Lost in Space、現在、アチラでリブート版のドラマが放映中ですが、こちらはもちろん、オリジナルドラマのロボットです。
日本では、「宇宙家族ロビンソン」のタイトルで放映されたアレのロボット
フライデーちゃん
というどっかの怪しい雑誌みたいな名前ですが、こんなん、勝手に日本でつけた名前で、劇中では単に
THE ROBOT
と呼ばれています。
以前も書きましたが、私は「宇宙家族ロビンソン」はほとんど見てませんでした。
特に好きでもないんですが、アーウィン・アレン製作のドラマは、どれも
中身がグダグダだけれど、メカだけ魅力的(笑)
なんで、メカは好きなんですよね。
なので、このロボットも好きで、まー、SF業界では禁断の惑星のロビーと並ぶ二大ロボットではないかと思ってます。
思ってるっつーか、世間的にもそんな感じの扱いですね。
毎度、話が番組談義になりますが
さて、このキット、オーロラから出ていたキットの復刻です。
▲パッケージはこんな感じです。ごらんのとおり、単にTHE ROBOT。これはオーロラ版のパッケージですが、ポーラライツ版も全く同じで、ロゴだけが変わってます。私が買ったのはポーラライツですが、どういうわけかメビウスモデルからも発売されてるようです。どっちがが吸収?されたとか聞いたような気がするんですけど、そのせいかな?
▲探して出てきた画像。当時のオーロラのカタログです。
▲毎度ネットから拾ってきた写真ですいません、ダウンロード法がヤバいことになりそうな昨今、こういうことやってちゃいけませんね。パーツ構成はこんな感じで、実にシンプルです。パッケージに描かれている手から出てる火花?までパーツ化されてるところに注目。
こんなキットにも、ちゃんとジオラマ風の台座をつけるところが、さすがオーロラです。
そして手から出てるレーザーというか火花みたいなのまで、パーツになってるところも、さすがオーロラですな(笑)
で、肝心のキットのデキは、オーロラらしくシンプルな構成で全体の雰囲気は抜群にいいのですが、半世紀前のキットなのでディテールなどは「それなり」です。
そして、金型の痛みが激しく、かなりひどいことになっていますね。
なんせ、調べたところでは、発売は1968年のようですから、マジでざっくり半世紀です、そう考えたら、50年前にこのデキは、やっぱスゴイのかも。
以前作ったサイクロプスもディテールが潰れててひどかったですけど、それと同等のクオリティです。
正直、再販されるだけでも嬉しいのは嬉しいですが、せめて、少しは金型修正してほしいです。
胴体を縁取る凸ラインみたいなのがもうガタガタですし、クリアパーツも全然胴体にあいません。
唯一幸いなのは、クリアパーツがそんなに潰れていなかった点です、クリアパーツはパテ盛ったりして直せませんからねぇ。
この透明パーツを見るたびに、リメイク版映画のシーンを思い出します(テレビへのオマージュで、ロボットの透明パーツが床に転がっているカットがある)
なんせ古いキットですから、ディテールは全体にもっさりで雑で、ガタガタです。
バランスも実物とはだいぶ違って見えますが、そんなこと言い出すと全部作り直しになってしまうので、そこは「オーロラの味」ということで、最低限のディテールアップだけで、あとはそのままにしました。
ま、ぶっちゃけ、金型のせいでひどすぎるところを直すだけで一苦労なので(笑)
金型がズレて合わせ目にまたがるモールドが全部ズレズレなんですが、特にキャタピラの凸モールドなどはズレまくっていてもう修正不可なレベルだったので、削り落として角棒を張りました。
腕は蛇腹状なので、これがもう金型が潰れまくりで、かなり修正がしんどかったです。
修正というか、もはや、パテを盛って一本ずつ溝を削り出す感じで、すんごく面倒だったので、ある程度まで直して挫折した感じですね。
肩のフックも金型の合わせ目に来ているために潰れまくって修正不可だったので、削り落として自作しました。
▲肩のフックのモールドは完全に潰れていたので作り直し。実物では、このパーツは「メカらしさ」を出すためというよりは、着ぐるみを着るときに持ち上げるための実用的な意味でついてたようですね。
胴体の凸部モールドは、全体にへろへろでなので、ひたすら削って直しました。
せっかくクリアパーツがついていて、今の時代で言えば
ほらほら電飾したまえ
的なキットですので、お言葉に甘えて誘われてみました(笑)
頭部は、一部電飾用にいじってます。
胴体の小さな光るドーム型のパーツなども削り落としてクリアパーツに置き換えます。
▲頭部のドームの中に入っている部品。実物は棒状のパーツが上下に動き、先端が光る。本来はものすごく棒が細いのですが、ぶっとい(笑)
▲棒を切り落として、光ファイバーで作り直してみました。太い部分はテープ巻いてます。中心部にLEDが来ることで、塗装後にファイバーの先端をカットすれば、断面だけが光るわけです。
この段階で資料を見ていて気づいたのは、これまで40数年ずっと、このロボゃんが好きな理由のひとつが、ロボットに人間の顔に見えるようなパーツがなくて
擬人化されてないところがいい
だったのですが、今回、資料を調べてみて気づいたのは
ちゃんと目玉に見える部分があったんですね
擬人化されてたのが分かって、ちょっとガッカリw
日本で「フライデー」って呼ばれてるのも、名前つけると愛着わいて擬人化っぽくて嫌でした。
原語で、ただ「ロボット」って呼ばれてるところが、きちんと物扱いされてるようでイイですよね。
▲LEDが入るように修正した頭部の透明パーツの発光テスト。三角形のパーツは、実物ではグレー?で塗られているパーツで、左右に目玉模様と、全体に変な幾何学模様が光っているのでした。マスキングして塗装することで、マスキング部だけが光るだろうという目算。
あ、あと、脚部の横につく細かいパーツが最初から不足してたんで、仕方ないから自作しました(T.T)
んなわけで、今回はここまで。
例によって途中写真をマメに撮るタチではないので、次回でたぶんいきなり完成して完結です。
日本では、「宇宙家族ロビンソン」のタイトルで放映されたアレのロボット
フライデーちゃん
というどっかの怪しい雑誌みたいな名前ですが、こんなん、勝手に日本でつけた名前で、劇中では単に
THE ROBOT
と呼ばれています。
以前も書きましたが、私は「宇宙家族ロビンソン」はほとんど見てませんでした。
特に好きでもないんですが、アーウィン・アレン製作のドラマは、どれも
中身がグダグダだけれど、メカだけ魅力的(笑)
なんで、メカは好きなんですよね。
なので、このロボットも好きで、まー、SF業界では禁断の惑星のロビーと並ぶ二大ロボットではないかと思ってます。
思ってるっつーか、世間的にもそんな感じの扱いですね。
毎度、話が番組談義になりますが
さて、このキット、オーロラから出ていたキットの復刻です。
▲パッケージはこんな感じです。ごらんのとおり、単にTHE ROBOT。これはオーロラ版のパッケージですが、ポーラライツ版も全く同じで、ロゴだけが変わってます。私が買ったのはポーラライツですが、どういうわけかメビウスモデルからも発売されてるようです。どっちがが吸収?されたとか聞いたような気がするんですけど、そのせいかな?
▲探して出てきた画像。当時のオーロラのカタログです。
▲毎度ネットから拾ってきた写真ですいません、ダウンロード法がヤバいことになりそうな昨今、こういうことやってちゃいけませんね。パーツ構成はこんな感じで、実にシンプルです。パッケージに描かれている手から出てる火花?までパーツ化されてるところに注目。
こんなキットにも、ちゃんとジオラマ風の台座をつけるところが、さすがオーロラです。
そして手から出てるレーザーというか火花みたいなのまで、パーツになってるところも、さすがオーロラですな(笑)
で、肝心のキットのデキは、オーロラらしくシンプルな構成で全体の雰囲気は抜群にいいのですが、半世紀前のキットなのでディテールなどは「それなり」です。
そして、金型の痛みが激しく、かなりひどいことになっていますね。
なんせ、調べたところでは、発売は1968年のようですから、マジでざっくり半世紀です、そう考えたら、50年前にこのデキは、やっぱスゴイのかも。
以前作ったサイクロプスもディテールが潰れててひどかったですけど、それと同等のクオリティです。
正直、再販されるだけでも嬉しいのは嬉しいですが、せめて、少しは金型修正してほしいです。
胴体を縁取る凸ラインみたいなのがもうガタガタですし、クリアパーツも全然胴体にあいません。
唯一幸いなのは、クリアパーツがそんなに潰れていなかった点です、クリアパーツはパテ盛ったりして直せませんからねぇ。
この透明パーツを見るたびに、リメイク版映画のシーンを思い出します(テレビへのオマージュで、ロボットの透明パーツが床に転がっているカットがある)
なんせ古いキットですから、ディテールは全体にもっさりで雑で、ガタガタです。
バランスも実物とはだいぶ違って見えますが、そんなこと言い出すと全部作り直しになってしまうので、そこは「オーロラの味」ということで、最低限のディテールアップだけで、あとはそのままにしました。
ま、ぶっちゃけ、金型のせいでひどすぎるところを直すだけで一苦労なので(笑)
金型がズレて合わせ目にまたがるモールドが全部ズレズレなんですが、特にキャタピラの凸モールドなどはズレまくっていてもう修正不可なレベルだったので、削り落として角棒を張りました。
腕は蛇腹状なので、これがもう金型が潰れまくりで、かなり修正がしんどかったです。
修正というか、もはや、パテを盛って一本ずつ溝を削り出す感じで、すんごく面倒だったので、ある程度まで直して挫折した感じですね。
肩のフックも金型の合わせ目に来ているために潰れまくって修正不可だったので、削り落として自作しました。
▲肩のフックのモールドは完全に潰れていたので作り直し。実物では、このパーツは「メカらしさ」を出すためというよりは、着ぐるみを着るときに持ち上げるための実用的な意味でついてたようですね。
胴体の凸部モールドは、全体にへろへろでなので、ひたすら削って直しました。
せっかくクリアパーツがついていて、今の時代で言えば
ほらほら電飾したまえ
的なキットですので、お言葉に甘えて誘われてみました(笑)
頭部は、一部電飾用にいじってます。
胴体の小さな光るドーム型のパーツなども削り落としてクリアパーツに置き換えます。
▲頭部のドームの中に入っている部品。実物は棒状のパーツが上下に動き、先端が光る。本来はものすごく棒が細いのですが、ぶっとい(笑)
▲棒を切り落として、光ファイバーで作り直してみました。太い部分はテープ巻いてます。中心部にLEDが来ることで、塗装後にファイバーの先端をカットすれば、断面だけが光るわけです。
この段階で資料を見ていて気づいたのは、これまで40数年ずっと、このロボゃんが好きな理由のひとつが、ロボットに人間の顔に見えるようなパーツがなくて
擬人化されてないところがいい
だったのですが、今回、資料を調べてみて気づいたのは
ちゃんと目玉に見える部分があったんですね
擬人化されてたのが分かって、ちょっとガッカリw
日本で「フライデー」って呼ばれてるのも、名前つけると愛着わいて擬人化っぽくて嫌でした。
原語で、ただ「ロボット」って呼ばれてるところが、きちんと物扱いされてるようでイイですよね。
▲LEDが入るように修正した頭部の透明パーツの発光テスト。三角形のパーツは、実物ではグレー?で塗られているパーツで、左右に目玉模様と、全体に変な幾何学模様が光っているのでした。マスキングして塗装することで、マスキング部だけが光るだろうという目算。
あ、あと、脚部の横につく細かいパーツが最初から不足してたんで、仕方ないから自作しました(T.T)
んなわけで、今回はここまで。
例によって途中写真をマメに撮るタチではないので、次回でたぶんいきなり完成して完結です。