ、欲しい!!

っていうのが、結構まとめて同時期に出ていたりして困りますな。

何が困るって、
プラモ高いんだよこんちくしょう(笑)

最近は、マックスファクトリーから、とうとう「パシフィック・リム」のプラモが出てしまいましたね。
レビューを読む限り、内部構造的なところが、あまり評判が良くないのと、国産でスケールが小さい割に7千円以上するので、ちょっと買うのを躊躇してます。

その躊躇の理由が、他にも物入りだから、ですが、なんとまぁ、とうとう
メビウスモデルから、ビッグスケールのプロテウス号が出た!!!
からです。
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えっと知らない人にはアレです、映画「ミクロの決死圏」に登場する潜水艇です。

いやもう、私、映画自体は普通に好きなぐらいで特に熱狂的なファンではないんですが、このプロテウス号はメチャクチャ好きで。
30年ぐらい、プロテウスの模型はどこかから出ないかなぁ、出てないなら、デキのいいトイでもいいや、などと、ずーっと待ち望んでいたんで、待望のキット化
・・・なんすが、よりにもよってメビウス、よりにもよって1/32

・・・・でけえよ!!!

プロテウスのサイズからしたら、全長40センチオーバーのキットですよ。

もちろん、お値段も凄いですよ、最低でも1万3千円以上はします、貧乏人にはえらい出費です。

いやね、海外のキット、最近こういうの多いんですけどね、スタジオプロップスケール的なヤツ。
それは嬉しいのは分かるんですけども、あくまでもアメリカさんの家庭事情向けですからね、日本の家屋にあってないですからね。

1メートルぐらいあるシービュー号とか、90センチぐらいあるエンターブライズ A型とか、70センチぐらいあるNX-01 エンタープライズとか、40センチぐらいあるフライングサブとか、また40センチぐらいあるマーティアンズ・ウォーマシンとか、50センチぐらいあるイーグルトランスポーターとか、キット状態で持ってますけど
こんなもん全部作ったら完璧に置くとこねえやん!!!

と、アメちゃん特有の家庭事情を憎んでいたら
日本のほうが、もっと、とち狂ってた!!(笑)

フジミから、ようやくウルトラホーク2号のプラモが発売になりました!
リアルタイプのプラモは初(バンダイのミニサイズを除く)の快挙ですよ、やたー!

スケールが1/72・・・・

ん? (つд⊂)ゴシゴシ

見間違い??

1/72・・・

Σ(゜Д゜;エーッ!

1/72って・・・90センチオーバーじゃん!!

いや、百歩譲って、これがホーク1号なら、まだ分かりますよ。

なんで2号がこんなでかい!!

それほど人気ないだろう?

2号にこんなビッグスケールが必要か???
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私はあんまり特撮メカを熱狂的に好きなほうではないんですが、「成田亨氏のデザインしたもの」だけは
芸術品で彫刻として素晴らしいので別格
だと敬愛しているんで、2号も欲しいですけど、正直
こんなでかいのは要りません、サイズ半分でいいです(T.T)

まあ、買っちゃうんだけども。

このチョイスは全然意図が分かりません。

しかも形状がシンプルだから、でっかいパーツがごろごろ入っているだけ。
これで最低実売価格8千円台・・・たけえ・・・

せめて、このスケールだったら「コクピット完全再現」とかすべきでしょう、モナカキットはひどすぎます。
展示ベースすら付属してないんですよ、ひどいでしょ。


これまで、こーいうプロップサイズの模型とは無縁だったメーカーでしょう、いったいどうしちゃったんすか、フジミさん!
ご乱心ですか
悪い意味でアオシマ化してきたんですか!!!

いったい、こんなばかでっかくて、高くてパーツ数の少ないキット、誰が好き好んで買うんだよ
・・・ああ、俺か

世の中には、私みたいなアホなやつがたくさんいるってことかw


プロップ的な意味合なら、確かラージプロップが1.2メートルぐらいだったと記憶してますので、そのサイズにしないと意味がないし、もうこれは単に
ずっと前に発売されているホーク3号が1/72だから
という理由以外は思い当たらないんですけど、別にそれって設定上のスケールだし、あわせる必要あるのかね?

ハセガワのホーク1号(※1)スケールでいいです(笑)

劇中では、スケールの違うプロップが仲良く並んで飛んでたりしたし、スケール感バラバラなんだから、無理にあわせる必要ないだろう、と思うんだけど。

せめてこのスケールなら、着陸ギミック(※2)ぐらい再現できるようにしてくれてもいいと思うんだけど、それもナシみたい。
どっかのトイには、ギミックついてたのにな
(追記:実物のキットを見てみたところ、着陸ギミックの選択は一切書かれてませんが、その部分でパーツが分割されており、支柱部分のほぞ穴も円柱形になってることから、キットのままで暗に着陸スタイルにできる配慮があるようです)

あっ、コレまさかアレかね、もしかして、今後、1/72のホーク1号、出すつもりかね????
(追記:さっきHP確認したら、ホーク1号も企画開発中って書いてありました)

てなわけで、2個買うだけで2万円以上・・・・えらいこってす。
今年は車検で金かかるのになぁ。

これ以上、高くて欲しいキットが出ないことを祈ります(笑)


(※1)余談だが、ハセガワがホーク1号を出したときは、「オリジナルスジボリ」が賛否両論だったけれど、最近、HDリマスターになって、ようやくアレの意味が理解されるようになったかと思う。ホーク1号の大型プロップには、実はパネルラインが入っているのだ。だが、鉛筆で書かれていて薄くて細いので昔の画質の悪い放送ではよく見えず、つるつるに見えた(合体シーンとかのアップではかろうじて見えました)。ハセガワのスジボリは、基本はそのプロップのラインに準じていて、実は勝手なオリジナルではないのである。

(※2)結局劇中では一度も使われていないが、2号のエンジンは黒いストライプのある中央部で2つに折れ、90度回って着陸脚になる初期設定があった。一部のプロップにもその機能がついている。通常、特撮番組のプロップで、この種の「作ったけど使わなかったギミック」は途中で潰されたり溶接されたりすることが多いが(ホーク1号の分離合体機能も途中で溶接されたらしい)、ホーク2号は最後まで残っていたようである。最近のHDリマスターだと一目瞭然だが、最終話「史上最大の侵略(前編)」の冒頭でダンが乗るホーク2号のエンジンは中央部でかなりズレていて、いびつな角度になっている上に可動部の棒も見える。
あと、余談なんだけど、リマスターで気づいたのは「ホーク1号の格納庫に材木が見える」こと(笑)

なんか、書こうとしてるのと同じような話を何度も書いてる気がするんですけど、そのものずばりコレだけの話題、ってのは単独では書いてなかった気がするので・・・・まー、いつものたわごとです(笑)

っていうのも、前回MPCのムーンベースを完成させましたが、その前にAMTのエンタープライズを6隻作ったりしてまして、他にも、ちょこちょこ、フィギュア系の海外キットを同時進行で作っていたりもしますが、これらの共通項目は
そらもう、猛烈に労力がかかるw
ということですね(笑)

いや、ディテールアップやプロポーション修正に労力がかかる、とかいうことではなしに
普通に設計図どおりに素組みするだけで大変
というヤツですw

一方で、その横にバンダイのスターウォーズシリーズがあったりするわけですよ。

もうスキマ埋めるだけで苦行だろコレ!
みたいなキットの横に
猿でも数時間あったら、ものすごい格好いいX-WINGが出来ちゃう
みたいなキットが並んでるわけですよ。

とてもじゃないけど、こりゃもう
同じ「プラモデル」っていうカテゴリに入る物とは思えない、というか入れたら失礼だろ、みたいな(笑)

でね、先日、ネットで見た、ある模型のブログに、最新のタミヤのキットを
モデラーを甘やかすキット
って書いてあったんですよ。
キャラクターモデラーなら、ここはタミヤでなく、むしろバンダイかもしれませんが、この「甘やかされてる」というニュアンスは、すっごいよく分かります。

以前書いたけれど、最近はガンプラなんかの「ぱかぱか組んでデカール貼るだけでそれっぽいものが出来上がってしまう」「ちょっと汚し塗装とか出来たら、なおよし」みたいな模型の意義もありがたみも強く感じていますので、そういうものを否定しているわけでは全然ないんです。

ないんですけども、やっぱり、反面で、我々ぐらいの世代のモデラーというのは
これは模型(プラモ)じゃない
というような意識はあると思うんですよね。
プラモデルじゃない、精巧なオモチャだ、みたいな感じですかね

まあ、あえて極端に表現すると、あれは「メーカーの作品を作らされてる」感じがして、「自分で作り上げる」感覚ではないです。
うまく言えないんですけども
「組み立てる」、のと、「作る」のは違うんです。


我々のような世代の子供は、教えてくれる本もネットも、情報なんかほとんどありませんし便利な道具もありませんから、小さい頃から、同じ模型を何度も買っては、失敗して、頑張ってトライアンドエラーで必死になって技術を磨いてきた。
もちろん、これは作り手側の技術レベルの問題ですが、同時に、プラモデル自体も、そんなにきっちりしてなかったので、ちゃんと作り上げるためには、技術が必要だったわけです。
もっと分かりやすく言えば、
プラモというのは、「苦労して作る工程がセットになっている」シロモノ
だったわけで、それが我々の感覚でいう「プラモデル」なんですよ。

要するに「プラモデルを作りたがる子供」というのは、「わざわざ苦労して努力する過程を選択しようとする奇特な子供」だったわけなんです。

我々には、それが当たり前なので、ガンプラみたいに、何の苦労もなく、形がすぐ出来ちゃう、しかも何の苦労もしなくても格好いい、みたいなのは「違う種類のもの」、というような感覚です。

我々世代のモデラーで、素人で社会人ともなれば、そんなに制作時間がかけられないから、ガンプラに代表される最近の「簡単キット」は非常にありがたく重宝です。
そこで肯定的な感情を持つ反面、今言ったような「これは模型ではない」という否定的な感情もあって、両者が葛藤しているような人は、結構多いのではないかと想像します。


模型なんか趣味で自己満足の世界なんだから、別に、誰が組んでもそれっぽいものが出来ちゃうことが、悪いわけじゃないですし、何度も言うけど、実際ありがたいんですけども、ガンプラだとかスターウォーズだとかは、なんというか、徹底的に手を入れるなら別ですけど、普通に組むだけだと
はなから、きちんとした着地点(完成型)が決まっていて、そこに向けて組み立てていくだけ
みたいな感じであるわけです。
最初から絵が決まっているジグソーパズルみたいな感じですね。


昔の模型はそうじゃなくて
いったいどうなるんだかさっぱり分からない、どうなるかは作り手の感覚と腕次第
みたいな感じでした。
いわば、こっちは木を掘り出す彫刻に近い感覚です。

まあ、はっきり言って、昔のプラモなんて、よっぽど腕がないとちゃんと作れないシロモノで、そんなものを一般人相手に売るのは詐欺に近かったような気がしないでもないんですが(笑) それでも普通に商売になるほど買う人がいた、ということは、みんな、そんなシロモノを一生懸命に努力して作っていたわけです。
根性や頑張り、努力がないと、プラモは作れませんでした。

それでも国産キットならまだいいです、タミヤなんかは例外的に凄かったですし。
だけど、我々ぐらいの年齢で、映画などの洋物のキットが好きだったりすると、これがもう地獄でした(笑)
私は中学ごろから完全に輸入キットにハマり、また具合の悪いことに、当時は簡単に買えない輸入キットを売っているボークスがチャリで行ける距離にあったものですから(っていっても、今思うと家から数十キロあるんですけどw)、ガンダム以外は、ほとんど輸入ばっかり作ってたんですが、今思うと
アレは何をとち狂って苦行してたんだろう
と思いますねw

MPCのスターウォーズとか、モノグラムのギャラクティカとか、ああいう
考え得る限りのぞんざいさを全てぶち込んだ
みたいな
なんか模型作ってんだか、単にプラの塊のスキマ埋める修行してんだか分からなくなってくる
ようなキットを普通に作ってきた世代には、模型というのは、そういうもんなんです(笑)

といっても、今の人には分かりませんよね、では論より証拠、はい。
▼こういうのです、これが僕らのプラモですw

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▲ハイ、コレですよ、MPCのX-WING。我らが子供時代に作ってきた模型はみんなこんなレベルですねんな。コクピットにカーボン冷凍されたF1ドライバーが埋まってるわけじゃありませんからね(笑) っていうかまず、コクピットだと思えないかもしれませんが。100人が100人中R2-D2だと思えなくても、R2ですからねw

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▲こちら、以前作ったバンダイのX-WINGですね。はい、同じアイテムですよ、っていうかバンダイのほうが小スケールですよ、なんていうか、「のらくろ」と「アキラ」の差みたいな感じですね、たとえが分かりにくくてすいません。

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▲こちら、以前載せたC-3PO。なんかもう、これにコメントするのもしんどいです。今だったら観光地の土産物屋に売ってるストラップでもこれより精密ですよ。バンダイさんと比べてみてください。

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▲とかなんとか言ってますけど、当のバンダイさんだって、当時はこのレベルですからね(笑) 時代の流れは恐ろしいですね!


たまにテレビのバラエティでネタになりますけども、関西人の家庭には、必ずたこ焼き機があります。
このたこ焼き機、昔は、焼くところが鋳物の型だったので、油が馴染んでないとひっつくし、クシで裏返すのも大変だし、丸く綺麗に、焦げずに焼くのに、相当な技術が要ったんですよ。
絶対に、慣れない人が焼いてもうまくいかない、相当に慣れてきて、ようやくちゃんと焼けるようになる。
昔、タコヤキを綺麗に焼けるのはステータスであり(マジ)ヒーローで、友達に尊敬されたりしたもんです、ホントだよ(笑)
ところが、今のタコヤキ機はテフロンで熱伝導もなんかすごくうまく出来ていて、「ぶきっちょが服を着て歩いている」と言われるうちの娘でさえ、簡単に丸く焼けてしまいます。

たこ焼きは「食べる」ことが目的なんですから、別に誰が焼いても綺麗に焼けるに超したことはないんです。
わざわざ、作る段階で修行みたいな苦労する必要は無いわけですよ。

無いんです、全く無いんですけども、それだと、昔の子供が感動と共に味わった「練習して技術レベルをアップしていって、うまく出来るようになったときの達成感」もないわけです。
こういうの、子供の感覚で味わうことは、結構、社会で生きていく人間形成の上で重要な要素だと思います。

今のアイテムはなんでもそうで、たとえば我々の子供の頃、「ゲイラカイト」という凧が出ました、今は普通に売っている三角形のアレです。
アレ、出たときは、ものすごい衝撃だったんですよ。
それまで、普通の凧ってのは、なかなか飛ばないもので、飛ばすのに技術が要った、首尾良く飛んだとしても、うまく操ってないと、すぐに落ちるんです。
それが、馬鹿でもどんどん上空に上がっていく凧が登場した、この衝撃は計り知れないもんでした。
誰でも飛ばせれば、ぶきっちょでも楽しめるけど、凧揚げ本来の、練習して頑張って上手になっていく、という成長過程とか達成感がなくなってるんですよね。

最近流行のドローンもそうで、実は私は、割とヘリコプターのラジコンが好きで、結構持っていたのですが、とにかくヘリのラジコンは難しいんです。
ジャイロと二重反転ローターが出て、すごい簡単になりましたけど、アレでも姿勢制御してないとすぐ機体がどっかに流れていくし、ましてや単翼だと、常に姿勢を保つようにスティックをいじってないと綺麗にホバリングしません。
ラジコンヘリの本当の楽しさは、そういうところ、つまり、己の技能を磨く楽しみ、練習して上手になっていく過程だと思うんです。
ところがドローンは、そこんとこ全部すっ飛ばして、猿でも飛ばせるようになっちゃった。
誰でも飛ばせる物を飛ばしても、あんまり面白くないんですよね。
で、誰でも飛ばせると、あまりにも安直すぎるので、逆に安直すぎることで、文化財にぶつけてみたりとかって、馬鹿が増えてくる。


模型もこれと同じです。
別にね、プラモで苦労しなきゃいけない、なんて理屈はないんですよ。
そこはよく分かってるんですよ、楽に超したこたぁないんです、そらそうです。

けどね、あんまりにも、最初から何もかもお膳立てされすぎている、あまりにも安直すぎると、そこには
作り上げる達成感や、技術を向上させていく喜び、出来なかったことが出来るようになっていく感動、脳内のイメージに近づけることが出来るようになってきた技能の向上のうれしさ
などなど、そういうものが、ほとんど無いんですよ。

元々、模型なんてのは、時間も手間もかかる割に報われる部分が少ないような趣味ですから、次の作品、次の作品と作っていくときに、そういうメンタルな部分の充足というか満足というか、そういうものこそが、モデラーのモチベーションを保つための重要な要素だと思うんです。

技術の向上と達成というのは自己実現の一種であって、その自己実現願望こそが物事を続ける、挑み続ける上で最大の原動力になります。

我々ぐらいの年齢になると、もう趣味が固まっちゃってますから今更ガンプラ作ろうがスターウォーズ作ろうがいいんですけど、若い人で、成長過程に、そういうメンタルな部分の感動みたいなものを味わってきてないと、結局、深くのめり込まないんじゃないかと思うんですね。

中学生とか高校生とかで、簡単に組めるガンプラばっかり作ってると、その時はどんどん作っていても、我々みたいないい歳こいた中年になってもプラモ作ってるような駄目人間にまでならないと思うんですよ、いや別に駄目人間になるこたぁないですけども(笑)
私は模型を一切作らない、見ない期間が10年以上ありましたけど、やっぱり出戻りしちゃった。
我々ぐらいの世代のモデラーには、模型というのは麻薬のようなもんで、なかなか足を洗えないんですけど、それは、そういうメンタルな部分の喜びを強く身をもって知っているからです。
メンタルな部分の感動を味わってこなかった世代は、おそらくそういうことが無いだろう、と思うんです、本当にハマるごく一部の人を除いて、ほとんどの人は簡単に抜けられるし、あっさり足を洗えちゃうんだろうな、と。

今は、そういう人たちを対象としたプラモが多いですから、プラモも
その時々で時代の流れに合わせて次々と消化するだけのもの
になっちゃってる感じはすごくするんですけど、まあ、なんというか、寂しい感じがします。

前に、オーロラの記事を書きまして、そこで「猿の惑星のキット」をオーロラの代表作のひとつのように書きましたが、その後の調べて、どうもオーロラ製品ではなかったようだ、という結論が出まして、あとから、その件を追記しました。

が、色々見てるうちに、どうも謎が多く、追記の部分も少し間違っているようでした。
気になるので、もうちょっと調べてみたんですが、イマイチ、理解できないことが多いのです。
英語ペラペラならすぐ分かるのかもしれませんが、こういうとき、つたない英語力だと苦労しますね。

だいたい、そもそもが半世紀も前の模型の話ですから、なかなかに情報は少なくて当然です。
しかも、ネットというのは、誤情報が平然とコピペされる世界ですから、有力な情報を見つけても、簡単に鵜呑みにはできません。
国内の情報でさえ、マルサンやミドリ商会、ブルマアクに関する話など、間違いっぽい怪しい話が色々あるんですから、ましてや半世紀近く前の外国の模型のことなんか、そうそう分かるもんじゃありません。

というわけで、ここから書く話は、完全に私の推測ですので、間違っていても一切責任は持ちませんので、そのつもりで(笑)
まー、どーでもいいっちゃー、これほどどうでもいい話もないんですけどねw
これまで40年以上、信じていた「人生を変えたようなこと」が、どうも思ってたのと違うと分かったので、気になっちゃうんですよ。

まず、これまでに分かっていることを整理します

1)猿の惑星のプラモデルが数種類出ていた
2)一般にそれらは、オーロラの製品として認知されている
3)ポーラライツによる再販でも、オーロラの製品と記載されている
4)実際には、アダーというメーカーの製品である

まず、この1~4は、ほぼ疑問を挟む余地の無い事実です。
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▲これが一般に周知されているオーロラの猿の惑星キットですが

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▲これがアダーのロゴの入った製品です。
正式に英語表記すると、アダーは
Addar Products Corp
です。
このメーカーは、猿の惑星他、ジョーズなど、いくつかの製品を出して解散したようです。
この製品の件は、日本版Wikiにも記述があります。
追記に書きましたが、おそらくポーラライツからは再販されていない猿の惑星キットに、シーザーのキットと、馬にのった将軍のキットがあったようです。
中には、ボトルキットのジオラマ風の猿の惑星などもあったようで、これはどこからも再販されていないので、入手困難でしょう。
確証がないのですが、猿の惑星のトイやフィギュアも出していたようです。
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▲ネットで拾ってきたアダーのボトルジョーズの写真です。昔はこういうボトルキットがよくありましたが、ジオラマ風は珍しいと思いますね。

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▲猿の惑星のボトルキット。ツリーハウスのシーンのジオラマ風キット、というか、ほぼオモチャのようなものらしいです。
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▲同シリーズの別キットです。貴重な実物写真がありました。人間狩りで人間を折りに入れて運ぶシーンですね。見る前は、すごく期待してたんですが、馬車以外、檻はシールだし、猿は板にシール貼るだけみたいですね、ショボすぎて拍子抜けですw


まず、確定している点として、この
猿の惑星シリーズのキットがアダーの製品だ
という点は、間違いありません。

で、コメントに貴重な情報を頂きまして、少し書き直しをしました。
まず、私自身が誤解していた部分と、どうにも書き方がヘタすぎて、読む人にうまく伝わってないところがあったせいで、ご指摘を頂いた部分もあるようなので、全て私の不徳の致すところです(笑) ということで
これでホントにプロのライターなのか(笑)
と思ったりもしますが、仕事の原稿と違ってその場の勢いとか、酔った勢いで書いてますので(笑) そこはご勘弁を、ってことで、説明し直しますw

で、ちょっとうまく伝わってない部分ですが、ポーラライツが再販するまで、猿の惑星にオーロラロゴのパッケージは無かった、という話を頂きましたが、これに関しては、正直、私にはよく分かりません。
分かりませんが、このことは、私にとっては、別に、どうでもいい、というと語弊があるのですが、私が
ものすっごい気になっている
のは
なんでファンの間で、このシリーズが、オーロラの製品である、あるいは、もの凄く関連づけられて認知されているのか
という部分、その一点、なのです。
とにかく、海外のオーロラファンのサイトには、必ずと言っていいほど、このシリーズも掲載されている感じです。

ポーラライツが再販するときオーロラのロゴを使ったせいで、オーロラの製品という誤解が広まった
ということなら、それで
スッキリ解決、万歳!
で良いので、こんなに引っかからないのですが、私の知る限りは、そうではないと思うんです、ここが
すんごく気になって気になって仕方ない原因
なんです。
私の認識では
昔から、どうもこのキットには「なんらかの形でオーロラと関係がある」というコンセンサスが(日本だけではなく)海外にあるようだ
ということで、この「昔から」というのは、むろん
ポーラライツが再販する以前から
ということで、ポーラライツの再販うんぬん、という部分が割とどうでもいい、と言ったのは、そういう理由です。

早い話、ポーラライツの再販は、「このキットはオーロラの製品である」という誤解をはなはだしく強化したのかもしれませんが、ゼロから作ったのではないだろう、ということです。
それ以前から、そういう誤解は存在していた、と思います。


その理由ですが、第一に、私が子供の頃、猿の惑星キットがオーロラの製品である、という広告を見た記憶があるのですが、これに関しては、ご指摘頂いたのですが、確かに子供の記憶なので勘違いの可能性はすごくありますw
ただ、説明不足でしたが、オーロラのキットは当時の模型少年の憧れでしたので、さんざん友達たちとも「オーロラの猿の惑星ええよな」みたいな話をしてたのです。
このへんから可能性を考えると、子供達全員が同じ勘違いをしてたとは考えにくいですから
見た事自体は確かだろう
と思うわけなのです。
ただし、なんせ海外が遠い外国で憧れだった時代ですから、ろくすっぽ情報もなく、売り手だって、あんまり理解してなかった時代で
外国に詳しい人はそれだけで尊敬されたので、やたらしたり顔して語りたがって、実は間違っていて誤情報をやたらと広めてた時代(笑)
ですので、広告そのものが間違っていた、という可能性は多分にあると思われます(笑)ので、子供の頃に見た、というのは、根拠として除外してます。

第二に、少し引っかかる部分では、海外では、よく、アダーのキットについて「オーロラ&アダー」のように記述しているケースが多いのですが、そのケースに、ポーラライツが再販していな いキットもよく含まれているという点です。
これでは「ポーラライツの再販のせいでオーロラと誤解されている」では説明がつきません。

第三に、私が元々、この件が気になりだした理由はコレなんですが
オーロラのファン系のサイトには、かなりの割合で、昔から、アダーの猿の惑星のキットが載っていることがある
ということです。
ポーラライツが設立されたのは90年代後半のはずでして、猿の惑星の再販発売日を探したけどハッキリしなかったので、曖昧ではありますが、おそらく1999年末期か2000年だと記憶してます。
けど、仮に、ポーラライツ設立当初から発売されていたとしても、それより以前から、(アダーの製品という記述はたいていありますが)、オーロラ系のサイトには、猿の惑星シリーズがよく掲載されていました。
蛇足ですが、早ければそうしたサイトは90年代前半からありましたが、これは「その頃から情報が掲載されはじめた」ということではなく、単にインターネットが爆発的に普及したのが95~6年だということです。
記憶に頼るなら、インターネット以前は、大手のパソコン通信サービスというものがありまして、アメリカ最大のサービスはCompuServeで、私はコレを使ってましたが、その頃から、CSで、猿の惑星シリーズとオーロラを関連づける認識は、あったように記憶しています。
実際、明らかにデジカメ写真ではなくて、まだフィルム写真の時代のものをスキャナで取り込んだ、という写真も見られますし、その質感から、おおざっぱな年代も推測できますし、相当前から、オーロラとアダーを関連づける傾向があったのだという図式が成り立ちます。

そういうわけで、要するに
ポーラライツが再販する前から、なんらかの形で、アダーのこのシリーズはオーロラと関係がある、というコンセンサスが海外のオーロラファンの間にあった
ということだと思うのです。
逆説的に言うと、そういうことがあるからこそ、ポーラライツが再販のときにオーロラのキットとして出した
のであろう、と考えたほうが筋が通ります。
そもそも、ポーラライツはオーロラに憧れて出来たメーカーですし、英語のポーラライツというのは、つまり「オーロラ」のことですし、メーカーロゴのデザインもオーロラのマークのマネですからね、要するに
オーロラリスペクトメーカー
ですからね。

さて、その謎解きは一旦置いて、その認知される過程において、間違いなくその認知を強く強化したのが
キットのテイストが、まぎれもないオーロラテイストである
という事実です。
マネにしては、似すぎてます。
だからこそ、みんなオーロラのキットだと思ったわけですし、なぜ、これほど似ているのかが謎なのです。

ただ、一方で、このキット
オーロラの製品にしてはダサすぎる
という感じがあるのも事実です。
ぶっちゃっけ、オーロラの製品には、ポージングがイマイチだったり、プロポーションがイマイチだったりするものもあったのですが、それでも、前に書いたように「ヘタウママンガのように、独特の味がある」のですが、猿の惑星シリーズには、それが見られません。
単に、ポージングがイマイチで、プロポーションがイマイチなんですw

つまり
すんごいオーロラっぽいんだけど、なんか、どっか微妙に違う
ような感じですw
ここが、またモヤモヤした疑問を増やす原因でもあるのです。

えーと、違和感を分かりやすくその感じを表現すると
オーロラ好きが作った、オーロラのばったもん
という感じですw

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▲デキの悪いシリーズの中でも一番デキが悪いコーネリアス。ベースのテイストとか最高なんだけどねぇ。このキット、ネットで写真を見ても、写真の角度がたいていは見下ろし角なので、広角っぽくなって上半身が大きく見えてるのかな? と勘違いしがちなんですが、実際にバランスがこうなんです。下半身に比べて、明らかに上半身、特に肩幅が広すぎるのでした。制作中なので、そのうち制作記事を載せます。



で、ここから、ネットで出回っている噂ですが

5)アダーが企画製作し、別のメーカー(PRAYING MANTISという噂あり)が販売していた
6)その際、ジョークでオーロラのマークを入れた
7)テイストが似ているのはオーロラと同じ原型師が作ったから


などです。
どうも、このへんの情報は、猿の惑星のキットがヤフーオークションに出品されたときに、書かれていた説明が広まったもののようです。

5)の「アダーが企画製作し、PRAYING MANTISが販売していた」という噂なんですけど、普通にアダーのロゴで売ってる写真がネットにゴロゴロしてるので、誤情報です。
実はその後の調べで、このポーラライツ自体が、PRAYING MANTISの資本傘下なんですよね。
これ、一生懸命調べたあとで、日本のWikiみたら普通に書いてありましたよ、馬鹿みたい(笑)
つまりポーラライツが販売している、ということ自体が、「アダーが企画製作し、PRAYING MANTISが販売していた」、という誤情報になったんだと思います。


6)ですが、これもいくらなんでも誤情報だと思います。
アダーの活動時期は71年から数年のようですが、その時期はまだオーロラは倒産していませんので、両者が同時に存在していたことになります。
いくらおおらかな昔とはいえ、ジョークであれ、リスペクトであれ、訴訟大国アメリカで、堂々と現存するメーカーのマークを入れるというのは考えられません(オーロラの倒産は84年)。
それのみならず、もしジョークだとすれば、いくらなんでも本当のメーカー名がどこかに書かれているはずですが、それも一切ありません。
常識的に考えて、オーラのロゴを使ってしまえば
立派な詐欺
でしよう。
そんなことしたら裁判沙汰になっちゃうような話で、まずあり得ないでしょうから、この「ジョークで」というのは、完全な誤情報として除外していいと思います。
そもそも、この誤情報は5)とセットになっていまして、誤情報では、
発売当時にアダーが企画製作し、PRAYING MANTISが販売していた
という話なんですけど、前述のように「PRAYING MANTISうんぬん」の話は、最近のポーラライツの再販を指していると思われますから、ロゴを使ったのもオーロラ倒産後の話になっちゃいますし、全然話が違ってきます。


7)に関してですが、漠然と、オーロラのマークが冠されている理由、ファンがコンセンサスとして「オーロラに関係ある」という認識を持っている理由が分かるようなことを発見しました。
海外の模型関係のHPで、アダーという会社は
オーロラ社から派生して、オーロラの元社員が作ったメーカーである
ということらしいです。

そもそも「原型師が同じ」という噂はおかしいです。
そういうのは、最近の「原型師というものが認知された世代」の考え方で、昔の模型には、ほとんどあり得ません。
あの時代は、普通はあまり「原型師」というものは使っておらず、形状の参考モデルは作ったとしても、それを原型として使うわけではなく、金型そのものは、ほとんど社内で設計したものです。
オーロラの設計者がアダーに移った、と考えれば、テイストがそっくりなのも納得いきます、というか、そう考えない限り、この、あまりのテイストのそっくりさ加減は納得できません。
「オーロラの原型師である」というのは、このへんの「元オーロラの社員が作った会社」という英語情報が誤解されたのではないかと思います。

この「分派」という考えで、なんとなく説明がつきそうに思えます。
その分派したアダーが、オーロラに不満を持ったり、ライバル的な意味あいで分かれたわけではなく、いわゆる「別ブランド」など、なんらかの形で同じ資本傘下、もしくはそれに近い友好的な関係にあったとすれば、なんとなく、すっきり解決します。
いわゆる、アオシマと、アオシマスカイネットのような関係だったのかもしれません。

ともかく、「オーロラの分社」であるという事実を持って
オーロラファンが、アダーの製品を一種の「オーロラ一派」という感じで、オーロラ関係と見なしていた

ということではないでしょうか

追記:ビジターの方に「オーロラに開発を委託するような形だったんではないか」という推測を頂きました。確かに、その可能性は高い仮説ではないかと思います。私のつたない英語力では、オーロラの社員?(会社?)が作った、というような感じの意味しか読み取れなかったのですが、アダー社がオーロラに依頼して作ってもらった、という解釈もできると思います。この仮説が有力そうに思える根拠として、猿の惑星プラモシリーズはそれなりに出来がいいが、他のアダー製品は相当にぞんざいな出来で、明らかに水準に違いが見られる点です。他が自社開発で猿の惑星プラモシリーズが外部委託だとしたら、水準の違いも説明できます。


なお、会社的な事情で、同時、もしくは近い時期に両方のメーカー名で売られていた、というのは、今でも考えられる可能性だと私は考えています。
この件については、オーロラの当時のカタログには猿の惑星は一切掲載されていない、というお話を頂いたのですが、これも私がちゃんと書いてなかったので、誤解を招いてしまった点で、まことにすみません。
実は、私もオーロラ設立から倒産までの全年度のカタログを持ってます(ネット収集ですが)。
オーロラのカタログに載ってないのは知ってはいたのですが、例えば、模型は、ヨーロッパの一部地域、アジアの一部地域だけ、本家とは違う別のメーカーで製品が売られている、などということは割とあります。
その場合、たとえば、その「別のメーカー」がヨーロッパのみでその製品を売っているとすると、ヨーロッパの製品は本国アメリカには全く関係ない話なのでアメリカのカタログには一切掲載されませんし、アメリカの人は(今のようなネット時代でなければ)その事実さえ普通は全く知りませんから、カタログなどを持ってして、「当時オーロラは売ってない」という根拠とするには薄弱だと思ってたわけです(なお一時期のみのようですが、オーロラはヨーロッパに進出しており、製品構成も違ったようです)。

ただまあ、それはあくまで論理的可能性だけの話でして、前述の「アダーの製品を載せているオーロラ系列のサイト」は、あくまでアメリカ人が中心ですので、ということは「海外でのみ売られていたせい」という線は、あんまり可能性の高くない話だとは認識してます。

追記:その後、全く関係ないスタートレック(宇宙大作戦)のキットを調べていたときに、興味深い事実を発見しました。AMTのスタートレックのキットは、当時イギリスではオーロラブランドで売られていた、つまりオーロラが輸出代行をしていたそうです。そういうことが実際にあったとすれば、やはりアダーの製品もオーロラブランドで輸出されていたのかもしれません。


まあ、ともかく、そんなわけで、結局、これはオーロラのキットなのか、といえば、アダーのキットなのですが、結局、ファンのコンセンサスがオーロラ関係となっている以上は、もう、オーロラのキットと考えても、間違いではないのではないか、と思います。

まー、推測ばっかりで、実際は、イマイチ、よく分からないんですが、そんな感じですw

久々にジジイ談話でぃす(笑)

割と何度も、このブログで、模型メーカーの「オーロラ」について、簡単に触れているんだけれど、よく考えると、一度もちゃんと、オーロラのことを書いたことがありませんでした。

まあ、「分かる人には分かるだろう」的な話だという認識もあるので、あえて説明してなかったところもあるんですけど、
今後も頻繁にオーロラオーロラ言うと思うんで
ここらで、一度、ちゃんと書いてみようかと思います。

オーロラに対する思い入れは、たいてい、みなさん、子供の頃の刷り込みに起因するんだと思うんですが、世代によったり、出会い方によって、色々あると思います。
そういう個人的な話はまずさておき、一般論として説明をすると
1950年代から模型を発売し、77年に活動を停止した米国の伝説の模型メーカー
です。

はい、この
伝説
というところがミソですね。

オーロラは主に、コミック、SFやホラー映画のキャラクター、ヒストリカル(歴史物)などのプラモデルを販売していました。
有名なところでは「猿の惑星」や「フランケンシュタイン」「狼男」や「ドラキュラ」などの映画キャラ、あるいはオリジナルのホラー風味の作品、「スーパーマン」や「ハルク」「スパイダーマン」などのコミックキャラクターも豊富に発売していました。
中には、オーロラ完全オリジナル風味の「ゴジラ」や「ラドン」「キングギドラ」もあります。
キャラクターモデルが有名になって伝説化してしまったので、キャラクター(フィギュア)モデルのメーカーというイメージが強いですが、スケールモデルもたくさん出してました。

百聞は一見にしかず、まずは一部の完成品をご覧ください。
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▲オーロラの素晴らしい作品群の一部。はい、これ、今のフィギュアじゃありません。なんとこれが半世紀近く前のキットなんだから驚く。上段左から、「フランケンシュタイン」「ギルマン(半魚人)」「ドラキュラ」「ウルフマン(狼男)」「ゴジラ」「ノートルダムのせむし男」「ジギルとハイド」「忘れられた囚人(オリジナル)。上段のモンスターキットは評価が特に高く、半魚人は最高傑作とも言われている。ポーラライツから近日再販予定だったはずだが、なかなか出ないぞ、どうなってんだ。
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▲実物とは似ても似つかない「完全オーロラ風味」のキングギドラ、ゴジラ、ラドンさん。個人的にはこっちのラドンのほうが着ぐるみより好き。このゴジラはよく「似てない」と言われますが、初期の数本のゴジラをミックスしたトータルイメージとしては、かなりゴジラらしいと思います。マルサンあたりの国産オモチャもコレを参考にしたのか、トカゲ顔がよく似てましたね。

倒産後、金型の多くは、モノグラムに引き取られ、何度も再販されていますが、不確かな記憶では一部MPCも再販してたように思います(なお一部の金型は紛失しており、再販不可能)。
最もモノグラムとMPCは重なったブランドで、いわゆる「製造元」と「販売元」の関係だったようですので、イマイチ詳細は私には不明です。

近年はポーラライツやメビウスモデルなどが、オーロラの製品を金型を使って再版、もしくは「オーロラテイストのモロコピー」製品を出しています。

モノグラムかMPCは、映画の「スーパーマン」が公開されたとき、新金型で顔だけを主演の「クリストファー・リーヴ」風にしたものをつけて再販してます。
このキットは、中学のときに作ったものが後年見るとヘタクソだったので、作り直そうと塗装を削り落としたものが、いまだに家にあります。
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▲再販時のスーパーマン。煉瓦塀をパンチでぶちこわす、力感溢れる大傑作モデル。「アホの坂田前髪」が特徴的なクリストファー・リーヴ風の顔に変更されている(というか、本人のつもりなんだろうけど、あまりに似てないので「風」としか言えない)
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▲こちらが元のモデルの顔。全然違うのである。テレビシリーズのジョージ・リーブスを元にしていると思われる。両方とも所有。

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▲ちなみに、これまた大傑作のスパイダーマンもあるよ。蜘蛛の糸まで整形したり、一体成形で作られている悪者が凄い。今でもポーラライツから再販されているがコレはまだ持ってない。メビウスモデルのスパイダーマンを買ったので、まあいらないかと思ったり。

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▲テレビシーズ風味のバットマンもある。これもなかなか良い出来。なかなかっつーか、完璧だよね。再販で持ってる。

メビウスモデルは「オーロラスケールのシービュー号」という、完璧にオーロラを意識したキットを出してますし、自社製品の「ベラ・ルゴシ」のキットなどは、完全にオーロラの「ドラキュラ」の再現版です。
ポーラライツからはオーロラの金型のシービュー号が出てますね。
また、メビウスから鳴り物入りで登場した「2001年宇宙の旅」の「ムーンバス」のキットは「オーロラのムーンバスを完全再現」という触れ込みでした。
これは、オーロラのムーンバスの金型が列車事故で焼失しているため「伝説のキット」となっているので、根性で現存するキットから採寸して再設計したという凄いアレです(もちろん飛びついて買いました)。
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▲完全新金型によるオーロラ版ムーンバス。なんかこのキット、パーツがガタガタのとこまで再現されてんですけど、そんなところまで再現せんでもいいだろうW

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▲オーロラのドラキュラ(左)と、近年発売されたメビウスモデルのベラ・ルゴシ。時代柄進歩はしているが、明らかにオーロラ製品の雰囲気の再現を狙っているのが分かる。足下に転がるガイコツは、オーロラ製品によくあった演出。メビウスの製品名は「ドラキュラ」ではなく、演じたホラー俳優の「ベラ・ルゴシ」という実にマニアックなキットである。なのに、なんでフランケンのキットは「フランケンシュタイン」であって「ボリス・カーロフ」じゃないのかは謎。

ポーラライツは、オーロラの金型を多く再販していますが、一部のキットは、やはり「オーロラ風味」を再現した新製品となっています。
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▲以前紹介したポーラライツオリジナルのゴジラ。オーロラのジオラマゴジラ風味を再現している。

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▲おまけ。コレはなんでしょう? 答えは、現在製作中のポーラライツ、ロスト・イン・スペースの巨人。むろんコレもオーロラ製品の再販。


さて、以上のことからも分かるように、倒産後40年近く経つというのに、いまだに、こうして
オーロラは広く模型メーカーにまで愛好されている
のです。
これは、かなりの異常事態です。

日本でも「ブルマアク」や「ミドリ商会」が愛好されるような、「懐古趣味」的な意味合いの愛好は、もちろんあります。
そういう「懐かしさ」にお金を出す、というのは珍しくないのですが、オーロラの場合はそういうのではなく、完全に「現代にも通用するもの」として愛好されているから特殊なわけでして、むろん、そこには理由があります。

それは、オーロラの製品の多くが、純粋なディスプレイキットであっただけではなく、情景模型であったためです。
写真を見れば分かるように、単なる情景模型というよりも
映像の一部分を切り取ったかのような素晴らしいセンスであった
というのが、今でも愛好される理由です。

とにかく、オーロラを語る上で、絶対に外せない第一のキーワードがこの
センス
です。

まあ、正直に肩入れモードを外して、冷静になってオーロラのキットを眺めてから言いますと、モノによっては、かなりダサっぽいセンスやポーズのキットも多いんですけど、それにしたって、何かこう
それはそれで味がある
という感じで、「ヘタウマの絵が味がある」みたいな感覚で、やはり
まごうことなき独特のオーロラテイスト
というものになっているわけですよ。


整理すると、オーロラの全盛期、日本のプラモデルは
子供のオモチャ
という位置づけの時代です。
ゼンマイで動いたり、モーター動力で走ったりする、ショボいディテールで形状が実物とは全く異なる模型が普通に売られていた時代です。
レベルの差はすさまじいものがあります。

たとえばコレ
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1960年に発売された、オーロラのハルクです。
テレビシリーズの前ですから、コミック版です。
私も最近、再販で買いました。
一方、こちら
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同年に発売された、今井科学の鉄人28号ですよ。
同じキャラクターモデルで、この差。
日本がこの時代に、ハルクですから、そら憧れますよね。

しかし、これは、私たち日本人が衝撃を受けた理由ではあっても、米国でいまだに愛好される理由にはなりませんよね。

そこで、海外に目を向けますと、海外では、模型は元々、大人のホビーという位置づけでした。
そして、昔は、SF映画にしろホラーにしろ、ジャンルフィルムは「特殊な層が好む物」であったわけです。
キューブリックが「大人の鑑賞に堪えるSFを作る」と意気込んで「2001年宇宙の旅」を作ったのが、この時代ですから、それ以前は、まあ、端的にいえば子供向け、幼稚なものという見られかたが強かったんです。
ましてや、コミックは完全に子供のものです。

要するに、昔は、大人のホビーとしての模型は、スケールモデルであって、キャラクターキットはスケールモデルよりハッキリと格下だったわけです(日本もガンプラブーム以前は同じです)。

そんな時代に
完全に大人テイストのセンスのいいディスプレイモデル
を出していたオーロラというメーカーは、やはり米国の子供にも相当にショックだったらしく、それが、いまだに愛好者がたくさんいる理由です(一部遊び心溢れる可動キットもありました)。
オーロラの作品が「映像的」であることと、ジョー・ダンテのようなオタク的な映像作家の多くが、オーロラを愛好していて、しばしば映画のスクリーンに登場するのも、偶然ではないのでしょう。
(新しいところでは、世代が違うのですけど、J.J.エイブラムスの「スーパー8」で、主人公の少年がオーロラのプラモを作っているカットがあります。背景にもオーロラのキットがゴロゴロしてます)


オーロラの製品の多くが、題材が子供もしくはローティーンあたりにウケそうな題材であり、しかし、その年齢で作るのは難しい、という矛盾がありました。
そのことが「大人になって技術がついてから、もう一度アレを欲しい、ちゃんと作りたい」という層を生み出して、今の再販ブームに繋がってるんじゃないでしょうか。
このことは、キット自体のデキはアレですけれど、近年になってイマイの「サンダーバード」をはじめとするいろんなキットが再販されて売れているのと似た現象だと思います。


あとですね、私の個人的な主観を2つ。

まず、オーロラのキットが今でも凄く優秀な理由のひとつは、完全な「イメージモデル」だということじゃないでしょうか。
つまり、映画にしろ、コミックにしろ、情景的な模型というのは「映画の、マンガのあの場面」を再現したという発想になりがちなんですけど、実はオーロラのキットは、ほとんどそうじゃないんですよね。
ほとんど「オーロラオリジナル」なんです。
完全に、そのキャラの、そのキャラらしい「イメージ」を最大限に再現しているから、見る人は何の疑問も持たずにそのキャラの模型として受け取ってしまうんですが、よく考えると、元ネタにそんな場面は無いんですよね。
これは、たとえば長編マンガを映画にする例を思い浮かべたら分かりやすいと思うんですが
あるキャラクターを、全く違う媒体で再現する上で、最も優秀な手法のひとつ
なんですよ。
元ネタの「ある場面」を違う媒体で再現するというのは、元ネタを知っている人には「ああ、あの場面ね」と分かるけれど、逆に、元ネタを全く知らない人が見たら、「なにこれ?」となりがちです。
ところが、イメージモデルというのは、「雰囲気」を伝えるから、元ネタを知らなくても「なんとなく、こんな感じ」というのが伝わるんですよ。
例えばね、「猿の惑星」の「ジーラ」は研究者だから研究室みたいな情景だし、「コーネリアス」は人間の歴史を研究してたから廃墟を探索してるような情景だし、「ザイラス議長」は知的な猿だから人間の残した廃墟?の書庫みたいな場面なんですけど、映画には、そんな場面ひとつもないんですよね
完全にオーロラの創作なんです
だけど、映画のキャラのイメージそのものの場面設計なんで、この模型見たら、映画を知らない人にも、このキャラがどんなキャラか、なんとなく伝わってくる。
これが、オーロラの凄かったところです。

あと、これは、あまり世間でも言われたことのない話だと思うんですけど、オーロラのものすごく凄いところは「パーツ分割」だと思います
このことは、作り始めて、はじめて気づいたことなんですけど、インジェクションキットというのは、金型でプラスチックを抜く関係で、いわゆる「逆テーパー」というのは絶対に作れないわけですよ。
そのデメリットを考慮した上で、その欠点が出にくいポーズづけを発案しているのがまず凄い。
その上で、出来るだけパーツ数が少なくなるように抜いてあるんですが、それも、出来るだけディテールが出るように、分割を極限まで工夫してるんです、それが凄い。
この発想は、なかなか常識に囚われてると出ないんですよ
たとえば、人型のものだと、どうしても普通の人間は「人形は前後に分割する」という常識的発想から抜けないんですよね
オーロラは、一部のキットでは、なんと左右に分割されてたり、胴体の一部だけ別パーツで切り抜かれてたりもするんです。
この柔軟な設計思想は、ちょっと、相当に異質で知的だと思います。


と、まあ、オーロラはそんな伝説のメーカーです。


さて、そこで個人的な話に目を向けますと、私が子供の頃は、本気でプラモを作り出す少年は、いずれは、模型雑誌「ホビージャパン」に出会うしかなかったわけです。
そこで、誌面に載っていた広告でオーロラのキットに出会ったのが、私のオーロラ刷り込みの始まりです。

子供の時、やはりキャラクターモデルというのは「子供のオモチャ」だったわけですけど、単にキットの問題ではなく、まず「洋画」というものが、一種「大人の世界」であったわけで、外国のもの、というのが全部「憧れ」なんですよ。
なんせ、「あ~あ~憧れのハワイ航路~」というわけで、まだハワイが「憧れの外国」だった時代ですからね、新婚旅行がハワイじゃなく熱海だった時代です。
更に、その「洋画に出てくるキャラクター」の模型なんてものは、日本には全く無かったわけですよ。
ダサい「ウルトラマン」のプラモはあったとしても、「猿の惑星」のプラモはないわけで
洋画のキャラクターを模型にしている
というのが、もう、凄い格好いいことだったんです。

その上、それがセンス溢れる情景ですよ。
当時の日本の子供プラモデル感覚には「キャラクターを普通に情景模型としてプラモデルにして売られている」なんてこと、考えられません
せいぜい「サンダーバード秘密基地」どまりですから
もの凄い憧れを感じた
わけです
逆に言えば、国産と外国製にそういう「差」があったからこそ、余計に外国に憧れを感じるようになったわけです。

このことは、70年代ぐらいまで続く話で、たとえば「スターウォーズ」ブームの頃、日本のタカラと米国のMPCからSWのキットが出ていたのですが、たとえばツクダのX-WINGはオモチャみたいでゼンマイついてる「お子様テイスト」なのに対して、MPCのキットは、もの凄いディテール(と当時は見えた)で完全ディスプレイで「大人な空気がバリバリの大人キット」だったので
やっぱ外国のキットはリアルで大人っぽくていいなぁ
と当時の子供達は感じていたのです。

というわけで、当時の子供は、羨望のまなざしでホビージャパンの誌面を見ていたわけです
ぶっちゃけ、当時の子供は、本文より広告見てた頻度のほうが高いと思います。


もうひとつ、私のオーロラ刷り込みを強化したのが、以前も少し書きましたが、家の近くの西部デパートに、模型店が入ってまして、そこに海外の輸入キットがたくさん売ってたんです。
あとから思うと、HJに広告出してたのは、そこの店なんですよね
むろん、買える財力なんか無いですけど、眺めているだけで楽しかったですから、西部に行くたびに、そこに眺めに行ってました。
そこで、実際にオーロラのキットの完成品を見たことが、刷り込みの強化にひどく関与してます。

はっきり言って、子供のときにオーロラのキットを見てなかったら、私は
大人のホビーとしての模型
には足を踏み入れなかったと思います。

結局、私がオーロラのキットを買えたのは、倒産後の再販となりますが、そこで初めて実物に触れて、やはり、その素晴らしさを再確認して、完全にファンになったわけです。
20代ぐらいのときは、まだまだ財力もありませんし、いつでも買えたわけじゃないですけど、以後のホラーキャラの再版などは、お金があるときは何度か買ってます。
なので、ミイラ男だけで3体ぐらいあったりもします(笑)

一度モデラーから足を洗い、度重なる引越で、全てのキットを一度は処分したのですが、オーロラのキットだけは、ずっと残しておきました。

私は、模型を作るとき、絶対にどんな模型でも、一度は
情景模型のネタを考える、あるいは、最低でも簡易ベースのネタを考える
んです。
最終的に作る作らないは別にして、必ず「絵」を構想します。
こういう性質になったのは、間違いなく
子供の頃のオーロラ刷り込みのせいです

情景模型の楽しさを理解している方々には、言うまでもないのですが、情景を作る作業というのは、実に楽しいのです。
たとえ、完成した情景を組み立てるだけであっても、そこに手を入れれば入れるほど、愛着は湧いてきますし、いかに「自分なりに仕上げるか」という楽しみがあります。
結局、半世紀経った今でも、オーロラの何が我々を魅了し続けるのか、といえば、つまるところ
ホビーとして模型を作る楽しさを体現しているから
ではないかと思うのです。


追記:あとで調べると、「猿の惑星」シリーズはAddar(アダー)というメーカーの製品らしいです。オーロラにしてはやけにデキが悪いのは、そのせいなのかもしれません。
ネットには、「ジョークなのか、パッケージに「AURORA」のマークが印刷されていたことから、誤解が広まってしまった」「オーロラは猿の惑星のキット一切出してない」というような情報が複数ありますが、この当時はまだオーロラは倒産前ですから、普通に現存するライバルメーカーのロゴを勝手に使うなんてことは、常識的に考えて、ありえないでしょう。
この問題に関しては、あとから書きました猿の惑星キットの謎をもうちょっと追えで詳しく追求していますので、そちらも併せてお読みください。

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▲一応証拠写真。ザイアス議長の初期のパッケージ、
ちゃんとaddarのロゴが入っている
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▲こちらのほうが遙かに有名になってしまった、AURORAのマーク入りのオーロラ版パッケージ。実態はポーラライツ製品。

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