銀河ぐらますガイド 造型分室

元プロモデラー・もこもこフジタの、やっつけ模型ブログ

カテゴリ: 特撮・SF系

お蔵だし、作りかけ模型レポートシリーズ(今命名)(笑)

今回は、ポーラライツからオーロラブランドで再販されている、猿の惑星シリーズです。
半年ぐらい作業が止まってます。

以前に書いたように、このキットは元々アダーという会社の製品のようですが、なぜかオーロラブランドで売られ、現在は、世界的にオーロラの製品として認知されるに至っています。
その出自には、いまだに謎が多くあるのですが、模型本体とは関係ないので、便宜上、以後は、このキットを「オーロラの製品」とみなして説明します。


さて、元ネタの映画のほうは、もう説明するまでもありませんね、SF映画の金字塔「猿の惑星」です。
その衝撃的なラストシーンは、私も子供心に度肝を抜かれまして、シリーズは結局5部作となり、飽きる程見たものです。
あまり知られていませんが、その知名度から、テレビドラマ(あまりデキはよくなかったです)やアニメにもなっています。

近年も、リメイクシリーズが作られており、現在も継続中ですが、ぶっちゃけ私は、あのシリーズはあんまり感心はしません。

個人的には、ティム・バートン監督のリ・イマジネーション版が傑作だと思ってます、やっぱり猿は俳優が演じないとね。

ちょっとだけ映画に触れておくと、このコーネリアスを演じたロディ・マクドウォールは、「フライトナイト」のビンセント役でもお馴染みの俳優ですが、シリーズ最多の4作(とテレビシリーズにも)に出演しています。
後期2作は、コーネリアスは出演しませんので、コーネリアスの子供の猿のリーダー・シーザー役です。

猿の惑星の素晴らしいところは、なんといっても、見ているうちに、猿のキャラクターに感情移入して魅力を感じていくところでしょうが、その魅力は、この人(とジーラ)の演技に負うところが大きいと思います。
特に1作目は秀逸で、コーネリアスとジーラのキャラクターが、人間に同情的ではありながらも、学術視点を崩ないところです。
2人は、これまで長年人間という「原始的な動物」を研究してきたのですから、そう簡単に手放しで人間を受け入れる話になっていたら、あまりにもご都合主義に過ぎます。
そこを一定の距離感を保ち、ある意味「上から目線」がなかなか抜けないながらも、少しずつ心を許して好意を持っていくところが、リアリティがあったのです。
人間に対する態度が極端に差別的で嫌みを感じるほどではなく、かといって完全に同目線でもなく、我々人間の視聴者も猿に共感できる程度には良い人物だという、そのへんのバランスが素晴らしいと思います。
その素晴らしさは、やはりコーネリアスの演技(とクライマックスだけ登場する甥っ子もいい役割です)によるところが大きいと思いますし、その後の続編での様々な役どころも素晴らしいですね。

早い話、コーネリアス(というかマクドウォール)はシリーズ屈指の魅力的なキャラクターだということで、映画で魅力的なキャラクターというのは、当然訴求力が強いわけで、模型としても魅力的だということです。



さて、キットの話に移りますが、以前も触れたとおり、このシリーズ、我々オーロラファンは、ひいき目で見て悪いところに目をつぶってしまいそうになるんですが、正直に言うと、お世辞にもデキがいいとは言いにくいです。

全体を見ると、オーロラテイスト溢れる情景模型なので、雰囲気は素晴らしいのです。
ベースも、シンプルなパーツ構成で、見事にそれらしい雰囲気を出しているあたりもステキです。
パーツの合いも、半世紀近く前のキットとは思えないほど、よく合います。
ぶっちゃけ、以前作った最近のキット「怪獣ゴルゴ」のほうが、遙かに合いませんでしたW

以前述べたように、最近の模型感覚だと、こういう模型は、ほとんど「映画のあの場面」を再現したものになるのが通例ですが、実はオーロラのキットの素晴らしさのひとつは、どれも映画にない「イメージモデル」であることだと思います。
映画を知っている誰もが違和感を感じない、まさにキャラクターのイメージを集約したようによく捉えた情景でありながら、よく考えると、映画にそんなシーンは無いんですよね。
このキットも、コーネリアスは人間の文化を研究していて廃墟を探索している、という設定から出来ているイメージモデルで、映画にこんなシーンは一切ありません。
が、まぎれもなく、映画を知る人なら、このキットを見て「ああ、コーネリアスだなぁ」と思うでしょう。

とまあ、情景そのものは素晴らしいのですが、いかんせん、肝心のフィギュアのデキが、かなりアレなのです。

何がアレなのかというと、ディテールそのものはやはり素晴らしく、顔など、いじるところがないぐらい良いですが、ポージングが極めつけダサいのです。
そして、どう見ても、体のバランスがおかしいのですね。
この猿の惑星シリーズのキット全部が、それなりにおかしく、どれもこれも、頭でかすぎ、ポーズがダサかったりするのですが、中でも特に、このコーネリアスが、体のバランスがズバ抜けて変です。

2016-06-08 21-56-27

はい、写真を見て頂ければ、「妙」なのがすぐ分かると思います。

一言でおかしな点をいえば
頭がでかく、肩幅が広い、それに対して下半身が貧弱すぎる
という点です。
言い換えると
胴体全体に対して、肩幅だけが異様に広すぎる
んですね。

その妙な形になった要因を突き詰めると、どうも「腕を回せるように設計した」せいではないかと思います。
パッケージアートを見ても分かりますが、本来、コーネリアスは、ポンチョのような服が肩にかぶさってるんですよ。
でも、腕を回すには腕と胴体の接合面が平らじゃなきゃいけないわけで、ポンチョの端が肩にかぶさっていると、干渉して腕が回らなくなります。
そのため、キットでは、ポンチョの端よりも、肩の接合面の平らな面を外側に出すようにしてある。
そのぶん、肩幅が広くなってしまっている上に、腕のパーツの方も妙に肩がでっぱってるので、組み上げると、やたら肩幅が広るわけですね、こういうの昔の可動オモチャにはよくあったバランスです。

でもね、コレ、もうちょっと突っ込むと、そもそも、このポンチョみたいな部分、映画の衣装だと、こんなに幅大きくないんですよねw
なんか、無意味にポンチョを大きくして、そのせいで肩幅がおかしくなってるという、本末転倒とでもいうか、変な欠点ですね。

しかも、疑問を感じるのは、これだけフルディスプレイのキットでありながら、あえて腕だけ回せるようにする必要があったのか、という点ですね。
別に脚とか手とか動かないし、肩だけ動いても、ものすごく無意味っぽい気がしますが、このシリーズは全部こういう設計です。

オーロラのキットには、ポージングなどが「イマイチ」なキットも多くありますが、それでも、なんというか「ヘタウマなマンガ」のように、独特の個性、味わいがあると思ってます。
その味わいこそ
わざわざ、半世紀近くも前のメーカーのキットを今、作る意味、楽しみ
だと思っています。

オーロラのキットは、単なる模型というより、芸術と同じように
オーロラの作品
ですから
味わいを壊さないように、あまり大きく手を入れる改造はするべきではない
というのが、私のオーロラのキットに対する基本スタンスなんですが、さすがにこのプロポーションは見ていてキツいので、直すことにしました。

一方で、このシリーズ、顔は
明らかにでかいツラしてます
ええ、比喩的ではなく、普通に物理的な意味でw

が、顔の形自体は異様にデキがいいですね。
そもそもが
猿の顔って似せるの難しいんじゃないか
と思うんですけど、ただでさえ、個性を出しにくい猿顔なのに、演じたロディ・マクドウォールの雰囲気にクリソツです、このあたりはやはり凄いです、ただし
でかいツラですがW
まあ、もちっと突っ込むと髪型もちょっと違いますけどね。

パッケージ絵に至っては
誰だこのゴリラは
みたいな感じですw

肩幅を狭める改造をすると、ただでさえでかい顔が、余計でかく見えるようになってしまいますが、さすがに顔に合わせて胴体全部を大きくするのは無理だし、逆に顔を小さくするのも難しいので
でかいツラ
は我慢することにします。

いや、元々が素顔の上に猿メイクですから、映画見てるときは意識してなかったけど、もしかして映画でも顔でかかったかなぁ? と思ってDVDを見直してみましたが、そんなことなかったです(笑)
このキットの顔のでかさを見てから、資料的に映画の写真を見ると、特殊メイクの猿顔が小さいことに結構驚かされます。
あの当時は素材も発達してなくて特殊メイクは厚めだったはずですし、「ゴムみたいだった」という証言もあります。
おまけに猿の植毛までしてるから、大きく見えて当然と思っていたのですが、意外なほど顔が小さいですね。


さて、そんなこんなでキットの改造ですが、以前、ファイル破損で画像が失われた事件があり、いっしょにこのキットの改造写真も失われてしまいました(T.T)
そんな事情で、いきなりサフ吹きした状態まで進んでしまいます。

CIMG0010

頭は肩にジェンガよろしくのっけてるだけの状態ですので、ちょっと浮いてます。

改造ポイントですが、肩の接合部を切り落として幅つめ。
ポンチョの端が肩より出るようになるまで幅つめしてます。
同時に、腕パーツの肩側もできるだけ削り、肩幅が異様に広いのを修正。
腕の角度もダサいので、肘から切り落とし、曲げ方を変えて再度接着。
手は腕と一体整形ですが、向きを変えたいので切り落としてあります。

脚は短すぎるので、途中で切断し、プラ板を挟んで延長し、2ミリ伸ばしてあります。
各部のモールドは甘いので、凹部などを彫り込んであります。

あと、写真では見えませんが、股間のところというか、胴体に脚が繋がっている部分、胴体側がキットのままでは抜きの都合で平らなんですが、本来はスカートのような形状ですから脚にかぶさってないとおかしいので、ある程度、彫り込んでやってます。

顔はあまりいじってませんが、毛のモールドを一部彫り直しているのと、毛先がツライチで毛っぽくないので、ぎざぎざに彫り込んであります。

かなり大幅な改造になっちゃいましたが、いかがでしょう?
素組み写真と比べると、ずっと良くなってると思います。

ってわけで、今回はここまでにしておきます。

CB750の制作が、なかなかバランスがうまく取れずに、脳が煮詰まってきたところに
DSCF2471
うっかりこの人を放置してしまったら机によじ登られ、パーツを落とされて破壊されて気力が萎えたので、ちょっと気分転換で違う模型です。


といっても、今回のコレは、4ヶ月ぐらい前から作業は止まっていて、写真もずっと前に撮影したものを、単に掲載しただけですけどね。


というわけで、バンダイの1/48 X-WING ムービングエディションです。

昔、プロモデラーだった頃は、自作するときは、ネタ的に動く模型が好きでしたが、今は飾って眺めるだけなので、正直、動く要素には何も魅力を感じないんですけども、まあ、動かないバージョンが存在しないので仕方ないです(笑)
動かないバージョンが安くであれば、そっち買ってたと思いますが。

てわけで、あちこちでレビューされているので紹介は必要ないでしょうが、スイッチで電動でウイングが開閉し、プロトン魚雷の発射音と共に発射口が光る、というキットです、コクピットとエンジンも電飾されています。

例によって、元が完成度の高い簡単キットなので
お手軽手抜きモデリング
で進めていますが、さすがにこのスケールとお値段では、あまりに素組みすぎると、もったいないので、基本はキットのまま、塗装も最低限の部分だけで
最低限必要なところだけは手を入れる方向性
で進めてます。

さて、まずキットの話です。
X-WINGのキットは、商売の戦略上の都合で発売時期が1/72共々、シリーズ初期なので、ボディのパーツが細かいのをパチパチはめていく方式なのに、肝心の分割箇所が塗装の分かれ目ではなかったりと、
イマイチ「こなれていない」カンジがする部分が多々あります。

赤や黄色の部分もデカールが付属していないので「はげちょろけ」をやろうと思うと、塗装で再現するしかないなどの点は、1/72よりも、むしろ明らかに劣りますね
せめて赤と黄色のデカールはつけておいて欲しかったところです。

また、せかっくの大スケールで、緻密なモールドを再現したシリーズなんですから、コクピットのディテールやフィギュアの腕だとか、もっと細かく別パーツに分割して、スケールモデル並の感動的な精度が欲しかったところです。
あまり1/72と大差ないあっさり感なので、ちょっとガッカリです。
どうしても、あっさりしすぎで玩具感が拭えません。
プラモ、模型というよりは
組み立てるトイ
のような感覚です。

あと、組んでいて気になったのは、 たまたま私が買ったものがランナーが曲がってたりしたせいなのかもしれないので、断言は出来ないんですが、少なくとも私が組んだものでは、何カ所か、妙にスキマが空くというか、はめあわせが悪い箇所があり、強引に洗濯ばさみにで力かけてスキマをなくし、そこに接着剤を流し込む、みたいにしないと駄目だったりしました。
このあたりの難点もあり、所感としては1/72のほうが「かちっと組める」という印象です。

1/72もそうなのですが、正直、これが今現在発売になったなら、ノウハウもこなれていて、もうちょっと良いキットになっていただろう、と思えるのが悔やまれます。
MGガンダムシリーズみたいに、Ver2とか出したて欲しいところですね、まあそんなにSWに思い入れがないので、二度も買わないけど(笑)
 
2017-03-23 17-10-14
モールドはさすがに1/48だけあって、細かいです。
メタル系のパーツは、一応メタル風の成形色ですが、金属感が欠けているので、ランナーについた状態で塗装できるものは、そのまま汚し塗装を入れてやり、ガンメタルなどのドライブラシで質感を上げてやりました。

2017-03-22 18-04-23
コクピットのフィギュアは、さすがに色分けされていませんので、そのまま組むと真っ白です。
いくらなんでも、それじゃ
白蝋死体
なので、塗装してやりました。

反乱軍のパイロットは、結構、面倒くさい色分けのパーツを胸につけてたりしますので、案外塗装が面倒です。
S0030549
こちらは1/72を作ったときの塗装したパイロットです参考までに。
だいたいこんな塗り分けです。テカっているのはつや消しスプレーを吹く前だから。

2017-03-22 18-05-03
オレンジに光っている計器は、電飾です。

ちょっと写真じゃ分からないかもしれないけど、なんとなくパイロットが「きちゃなく」見えたとしたら、汚し塗装をしてるせいです。
SWでは、パイロットのヘルメットなども徹底して汚れ塗装がされて使い込んだ感じが出されているので、せっかくの大スケールですから、ヘルメットなどにハゲチョロケ塗装などを入れてみました。

シートやコクピット後部も色分けされてないので、塗装して再現してます。
計器パネルなどはデカールもついていますが、せっかく細かい凹凸がついているので、資料見ながら筆塗りで塗り分けでやりました。
黒いパーツは、塗装ではなく、ブラックサフェーサーを吹いてそのまま使ってます。

1/72で特徴なので作り直したパイピングは、なぜかそのままです(笑)
いや単に作っているときに、作り直すのが面倒くさかっただけなんですが。

コクピット、面倒くさい割に、X-WINGは盛大にキャノピーも汚れてますので、たぶんキャノピーつけたらほとんど見えなくなると思いますけどねーw

あとR2などのドロイドユニットが、1/72だとそのまま収納できましたが、本キットは動力部がある都合で、ドロイドの上だけしかありません。
なんか悲しいですね、コレ。

ところで、キットのまま素組みすると、どうしてもパイロットのヘルメットに照準器のステーが当たって真っ直ぐに付かないんです、明らかに設計ミスっぽいけど?


ってわけで、あんまり写真がないですけど、今回はここまで。

trench run
▲まずはいつもの「やっつけ合成画像」からどうぞ(笑)


ちゃらちゃっちゃっちゃ~♪


(キューピー3分間クッキングの音楽を脳裏に浮かべてください)

はい、今週もやってきました、お気楽3分間、もとい、三日間モデリングのコーナーですw

今週は、バンダイから発売されている「スターウォーズ」シリーズの「タイインターセプター」を、ちゃちゃっ、とやっつけ仕上げしたいと思います。


というわけで、このところ、AMTのスキマだらけでデカール割れまくるキットとか、MPCのムーンベースとか、他にも作りかけの海外キットを何個も平行していじっていて
素組みするだけでも一苦労!
というキットばかりをいじり続けた結果、脳みそが

ちっとは楽な模型作りてぇよこんちくしょう!!

みたいなカンジになってしまったので、息抜きでタイインターセプターを3日モデリングで作ってみました。 

ま、暇なときに作ってるから3日かかりましたけど、みっちり作れば1日だと思います。

確かタイファイターを作ったときに「ベイダー専用機はいつ出来るのでしょうか」と書いた気がしますが、なぜかベイダー専用機をほっぽらかして、インターセプターに浮気ですw
いやまあ、ベイダーも作ってんですけどね、ちょっと面倒なところがあって、ちまちま進めてます、何が面倒かはいずれ分かります。


IMG_0024-2
▲毎度お馴染みやっつけモデリング。タイシリーズは基本がほぼグレー一色なので、素組みして汚しを入れるだけで、かなりそれっぽくなるのがありがたい。上のハッチは・・・説明書見ないでうろ覚えで塗ったら、塗り分けが間違ってました(笑)

さて、いつもの談話ですw

私は、中学生のときに劇場で「スターウォーズ」を見ました。
以前から私のブログを見ている人はご存じのとおり、私は、実はあまり「スターウォーズ」には感激しなかった人間で、当時「なんかビンボウ臭いな」という感想だったのですが、メカだけは割と好きでした。
でも、そのときも、タイファイターは格好悪いなぁ、という感想を持っていて、当時MPCから出ていたプラモデルも買わなかったんですよね(この前、当時のMPCのX-WINGを掲載しましたので、アレを見ればタイファイターも出来が想像つくと思います、つるんつるんですw)。

高校生になって3作目にタイインターセプターが出てきたときは、はじめて「ああ、これはかっけーな」と思いましたね。
というわけで、タイファイターシリーズでは、一番好きな機体、というか、これだけが好きです。
もっとも、この機体、単なるバリエーション以上のものではなく、さしてこれといった特徴もなく、映画ではほとんど目立って活躍してませんので、ザコキャラ以外の何物でもないですけどね。

まあ、我々の世代としましては、タイファイターのベーダー専用機はMPCから大きなキットが出てましたけど、タイインターセプターは出来の悪いスナップキットしか出てなかったんで、そういう意味で
待望のキット化
ではあります。

この調子で早くB-WINGをキット化してくれんかなぁw

できれば巨大キットで<無理(笑)

何度か書いてますが、私はB-WINGが一番好きな機体なので。

ところで、書いてる最中に初めて気づいたんですけど、バンダイさん、ここまでキット化しているのにタイ・ボマーをキット化してないよな、よく考えたら。



バンダイの「タイ」シリーズは、コクピット周りが各機体共通のランナーのようで余るパーツとかがあるんですが、どうも組んでみた感想では、タイファイターよりも微妙に合わせ目あたりのエッジなんかがシャープになってる気がしました、組む前に比較したわけじゃないんで、あくまでも感じただけなんですが、気のせいかなぁ?
たぶんコンピューターのデータは同じなんだろうけど、金型はそれぞれに作られてるんじゃないかと思うので、そのへんで違いが出ているのかも??


IMG_0026-2
▲いかにも戦闘機っぽいフォルムが格好いい。

基本、プロップも共通モールドから複製されてるんだと思いますが、インターセプターが出るのは3作目ですので、低予算の1作目と、金のかかってる3作目では、おそらく造形も新規にいじられた部分が多く、ビミョウに変わっているでしょうし、そのへんの変化もちゃんと取り入れられてるようです。

映画の劇中を見ても感じますが、1作目よりも、3作目のタイファイターは色がブルーがかっているように見え、明らかに塗装が違うように見えます。
最も、映画3作目は、当時の水準としては限界までフィルムを重ねている(合成を多重に繰り返している)ので、どこまでがフィルムの質感や合成による変化なのかは分からないんですが、調べた限りでは、プロップもブルーっぽい塗装のように見えますね。
実際、プロップを参考にしている最近のMPCの塗装済みキットは、すんごい青みがかってますね。

なので、少し、成形色とは違うイメージなんですが、塗装するとお気軽モデリングコンセプトに反しますので、そのまま素組みします。

さて、肝心のプラモですが、なんせ組めばそのまま完璧な形になるバンダイさん、お気軽モデリングで、そのままパカパカと組みます。
一応、ボディは前後で合わせ目が出ますので、そこだけヤスリがけして、つるつるにしてやります。
なんかホームセンターで磨き仕上げ用のビニール板みたいなものを見つけたので、それを使ってみました。

IMG_0015-2
▲この機体は、こーいうアングルが似合う気がする。他のタイはボディにレーザーがついているが、こいつは、太陽光パネル?の先端にレーザー砲がついている。

IMG_0018-2
▲ちなみに、この先端についているレーザー砲は、タミヤのキットを作ったことがある人ならお馴染みの見慣れたパーツそのまんまである(笑) まあタイは本体にシャーマンのサスペンションとかタミヤのパーツの塊ですしw

あと、一部の濃いグレーのパーツなどだけ、筆塗りで塗装してあります。
なーんも考えずにコクピットの窓フレームのとこを塗装して、あとでよく見たら、インターセプターは黒い窓枠だったんですね、別にパーツが付属していて、塗装したのは不要部品でした(笑)

 以前にタイファイターを作っているので、並べたときに違和感がないように統一する意味で、同じ作り方をしました。
基本的にラッカー塗料の黒でスミ入れし、パステルやウエザリングパウダーで汚しを入れていく、最後にクリアスプレーでコートする、というやり方です。
タイファイターのとき、単色すぎてメリハリに欠けたので、 ブラウンでも汚しを入れてみました。

IMG_0021-3
▲タイファイターと違い、コクピットのフレームが黒い。メインレーザー砲が翼?側になっているため、ボディについている砲の部分も形も違う。

IMG_0035-2
 ▲今回のキットで良かったのが、台座に、このように背後から支持できるパーツが付属するようになったこと。むろん従来のように機体下に差し込むこともできる。しかし、これを見た後だと、他のキットもこうして欲しいと思ってしまう。

相変わらず、組みやすくて簡単なキットですね。
もっとも、あまりに完成度が高すぎて、誰が作っても同じようになってしまう、という意味では 
あんまり面白く無いプラモデルである
ということは言えると思います。 贅沢な言い分ですが。


 

2014-12-31 11-32-52

さて、本体ができたので、なんとなく気分が「終了」になってしまい、またしても、長い間ほっぽらかしになっていたMPCのムーンベース アルファです。

S0042885
▲前回はここまで、基地の外観だけ出来ていた。パネルなので、仕事机の横の壁にかざってある。

2015-11-01 22-37-49
▲前回の記事後に発掘された、改造したランチパッドの途中写真。付属の十字模様のデカールを貼るので、デカールを採寸して穴をあけ、プラ板でひっこんだ部分を制作。

2015-10-28 22-49-31
▲全体にこんな感じで光ファイバーを仕込んでやった。


前回、基地の情景本体まで終わったんですが、実はこのキットには司令本部? 基地? なんと呼んでいいのか分かりませんが(英語ではコマンドポストとかだったと思う)、とにかくその部分の情景が付属してまして、どっちかってーと、こっちがメインかもしれません。

たまーに気が向くと、ヤスリがけやら、ちまちまいじってはいたのですが、いつまでもラチがあかないので
いいかげん終わらせよう

と思って、一気にやっつけ仕上げしました。

以前の記事にも書きましたが、このキット、今の家に引っ越す前から作ってるので、かれこれ3年ごしになります、なげーっ。

とはいえ、元は40年以上前の海外キットです。
元からあっさりしているモナカキットのムーンベース部分は、古くてもそんなに気になりませんが、さすがに司令部の部分は今の目で見ると、相当にぞんざいで厳しいですね。
分かりやすく表現すれば、
スケールモデルというより、オモチャ
と言えばイメージが掴みやすいかと。

かといって、ディテールもアレですが、形状も実際のセットとは全然違いますので、手を入れ始めると、ほぼフルスクラッチになるのが目に見えてますから、最低限いじっただけで、そのまんま作ります。

そうそう、スケールの表記はありませんが・・・というか部屋のサイズとか比率がメチャクチャなオモチャスケールなので、そもそもスケールを論じることが意味ないですけど、フィギュアのサイズからすれば、HOスケールより小さめ、だいたい1/100スケールぐらいだと思います。
まあ、早い話が
人形めっちゃちっせー!!
て感じなのです。

前回書きましたけど、このキットは数年前の再販のもので、その際に新金型が追加されています。
元々は、この司令室も片側の壁面がなく、中がよく見えるようになっていたのですが、新金型で壁が追加されて、四方が囲めるようになりました。
そのへんの追加パーツの整合性がいまいちで、うまく合わないところがありますね。
それと、結構パーツが盛大にたわみまくっていたりもします(T.T)

ドラマのセットでは、壁の凹んだ部分が発光していて照明になっている、という、なかなか近未来的な格好いいデザインでしたが、模型だと、片っ端から凹みなので
マスキング超面倒くせぇよ、2日かかった(T.T)
凹みを白で塗り、壁は微妙に黄色がかった色で塗りました。

当初は、壁を光らそうかとか、いろんないらんことを考えたけれど、どんだけ大変か考えたら嫌になったので、普通に組みました。

いじったのは、一部のモールドと、二階の手すりを削って細めにしたこと、柱を真鍮線に変えて、柱受けにある凸モールドを削り落としたぐらいです。


2015-12-17 22-26-29
▲数年前に撮影した写真が奇跡的に残ってたw。二階フロアの柱を受ける場所にはいかにもオモチャっぽい受けの円柱がついているが、こんなものは実物のセットにはないので削り落とす


モールドは、壁面にドアが2つついてますが、奥まったところに、甘いディテールの凹凸があって、そこに、ど~ん!と打ち出しピンの跡が盛大についてますのですよ。
これが修正しにくく、一旦、ドア部分を切り離して凸モールドを削り、モールドをプラ板で作り直しました・・・けど、完成したら見えないなコレw

2015-12-17 17-50-38
▲これでもかっ! とばかりに、モールドのど真ん中に盛大に打ち出しピンの跡がつきまくっている。消すだけで一苦労である。どうせ外側はどうでもいい部分なのだから、外側にピン跡が来るようにすればいいのに、ご丁寧に内側の凹み部分という、一番消しにくいところについている。嫌がらせかっ!!


フィギュアは丸い台座ごと整形されてますが、さすがに悲しいので、切り取ってやりました。
基本的にフィギュアワンセットの同じランナーが3枚(だったかな)入っているだけなので、同じポーズのフィギュアが付属していて、まあ、そのへんモブの人はいいんですけど、どう考えてもマーチン・ランドー(ジョン・コーニッグ指揮官)とバーバラ・ベイン(ヘレナ・ラッセル博士)夫妻が3人いるのはどうなんだ?と(笑)
あ、俳優が夫婦なんで、劇中では夫婦ではありません、念のため。


S0012859
▲中央に制御室?があり、それを見渡せる端に司令官の部屋がある。一応、マーチン・ランドーとバーバラ・ベインのつもりで塗装してる。ところで、右にある円盤みたいなのは地球儀(月面儀?)なんだが、もうキットの味だと割り切ってそのままインスト通りに接着したが、こんなでっかい地球儀はドラマのセットになかったよな?? おそらくランドーの机の上に載っていた地球儀のつもりなんだと思うが、なんなんだこのでかさ???

S0022860
▲前述のように四方の壁が追加され、屋根の構造物などがあるので、全部組み上げると、中はとても見えにくくなる。屋根は接着しないで取り外しできるようにしておけばいいが、壁にかける都合上、外れると困るので全部接着した。

S0052865
▲見にくいけど、中央あたりのフィギュアがいるところがらせん階段。構造物に隠れてよく見えないけど、その下に腰に腕組んでるのが、博士のつもり(司令官と同じフィギュア)。半分ハゲなので、フィギュアの髪の毛削ってある。

二階のフロアがあったり、そこに続く階段がらせん状で、作るのが面白かったりしますけど、ひとつ大きな問題があります。
それは、実物セットの階段は、別にらせん階段じゃないんですよね(笑) なんだこのキット。

あと、古いキット、っても再販なので数年前のキットのはずなんですが、デカールが劣化してて、バリバリ割れてきました。
なんとか無理して貼りましたけど、ところどころ欠けてます。

先だってAMTのエンタープライズ3隻セットの記事を書いた際、C,D,E型も作るという話を書きましたが、実はすでに作ってあるんです。
でも、それもデカールがバッキバキに割れまして、なんとかだましだまし完成まで持っていったのですが、あまりにヒサンな感じになったので、あまり載せたくないから記事にしてないんです(笑)
なんでこう海外キットのデカールは品質悪いのか劣化早いんですかね、分厚くてビニールみたいだし(T.T)

S0112873
▲窓から覗いたところ。手前右に見えるのが冒頭のほうに書いたドア。左がらせん階段。奥にあるコンピューターのデカールが劣化して破れまくり。この種の模型はこんな風に見ると楽しいですな

S0122874
S0162881
▲奥に見えるパネルもデカール。このへんはセットに近い。デスクやイスの形はまるで違うw

S0012882
S0022883
S0052886
▲パネルに固定したところ。

やっとこさ、3年越しで完成しました。
こういう情景模型は面白いんですが、キットが古いと、ものすごく修正に手間がかかるので、使える時間が限られていると、なかなか手をつける気力がわかず、完成しません。
途中で何度も挫折しかけましたが、とりあえず完成してよかったです。


NCC-1701
▲いつものようにカンタン合成してみた。記念すべきSFドラマの革命、初代エンタープライズ。この惑星の周回軌道を回る映像こそ、エンタープライズの一番ポピュラーなイメージではないかと思う。ちなみに各話に似た映像が登場するが、船体はバンクフィルムで、惑星のミニチュアはひとつ、カラーフィルタをかけて違う星に見せていたそうだ。


前回の続きです。
簡易模型だし何度も引っ張るほどのネタではないので、今回で終わりにします。
特に手を入れたところはありませんが、TOSの1701のデフレクター(アンテナみたいな部分)は、もっさりしすぎなので、そこだけプラバンのヒートプレスと真鍮線で作り直しました。
DSCF2497
▲と、本文には書いたが、実はパーツが行方不明になったせい(笑)。いやまあ、行方不明にならなくても作り直すつもりだったけど。指先と比べると小ささが分かる。ここはデカールがないので筆塗り。


塗装なんですが、実際のプロップよりは、意図的に若干暗めのグレーにしてあります。
というのは、デカールに「発光する窓」を表すなど、白い部分があるので、船体を完全な白にすると、デカールの白部分が見えなくなってしまうからです。

色は諸説ありますが、実際にはA,B型は基本色がホワイトです。が、アズティックパターンがグレーで塗られているため、限りなく白に近いグレーに見えます。
TOSは暗めのグレーに思われがちですが、当時のフィルムの露光限界などで画面上はそう見えるだけで、やはりほぼ白に近い色だったようです。
DS9のスペシャルエピソードでミニチュアが新造された初代エンタープライズは、そのフィルムのイメージを重視して、おそらく意図的に若干暗めに塗装されています。

DSCF2492
▲基本色の塗装が終わったところ。統一スケールなので次第に大きくなってるのがよく分かる。設定ではNCC-1701のコンスティテューション級は全長289メートル。改装型(A型)もコンスティテューション級だが基準が再定義され、1.2倍ほど長い。B型はエクセルシオ級で更にでかい。大きさインフレはとどまるところを知らず、この後のC型になると、もう円盤の中にすっぽりTOSが収まるぐらいのサイズとなり、D,E型は更にでかい。


さて、どちらかといえば、このキットは組み立てよりも、デカール貼りがメインで、TOSはともかく、A,B型は、ほとんど全面デカールで覆う形となります。
それも、場所によっては、デカールを重ねるところまであります。
DSCF2494
▲こんな感じで、やたらめったら全面を覆うデカールが付属。このセットは、まだ船体が小さいので三隻で2枚で済んでるけど、C型になると1隻で2シート。


TOSは、パネルラインのデカールなどは一切ついてません。
現存する11フィートモデルは、スミソニアン博物館に展示で補修される際に
子供のプラモ塗装のようなぞんざいな濃いパネルライン
を入れられてオリジナルとかけ離れてしまい、そのイメージが定着して、近年の商品等にも反映され、その商品のフィードバックでまたイメージが強化されているようですが、元々そんなものはプロップには無かったようです。
映像では確認できませんし、少なくとも11フィートプロップの完成時写真には、そんな塗りは見られません(ただし途中シーズン後の改修で入ったのかもしれません)。
ただ、DS9のスペシャルエピソードで、新しくTOSのエンタープライズが制作されていますが、新シリーズ以降、多くのモデルを作ってきたグレッグ・ジーンが再現したエンタープライズにも、エンジン部などにはパネルラインはありませんので、やはりこの塗装は違うんじゃないかと思います(C型エンタープライズもジーンの制作)。

NCC-1701_Prop
▲こちらがスミソニアン博物館で展示されていた、補修前のエンタープライズ。やりすぎでいやらしいぐらい、派手にパネルラインの塗装が入っている。これはひどい。

初期のスミソニアンのプロップ補修はかなり「ぞんざい」だったようですので、近年、再び「オリジナルをできるだけ忠実に再現しなおそう」というプロジェクトで、よりオリジナルに近い補修と再塗装がされたみたいです(ただし、何度かの展示会での補修を経て、最終的にひどい塗装になったようです。手元にある範囲で、93年の展示会での補修はグレッグ・ジーンが行ったようですが、そのときの写真にはエンジン部のパネルライン塗装はありません)。
この過程のビデオがYoutubeに複数上がってますが、完成後は以前の補修状態とはまるで別物です。
この復元プロジェクト、モデルをX線で撮影して内部構造を解析したり、もう、やってることが文化遺産補修レベルで、「たかが特撮のプロップにそこまでやるか!」って感じですね(笑)
スタートレックはアメリカ人にとって大切なものなんだなぁ、とあらためて実感します。

47593_original
▲で、こちらが同じモデルの、完成当時のプロップ写真。見てのとおり、あからさまなパネルラインは一切入ってない。なお、ブリッジとディフレクターが大きいため、パイロット版撮影時のモデルと推察される。本編では、ここからブリッジとディフレクターが小さく改造、ワープエンジンの後部にドームが追加され一部再塗装。なおエンジン前部の発光ドームがカッパーに見えるが、アレが光って回るのは第1シーズン終了後の改造なので、第1シーズンにはない。
 

脱線しますが、個人的な思いなんですけど、いわゆるパネルラインやアズテック模様みたいなモールドは、リアリティ表現の一手法としてはアリだけれど、何でもかんでも入れればいいとは決して思わないんです。
TOSは「理想の未来世界」を描いているドラマですが、テクノロジー面でもその思想があったんじゃないか、と思うんですよ。
あの時代、既にミニチュアにパネルライン塗装でリアリティを出すという発想は普通にありましたけど、ロミュランにしろクリンゴンにしろボタニー・ベイにしろTOSのメカ全般にそういった表現が見受けられないのは意図的に思えるんです。
「今は金属貼り合わせるしかないけど、将来は継ぎ目のない船体が出来るといいなぁ」という理想の表現だったんじゃないのかな? と思うんですよね。
私はTOSの楽観的な理想主義を好ましく思うので、初代エンタープライズはツルツルなほうが好ましく感じます。
A型は今でも人気が高いし、最高傑作とも言われますが、私は、一番好きなエンタープライズは、と聞かれれば、迷うことなく
TOSのエンタープライズが最高です!


話がズレましたが、なんせ海外キットなんで失敗しても部品請求とか出来ませんから、デカールは一発勝負です。
嫌だなぁ、私、デカール貼るの苦手なんですよねーw

基本、船体円盤部などは、大きな1枚のデカールになっている部分が多いので、当初はセオリー通り、切断できる箇所は切り離して細かくして貼ってみましたが、コレは失敗でした。
デカールが結構分厚くノリが強力で、そのくせ破れやすく巻きやすく、「国産の繊細で高品質のデカール」とはちょっとテイストが違って、細かくすると、やたら巻いてしまったり破れたりで、失敗しやすかったですね。
ヘタに切らないほうが貼りやすいと思います。
DSCF2495
▲TOSはシンプルなので、割とデカールはカンタン。このシンプルさが大好き。あ、ワープエンジンのグレーや赤は筆塗り。エンジン前部は、第二シーズン以降は発光が回転する部分で、エンタープライズの特徴ともなっているので(ミニチュアではクリスマスツリーの電球)、本気で塗るならグラデーション塗装だけど、このスケールで凝ってもしょうがないので、べた塗りであっさり済ます。

船体側面のような曲面部は、元から分断されてるデカールを組み合わせる形になってます。
が、説明書がいいかげんだし、所々、やたらトリッキーな組み合わせになってるので、合わせ方を読み取るのが結構大変です、ほとんどコレはパズルですw
順番に貼っていって、途中で「あ、こことここが合わさるのか」なんて気づいたりしましたので、合わせ目に隙間あいたりしちゃいました。
それと、同じ番号で、違うパターンのデカールが複数あったりまでします、ぞんざいです誤植です(笑)
結局、いくら見回しても、その番号ダブりで余ったデカールがどこに付くのか、分かりませんでしたよw

あと、デカールの精度は、結構きっちりと船体に合うように設計されてますが(一部全然あわないとこもあります)、筒状の形状などに巻き付けるような部分だけは、なるべくカットして分割した方がいいと、途中で気づきました。
なぜかというと、パーツのズレ等がひどいんで、結構製作過程でガシガシと削ることになるんですよ、そうすると、筒の太さなんかが元とずいぶん変わっちゃってるわけです。
超ミニサイズのキットですから、わずかなサイズのズレで、デカールが全然合わなくなるんですね。

A型は結構、ぴしっと合いましたが、B型は割と合いません、ワープナセルなんか、デカールのほうが長くてはみ出しました(笑)

ま、そんなこんなで、必死でデカール貼っていきました。
DSCF2499
▲こんな感じで、円盤部にも無駄な凸モールドがびっしり。昔の飛行機のプラモみたいだ。これを全部削ると大変。、このA型はまだ小さいからマシだけど、一旦「削る」というスタイルを決めてしまうと、以後のB型~D型まで統一しないと統一感が取れないし、型が先に行くほど円盤部が馬鹿でっかく削るだけで一苦労となるから、あえて残す方針で。

DSCF2500
▲デカールを貼り付けるとこうなる。円盤部が全面デカールで覆われてしまう。なのに水色の部分はなぜか塗装w なんでこういうところだけ残す?? キットの方向性が実に謎。こんな感じで全体をデカールで覆っていくのだ、気が遠くなる。

なんせ全面デカールですから、最後の方は、どうしたってデカールにびっしり覆われてる船体を手で持たざるを得ないわけで、知らない間にデカールが欠けてたりしました。
こういう
全面フルコート模型は生まれて初めて作った
ので、やりながら、だんだんコツが分かってきましたが、その過程で何カ所かやっぱり失敗しました。
慣れない
デカール全面コート
なので、ちょくちょく欠けたり破れたりしてますね。

おおむね、デカールの質は良好だったのですが、なぜか一部分だけ、
何もしてないのに貼ろうとするだけでモロモロと破れてくるもの
がありまして、デカールが全く使い物にならず、完全に欠けてしまったところもあります、塗装でレタッチできるとこはしてあります。
キット自体の生産はもう初期なら6年とか前なので、劣化も疑えますが、劣化してるにしては、一部だけってのも妙な話ですね。
それと、ほとんど全面がデカールで覆われてて、やたら複雑な部分までデカールなのに、なぜかごく一部だけシンプルな部分が塗装しないとダメになってるのが、また実に妙な感じのチョイスです。

まあ、これまでのAMTのキット経験からすると
AMTの考えることを理解しようと思うほうが無理なのかもしれません(笑)


ぶっちゃけ、なにぶんにもキット自体のデキが悪いもんですから、あんまり固執できず
最後のほうは、だんだん面倒臭くなって、テキトーに仕上げちゃいました
テヘ(^^;ゞ

まあ
遠目にパッと見は分からない程度の破損具合w
かと思うので、猛烈に悲惨にはならずに済んでるんじゃないかと思うんですけど、どうかなぁ?

 
まず、最初に全体にデカールを貼って、だいたい完成してから、マークソフターなどで馴染ませてやります。
凸モールドなど、複雑な場所も一枚の大判デカールで覆ってしまうので、どうしても気泡が入ったりしますから、アートナイフの先などで突いて気泡を抜いたりしつつ、馴染ませます。
最後につや消しスプレーでツヤを整えて完成です。
DSCF2492

DSCF2504

▲デカールを貼る前(上)と後(下)の比較。見事なぐらい、全面デカールに覆われているのが分かる。


エンタープライズはA型以降は厳密にはつや消しではなく、パネルによって半ツヤだったり、塗装ごとにツヤが違う感じですが、このミニミニスケールでは、テカテカしていると巨大感がなくなりますので、つや消しにしたほうがいいと思います。
本当なら、映像中での発光部のみ、ツヤありにしたほうがいいと思うんですけど、そこまでやる気力もないので、適当です、なんせ作ってはいないけど、大きいキットも前部持ってるので
どうせ凝るなら、そっちで
と思ってますんで。しかし、いつ作るのかねぇw

DSCF2617
▲なにぶん、模型が小さいのでアラが目立つけどご勘弁を。初代エンタープライズ号、NCC-1701。コンスティテューション級宇宙船。今では当たり前になってるこういったデザインも、当時は実に画期的だった。当時は「飛びそう(重力と空気中を)」なデザインが主流である中、あえて絶対に空気中では飛ばない形状にすることで、「宇宙船」の説得力を持たせた素晴らしいデザイン。子供の目に、今にも折れそうな細いステーでつながれた円盤部やエンジンは本当に衝撃だった。

DSCF2626
▲このアングルも案外格好いい。というかどの角度から見ても美しいという、実に優秀なデザインである。デザインはマット・ジェフリーズ。ちなみに円盤部には左右にポッチがついてるのは、航空識別灯と同じもの。宇宙空間で識別灯が要るのかは疑問だが(笑)当時のリアル表現の一環。

DSCF2621
▲当時「ああ、無重力空間で作られた船には、地上の重力に耐えるデザインは必要ないんだ」っていうことを、圧倒的なビジュアル力感で突きつけてくれたのが、このエンタープライズと2001年宇宙の旅のディスカバリー号である。この「推進部をなるべく居住空間から離す」というのは当時のSFデザイントレンド。核融合などを使っているので事故が起きたとき汚染しにくいように、という発想が元にある。リメイク版の映画で、地上でエンタープライズが建造されているシーンは「???」だった。あれを地上で作ったら、重力であちこちポキポキ折れるだろうに???

DSCF2622
▲エンジン後部の玉、パイロット版ではこの部分にノズルのような小さな穴がたくさんあいている。3フィートモデルではピンポン球をカットして取り付けた、という話があるが真偽は不明。噴射口に見えるのを嫌ったロッテンベリーの一言で玉が付いたのは有名な話(パイロット版のフィルムも流用されているので、時々穴のあるタイプが出てくる)。2001年のディスカバリーにも最初は集光板があり、翼に見えるのを嫌ったキューブリックが取り去った逸話がある。どちらもクリエイターが空気中の航空機とは意図的に差別化しようとしていたのがよく分かるエピソードだ。

 DSCF2628
▲初代だったはずが、後から「スタートレック エンタープライズ」が作られて試作船NX-01エンタープライズが登場したので、初代宇宙船エンタープライズではなくなった。というかまあ、それを言ったら全米投票でスペースシャトル初号機にエンタープライズの名前がつけられたので、あれが初代宇宙船ということになるが(笑) 実は初代は、常に画面上では右向きで、左向きは存在しない。裏に撮影用の支持棒がついていたためである。

S0012632
▲劇場版に登場した改装型NCC-1701。最初に劇場でこれの登場シーンを見たときは、みんなが感激の涙を流した。多くのファンの尽力で、ついに劇場に登場した、ということで、ファンサービスとして、とにかくナメるように執拗にエンタープライズを撮影しているのが実にファンの心を分かっていると感動したものである。スタートレックを知らない友人が「長すぎてダルい」と言ってたのが思い出される、そのぐらい「ファンのための長尺場面」だったのだ。撮影はダグラス・トランブル。ライトで各部が照らされるというアイディアも秀逸だった。

S0032637
 ▲見事なブラッシュアップで、現在でも通用する秀逸なデザインといえる。デザイナーは
リチャード・テイラーだが、幻のテレビ企画「STARTREK PHASE II」用にジェフリーズがデザインしたものに手を入れただけで、基本形はジェフリーズのデザインのまま。ここからパネルを執拗に塗り分けるという「アズテック・パターン」の歴史が始まった。

S0042640
▲基本初代と同じフォルムなんだが、ワープエンジンが若干太短いぶん、こういうアングルはいまひとつな感じになったと思う。そうそう、
全部できたらパネルに並べるつもりなので、船体には直接棒を固定してある。元々、特撮監督はロバート・エイブルだったが、遅延を危惧したパラマウントが首を切ってトランブルを起用。その時点ではミニチュアの表面はつるつるだった。トランブルは「こんなちいこいモデルで劇場用の撮影ができるかよ~! ディスカバリー号なんか何倍もあったぞー」とか文句をぶつくさ言いつつ(モデルの全長は90センチ程度。普通なら数メートルクラスを作る)、「こんなつるつるじゃ巨大感が出ねえだろ~!」とパネルの塗装と電飾を命じたという。

S0072649
▲この見上げるアングルはA型の面目躍如。巨大感を出すためのデザインといえるだろう。

S0122666
▲B型は基本エクセルシオと同じなので、あまり斜め前からのエンタープラズアングルは似合わないと思う。コイツは見下ろしたほうが格好いい。

S0142670
S0162678
▲こんな感じで全面デカールで覆われる。面倒くさい。ああ面倒くさいw  濃いグレーの部分だけ塗装。胴体側面の張り出し部分は、B型固有の追加部分である。ミニチュアはILMのエクセルシオのものを改造して使っている。ミニチュアが映画で2機あったというのは誤解で、途中で大幅改造されたせいで違って見えるだけ。「ボイジャー」のスペシャルエピソードの再、新しいミニチュアが作られている。

S0082652
▲エクセルシオ級は船体が前後に長いため、斜め後ろから見ると格好いい。でも「エンタープライズ号至上主義」の頑ななファンには、「エンタープライズよりすごい船」というのが、初登場時はいまいち感情的に受け入れられなかった人も多い(笑)

S0102658
▲NCC-1701B。エクセルシオ級。第一、第二船体を繋ぐ薄い部分がなくなり、がっちりくっついてるのが特徴。ちなみにD型で円盤が分離するが、元々初代にそのアイディアがあり、そのためにああいう形状になっていたのである。 

このページのトップヘ